自宅ゲーム会 2004.09.24

引っ越してゲームテーブルを購入したのを記念にゲーム会をしました。メンバーはTGCでのゲーム仲間であるポール、マイクB、アレックス、ソナムと僕の5人。

ハンザ Hansa :ポール、マイクが先に到着しとりあえず3人でスタート。普段ならここで王と枢機卿なのですが、ポールが未プレイだというので同じシャハトのハンザをエントリーしました。3人で割と短時間で終わるゲームって結構重宝します。

ハンザはパズル色の強いゲームです。一般的にはこういうゲームはダウンタイム(手番までの待ち時間)が長くなってしまいがちなのですが、ハンザの3人プレイだとある程度は他人の手番中にも先を考えられるので、みんなが努めて考えるようにすればダウンタイムはあまりありません。そういう意味でもとても良いゲームだと思います。ゲーム自体はアクションコインの使いどころ、貯めどころが大切。待つときは待って使うときに一気に使うのが良いようです。1回終わってもまだ時間があったので2回続けてプレイ。2回とも僕が勝ちました。
(以前のレポートはここ 他多数)

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貴族の努め Adel Verpflichtet :ハンザ2ゲーム目の途中にアレックスとソナムが到着。5人になったところでアレックスのリクエストに答えてほぼ5人専用ゲームと言っても差し支えないであろう貴族の努めをプレイ。ゲームは順調に進んでいたのですが、中盤に差し掛かる前にでマイクが今朝食べたものに当たったらしく、気分がかなり悪いようなので中断。マイクはその後暫くソファで休憩。僕もゲーム中にかなり気分が悪くなった経験が何度かあるのですがあれはつらいです。楽しいはずなのにつらいのは何故?っていう感じです。逆に気分が悪くても、ゲームをやっていて忘れてしまうことも多いのですが。

チャイナタウン Chinatown :一旦4人となりチャイナタウンです。TGCは交渉ゲーム好きが多いのでチャイナタウン、ジェノバの商人、ライフボート、クオバディス、金かねカネ、法廷などはよくプレイされてます。今回は5や6の大規模商店のタイルが揃えられず、土地もなかなか欲しい場所が手に入らずと苦しい展開に。バリアントルールの1つとして、通りに面してないと建てられないとしているので内側の死んだ土地を持っていると不運です。終始、交渉相手となったアレックスが、とんでもない条件を吹っかけてくるので困りました。ソナム僅差で勝利。
(アレアキャンペーン2はここ 初回のレポートはここ

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貴族の勤め Adel Verpflichtet :マイクが復活し、再び5人で貴族の勤め。今までの経験では、ゲーム終盤になると誰も小切手を持っていなくなってオークションハウスに行かなくなるので、それを逆手に取って最初は小切手を盗むことを重点にプレイしました。貯めた小切手で終盤に楽にオークションハウスで骨董品を買いまくる作戦です。でもこれは効率が悪いですね。やっぱり城で泥棒した方がいっきに何枚もとれますから。最近このゲームはプレイするたびに面白くなっている気がします。さすがSDJを取っただけあるのかもしれません。見直しているゲームの一つです。またしてもソナム勝利。
(アレアキャンペーン5はここ

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オリンピア2000 Olympia 2000 :ここで一息、軽いバッティングゲームであるオリンピアをプレイ。以前は3人でしたが、今回は4人。でもプレイ感はあまり変わりません。シンプルなバッティングゲームながらなかなか味があります。ソナム、またしても勝利。
(前回のレポートはここ
マイクはまだ気分が完全には優れないのでここで帰宅。残った4人で場所を変えてアクワイアとプエルトリコをプレイしました。

アクワイア Acquire :何度もプレイしていながらここでレポートするのは初めてですね。作者のシド・サクソンは数年前に亡くなりましたが、アクワイアは何年後もずっとプレイされるゲームだと思います。初版は文具メーカーの3Mから1962年。その後1968年にアバロンヒル版が出ています。(この2つはほぼ同じ外観だと思います)その後何度も再版されており、新アバロンヒルからの最新版(といっても既に絶版ですが)ではサクソンの名が会社(ホテル)の名前に使われています。

テーマはホテルの吸収合併。(最新版ではホテルが会社に変わったようですが) 9x12マスのボードに毎手番タイルを置いていきます。タイルが2つ並ぶとホテル設立。ホテル同士がくっつくと、大きいほうが小さいほうを吸収合併します。そのとき潰れたホテルの最大株主と2番手の株主には保証金として莫大なボーナスが入ります。株は毎手番3株までしか買えず、上位2位をめざし、常に誰がどのホテルを何枚持っているかを意識してプレイすることになります。また株はそのホテルが潰れるまでは現金化することが出来ないので資金ショートに陥りやすいのも特徴です。

面白いのは、潰れたホテルの株は現金化する以外に、2対1の比で吸収したホテルの株と交換したり、そのまま持っていて別の場所に同名のホテルが再建されることを期待することもできます。これによって、一気に最大株主になることが出来、ダイナミックな展開になります。

非常にアブストラクトなデザインですが、それだけ恒久的であると思います。ただ直感的ではない部分も多く、株は買えても売れないこと、そして合併のときには潰れた方にだけボーナスが入り株を現金に出来ることなどのポイントは抑えていないとゲームを楽しむことは出来ません。

ルールの文面上、株は公開でプレイするプレイヤーと非公開でプレイするプレイヤーが居るようです。僕は誰が何枚、どのホテルの株を持っているか等の記憶力を試されるのは嫌なので公開でプレイしていますが、ウォルドーフのプレイヤーは非公開派が多数です。

今回のアクワイアですが、自分にとっては最悪の展開でした。キータイルは全くひけないし、お金はほぼ完全に尽きてしまうしで何もできない状態がほぼ終盤まで続く状態。自分が持ち株3位に転落する直後に合併されるという情けない展開が何度か続き、最大チェーンの最大株主にさえなれず。安全に安全に株を買っていってもこういう常態になってしまうこともあるのですね。3位だったのが救い。

ソナム、またしても勝利。

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3M版のアクワイア


プエルトリコ Puerto Rico :本日の締めです。タイルの巡り合わせでコーヒーもたばこも手に入らず、安いもの3種(トウモロコシ、インディゴ、砂糖)を育て終始お金不足に。その後工場と港という黄金コンビを手に入れるも何故か資金不足で苦戦しました。結果は僕とソナムが同点。タイブレークで僕が勝ちました。
(アレアキャンペーン7はここ

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終了時の自分のプエルトリコ島


今回はアレア大箱を3つもプレイしてしまいました。アレアキャンペーンを通して皆なじみがあるので盛んにエントリーされる気がします。今日は殆どソナムが勝った日でしたね。

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