テーブルゲームフェスティバル2010F 2010.11.28

TGFprogram.jpg数年前から毎年この時期に東京で行われているテーブルゲームフェスティバルというイベントに行ってきました。同人ゲームをその場で遊んでもらおうというコンセプトのようですが、規模も大きくなって今年は初めて会場を2フロア使って開催したそうです。2010FのFはファイナルという意味で、このイベントは今年限り。自分は今年初参加なので、最初で最後のTGFです。来年からはゲームマーケットと統合されて年に1度だったゲームマーケットが2度になるとのことです。今回は韓国のヴィジョナリーブースを手伝わせて頂きました。ゲームマーケットよりは人が少なかったのですが、その分余裕を持って色々と見て回ることができました。



イチゴリラ Ichigorilla
MegaIchigorilla.jpg東京高円寺の「すごろくや」のオリジナルゲームが巨大なタイルで遊べます。イベント用に制作されたとのことですが、こういったものは大人が遊んでも楽しいものです。神経衰弱(メモリー)に手を加えて、2枚でとれるだけでなく、1枚から5枚とタイルの絵によってめくらなければならない枚数が異なります。記憶ゲームは子供と大人が同じように遊べる(というより、子供の方が強いことが多い)ので、これからも頑張って欲しいジャンルだと思います。巨大タイルを一度だけ遊ばせて頂きました。

このあとは5階の大型ブースを中心に知人友人を見つけてはいろいろと話に花が咲きました。岡山のボードウォークではゲームリンクで唯一持っていなかった3号が税抜き価格で売っていたので購入しました。



マングローブ Mangrove
MangroveTGF.jpg賽宴の方がデモプレイを行っていたので、再会したCU部の方と一緒に遊びました。スティッキーというゲームを改良した感じですが、3種類ある太さの棒などルールも良くできています。なによりも見た目が素晴らしく、これならばインテリアとしておいておいても遜色はない出来です。



薮の中 Yabunonaka
YabunonakaTGF.jpgCU部のウサギさんが購入したばかりというオインクゲームズからの同人ゲーム。場の3人の容疑者のうち誰が犯人なのかを当てるのですが、推理あり、ブラフあり、心理戦ありと非常に良くできていて驚きました。人タイルは全部で8枚(ブランク(白)と2-8)あり、それが裏向きにシャッフルされます。場に容疑者3枚と被害者1枚を置き、残りを各自1枚ずつ配ります。犯人は3枚のうち一番高い数値の人タイルですが、3枚の中に5があった場合に限り、一番低い数値の人タイルになります。何も書かれていない白いタイルはシロということで犯人にはなり得ません。手番には直前のプレイヤーが見ていない2枚を見ることができるというのが非常に良くできているルールです。他にも最初のプレイヤーは犯人と被害者を入れ替えることができたり、同じ推測をして間違えたら最後の人のみにペナルティが課されるなど細かいルールが良くできています。同人ゲームは買わない予定だったのですが、これは購入決定です。教えてくれたウサギさんには感謝です。



ポイズン Poison
PoisonTGF.jpgCU部のみずきさんがやったことがないというので持参したポーチ型のポイズンを2ディールほど遊びました。6人で遊んだのは初めてかも知れません。6人だとやはり流れに乗るのが難しく運の要素も多くなりそうですが、その流れにうまく乗ったどきゅんさんのダントツ勝ちです。



ここでCU部の3人(みずきさん、ウサギさん、名人)とスギさん、どきゅんさんと6人で近くにご飯を食べにいきました。会場のビルの真向かいにある食堂です。色々と楽しくゲームのことやエッセンのことなど話すことができました。ゲームを通して友人が増えていくというのは素晴らしいことです。

そのあとは少しヴィジョナリーのブースを手伝い、6階の小型ブースを一通り見ました。オインクのブースから先ほどプレイしたばかりの薮の中を購入。おまけとしてストレイシーフの拡張カードをもらいました。折角なのでストレイシーフのルールを読ませてもらって、ストレイシーフも買うことにしました。このゲームはインターネット上ではかなり賛否両論があったゲームなのですが、RaelさんやMerryniceさんと一緒に遊びました。



ストレイシーフ Stray Thief
StrayThiefTGF.jpgまずは拡張を入れずに遊びました。各自2枚の泥棒と1枚の騎士、そして4枚の貴族カードを持ちます。時計回りに伏せて1枚ずつ全員で山札を作っていき、全員が7枚の手札を出し終わった時点でゲーム終了。山札を表にして1まいずつ出して得点処理をします。泥棒カードをだしていればそれまでのカードをもらえますが、泥棒の次が騎士の場合だけは騎士がカードをもらいます。こうして得たカードがもっとも多いプレイヤーの勝ちです。アイディアは悪くないのですが、出すときに「これは◯◯です」と言うのはまったく意味がないと思います。本当のことを言っても嘘を言ってもペナルティがないのですから。

次に、おまけとしてもらった拡張カードを入れて遊んでみました。これを入れると誰かが嘘を言ったと思ったときに審判カードを出せるのでゲーム性が変わるという話でしたが、なにぶん特殊能力は1度しか使えないので、実際にはほとんどゲーム性は変わりませんでした。自分は最低得点を目指して成功すれば勝つというカードで、偶然に0点に抑えて勝ちました。なんだかなあ。



RRR
そのあとはエッセンのヤポンブランドで売られていたRRRをRaelさんと2回ほど遊びました。残念ながら写真を撮るのを忘れてしまったのですが、コマを動かさないというのが斬新なアブストラクトです。初めてなのでルールは初版のRRのルールで遊びました。なかなか面白く深みのあるゲームだと思います。1勝1敗。



アイソポス Aisopos
AisoposTGF.jpg続けてエッセンのやポンブランドで売られていたアイソポスを遊びました。じゃんけんを多重化した力関係の軍人将棋ですが、取ったコマには点数があるのでいろいろと戦略がありそうです。3人ゲームでしたが、点数の高いライオンをうまく捕ることができてトップ。コンポーネントは手作りだそうで、美しい仕上がりです。

ほどなく夕方5時になり、TGFは終了です。タナカマさんやRaelさんに誘われて一緒に打ち上げにいきました。20人くらいだったと思います。居酒屋の中で、Raelさんが持参していたベルサイユというゲームを遊びました。ほかには再び薮の中やストレイシーフが遊ばれていました。



ベルサイユ Versailles
VersaillesTGF.jpg完全情報のカードゲームで9種類のシンボルのうち3種類が色々な組み合わせで描かれています。合計で39枚あるので13ずつ描かれているのだと思います。そのうち3枚をランダムに除去し、残りの公開された36枚から1枚ずつ取っていくだけです。全部取り終わったときに9種類のそれぞれのシンボルで単独で最多を獲得していればその枚数だけ得点になります。かなり難しいゲームで、有利と言われている1番手だったのですが惨敗でした。人を選ぶと思いますが悪くないのでまた遊んでみたいです。



TGFpurchase.jpgこのあとRaelさん、ストーンRさん、Merryniceさんなどにお茶に誘われましたが、体調を少し崩していたのと終電も近くなっていたのでここで帰ることにしました。最後の写真はTGFで購入したゲームです。

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