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先週に引き続きＴＧＣに参加してきました。

オリンピア２０００ Olympia 2000 ：結構前に手に入れたドーラのゲームです。プレイヤーは古代オリンピックの選手をうまく起用し、５種目ある競技に勝って勝利点を稼いでいきます。各選手カードには種目ごとの順位が既に決まっています。ゴップやはげたかの餌食のように全員同時にカードを出して勝負しますが、同順位はないのでバッティングの要素はありません。

同じ種目が繰り返されるほどその種目の勝利点は高くなっていきます。よって有能な選手を将来まで温存しておくか、使ってしまうかのジレンマがあります。面白いことに、次の競技種目は、前回の競技で最下位だったプレイヤーが決定します。よって時には最下位を目指してその後の競技種目をコントロールしていくことも大切です。いくらナンバーワンの選手でも競技が行われなければ得点は稼げません。

カードの補充もちょっと変わっていて、ディーラーがカードを一枚ずつめくり、任意のプレイヤーに配分できます。当然誰が何を持っていると言うことを覚えてゲームを有利に進めるようにします。小粒ながら色々と気の利いた要素があって、ルールを読んで想像したよりも面白いゲームでした。

バンパイア Vampir　：大分前ウォルドーフでプレイしたきりでしたが、気になっていたので再びプレイ。ラミーの変形（セットコレクション）ですが、ロストシティーのようにスート別捨て札のメカニクスが面白いです。今回は合間にプレイしたので１ゲームのみ。感覚があまり分からず終わってしまいましたが、何度かトランプのように続けてやると面白さが見えてくるゲームだと思います。再プレイ希望。（前回のレポートはここ）



はちみつくまさん Honeybears ：結構久し振り。とても８歳以上とは思えないジレンマの効いたゲームです。名前からして子供だましのゲームだと思ったのか、はなからプレイを避けた人も何人かいましたが、実際にプレイすると勝ち方の分からない難しいゲームです。カードをプレイし、カードと同色の熊を進めていき、ある熊がゴールするとラウンド終了。その時の手札がそのまま点数になります。点数は該当する色の熊がゴールに近いほど高いのですが、進めるためにはその手札をプレイしなければなりません。典型的なジレンマです。またゲーム終了させたプレイヤーへのボーナスなどバランスも取れており、ちょっとした集団思考の醍醐味が味わえます。



モダンアート Modern Art ：今日はもと同居人のベンが友人を連れてきました。最初は違う卓だったのでなかなか一緒にプレイできず、ようやくモダンアートに。ただ２ラウンド目の途中辺りで彼らの都合で時間切れ。プレイ風景を撮ったので写真を載せます。



メイフェアの英語新版は箱が小さく持ち運びやすいと言う利点がありますが、ボックスアートは素っ気無くコンポーネントの質はＨＩＧのドイツ語版に比べるとかなり落ちます。チップは安いポーカーチップ（おもちゃのルーレットについてくるようなチップ）に金額が印刷されていて、１、５、２０、５０、１００の５種類で１０がなく、結構不便です。

ついたては小さめで実際にある美術館の写真にその国の国旗がグラデーションで重ねてあり洒落ています。都市は、ニューヨーク、ベルリン、パリ、東京、そしてビルバオです。東京が入ったのはなんとなく嬉しい。でもビルバオってどこだ？旗は緑と赤のユニオンジャックみたいな感じだけど、と思って調べてみるとスペインのバスク州にある都市の名前でした。旗もスペインの旗ではなく、バスク州の旗。どうして１つだけ極端にマイナーな町、それも国旗でなく州旗なのか謎ですね。ドイツ語版といえばモスクワ（なぜか２枚入っている）、新メイフェア版といえばビルバオを選んでしまうのは僕だけでしょうか？



フレッシュフィッシュ Frisch Fisch ：割と短時間で終わることもあって、結構定番となっているフレッシュフィッシュです。今回は５人。序盤は殆どせりに参加せず、建てる場所がどんどんなくなってきてあせったのですが、運良く安全な場所を確保し勝利。お金を殆ど使わない展開になりやすいので、そのあたりを考慮したバリアントを考えようかなあと思ってます。







インダストリア Industria ：ＴＧＣは１２時で終了なので場所を移しアレックスの家でプレイ。途中ルール確認や夜食もはさみながらで朝の４時までプレイしました。さすがに疲れましたが良いゲームですね。４人出ないと面白みにかけると思うのでプレイ機会が少ないのが残念です。
（前回のレポートはここ）