ゲームカフェぶんぶん 2017.06.29

シンガポール Singapur
(プレイ時間 各20分)
Singapur20170629.JPGシンガポールで遊んだ「シンガポール」でこのゲームの良さを見直したので、未プレイだというキノさんと遊びました。縦4列をそれぞれの側から見てより多くの建物が見えているプレイヤーが勝ちです。2ゲーム遊んだあと、4方向での4人バリアントや斜めの線のバリアントも良いのでは、などいろいろとバリアント案がでて、せっかくなのでボードをダイアモンド状に置き、4方向で縦と横を2方向を受け持つというバリアントを試してみました。これがなかなか悩ましく、考えさせられます。ギークにバリアントとして投稿しようかと思います。

結果
1戦目:自分 9、キノ* 7
2戦目:自分* 7、キノ 5
3戦目(2方向バリアント):自分 19、キノ* 17



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 45&30分)
単一種族デッキ総当たり戦の第63&64戦はテラ対ヴァルカです。大地の王者テラと炎の王者ヴァルかという対極をなす2種族の対決で、どちらも数値が非常に高いです。テラのエースは Terrah01「地を震わすテクトン」で攻撃力0-7。対するヴァルカのエースは Valca01「眩いフレームブレス」で攻撃力7-0。それに続くカードも02から07までは数値は炎と大地が逆になっただけで、完全に対称的です。さらに、Mutant107「ラス・ムス・パン」の0−4とMutant106「ジグ・ニュル・ドン」の4−0、 Terrah18「大地爆破」の2−3とValca18「火炎爆破」の3−2、Terrah20「地震掘削」の1−3とValca23「稲妻の光」の3−1は、それぞれが完全に対称的なミュータント、ブースター、サポートです。他にもTerrah17「サイレント・ソル」とValca19「極炎の鎧」はシールドが片方についた0−0で、違いはキャラクターかブースターかだけなど、ほぼ対称的なカードも多く見られます。

第63戦は、自分はテラ、そしてキノさんがヴァルカです。テラは、Terrah21-24 の4枚の嵐と Terrah29「地震誘発」のキーカードを筆頭に、相手のプレイできるカードを制限したり、プレイしたカードや手札を捨てさせる特殊能力テキストが多いのが特長です。特殊能力テキストのあるキャラクターが3枚しかないヴァルカに対しては Terrah16「コロノ・コス - あなたは特殊能力のないカードをプレイできない」が特に強いです。

BlueMoon20170629-1.JPG1ディール目はヴァルカが大地で勝ったり、炎14の攻撃で勝ったりと、こちらのテラは押され気味です。特に、 Valca24「揺らめく炎 - あなたはリーダーシップカードをプレイできない」によって、完全にこちらの最大のキーカードである Terrah29「地震誘発 - 今、私はあなたの戦闘エリアにあるカードをすべて捨てることができる」を封じられてしまい、さらに Valca27「恐怖の亡霊 - もしあなたが撤退したら、私はドラゴンを1匹追加で引き寄せる」を6枚の場に出されて、一気に3匹も引き寄せられてしまいました。結果的には、相手が3点勝利。

BlueMoon20170629-2.JPG2ディール目では、Terrah16「コロノ・コス - あなたは、特殊能力テキストのないカードをプレイできない」とTerrah25「泥濘地帯 - あなたは、書かれた攻撃値が5以上のキャラクターカードをプレイできない」という無駄な組み合わせ(特殊能力テキストのあるキャラクターはすべて攻撃値2以下)で相手を苦しめることに成功したりと、多少こちらのペースになります。お互いに Terrah30「ドラゴン感銘」とValca29「ドラゴン魅了」を出し合ったりといった、ちょっと面白いシーンもありました。このディールはテラが制して3対3の同点です。

BlueMoon20170629-3.JPG3ディール目の終盤。炎で攻撃された時の準備として、攻撃値4のTerrah08「ヘリトス」、炎0にシールドがあるキャラクター Terrah17「サイレント・ソル」、そして炎5以上で攻撃された時の Mutant107「ラス・ムス・パン」を手札に用意していたのですが、戦いの要素は大地になってしまい、 なんと、Valca04「力強いラヴァー」の大地4の攻撃を受けられずにドラゴン2匹を引き寄せられてサドンデス負け。これで3対7で敗北です。

第64戦は交代してこちらがヴァルカ、キノさんがテラです。ヴァルカはキャラクターの攻撃値を倍にするValca21-22「火山/巨人の籠手」や、相手のリーダーシップを封じる Valca24「揺らめく炎」が鍵です。また少しですがテラよりも全体の攻撃値が高いです。

BlueMoon20170629-4.JPG1ディール目は嵐がなかなか決まらず、こちらは相手の地震をValca24「揺らめく炎」で防ぎつつ Valca04「力強いラヴァー」とValca22「巨人の籠手 - 私のキャラクターカード1枚の大地の攻撃値が2倍になる」の組み合わせで大地9を出すものの、最後にはTerrah30「ドラゴン感銘」であっさりサドンデス負け。

BlueMoon20170629-5.JPG2ディール目は、途中、嵐が決まって相手にドラゴンを1匹引き寄せられても、こちらはValca26「炎の壁 - あなたは山札からカードを引くことができない」で相手の手札を絞っていたことと、大地の攻撃値が結構高かったので、そのまま続けるという博打に出ます。相手の切り札である Terrah01「山を揺さぶるメガリット」を含んだ攻撃値8に対して、次の手番で Valca22「巨人の籠手」をつかって攻撃値8で返し、場を6枚にしてドラゴン2匹を奪い返そうという作戦ですが、これが失敗して、結局ドラゴン2匹を引き寄せられて敗北。これで0対7のストレート負けです。

結果
第63戦:キノ(ヴァルカ) 7(3+0+4x)、自分(テラ) 3(0+3+0)
第64戦:キノ(テラ) 7(4x+3)、自分(ヴァルカ) 0(0+0)



カルカソンヌ ディ ブルグ Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 30分)
DieBurg20170629.JPG持参したディブルグを久し振りに遊びました。序盤からキノさんが巨大な赤屋根をつくり、何度か乗っ取ろうと(そして相殺しようと)画策したのですが失敗し、11という屋根を確定させてしまいます。最大屋根によるボーナスはあきらめて、うまくタイミングを合わせて多くのボーナスタイルを獲得し、未完成でも得点できるタイルを3種類も得たので、安心して攻めの手が打てるようになりました。これが結局は良い方向へと導くことになり、勝利です。

結果:自分 119、キノ* 92



センチュリー スパイスロード Century: Spice Road
(説明 10分 プレイ時間 25分)
Century20170629.JPG最近、日本語版が出たゲームです。「宝石の煌き」に似ているというシステムでちょっと期待していました。「宝石の煌き」はプレイヤーインターアクションが低いのが今ひとつだと思っていたのですが、それが改善されていれば魅力的なゲームになると思ったのです。ところが、じっさいは「宝石の煌き」よりもさらにインターアクションが低く、最初に3−4枚を確保して、リソース獲得&変換マシーンを自分で作ってしまえば、あとは毎手番決まったことの繰り返しです。これでは、ただの作業です。リソース獲得と変換となるカードが使える回数を決めるとか、使ったら隣のプレイヤーに回すとか、なにかしらしないとまったく作業だけです。これは期待はずれ。

結果:自分* 75、キノ 50



マサイ Massai
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
Massai20170629.JPG連結系のアブストラクトにプロットトブラフの要素を入れたゲームです。前回の2人ゲーム会で面白かったので、またキノさんに持ってきてもらいました。相手の少ないコマに自分の多くのコマが接していれば攻撃力が高くなります。そのあたりのルールがよくできていて、シンプルながらも良いゲームです。アブストラクトとブラフという面では「ハンニバル対ローマ(古代ローマの新しいゲームより)」にちょっと似ているかも。

結果
1戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
2戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、キノ* 敗北



カテゴ Catego (ウルティメイト ダイスゲーム コンペンディウム The Ultimate Dice Game Compendium より)
(プレイ時間 5分)
Catego20170629.JPG「ウルティメイトダイスゲームコンペディウム」という「ダイスゲーム百科」を基にしたクニツィアのダイスゲーム集からいくつか遊びました。「ダイスゲーム百科」同様に、クニツィアがデザインしたもの以外にも、様々なゲームが収録されています。通常のダイスの他にポーカーダイスも入っており、ダイスポーカーがより本格的にできます。さらにダイスカップ、チップ、メモ帳も入っています。

まずは、以前遊んだことがある手軽な「カテゴ」を遊びました。手番毎に振る2個のダイスの目の合計を2-12のカテゴリーに割り当てるゲームです。それぞれのカテゴリーでより高い合計値のプレイヤーがカテゴリーの得点を獲得します。シンプルですが、どのくらいの合計値をどこに割り当てれば良いのかは、なかなか悩みます。遊びながら、確かペア戦が面白かった記憶が蘇ってきました。また近いうちにペア戦を遊んでみます。

結果:自分 29、キノ 23



クラッグ Crag (ウルティメイト ダイスゲーム コンペンディウム The Ultimate Dice Game Compendium より)
(プレイ時間 15分)
Crag20170629.JPG最後はクラッグというカテゴリーゲームを遊びました。50点という最大得点源のクラッグはペアを含んだ合計13の目になる組み合わせで、他のいくつかの役(例えばスリーオブアカインド)などよりも実はでやすいというのがミソです。出やすいからといって放っておくと大量得点を逃がすことになります。4種類あるストレートが難しく、初めからストレートやスリーオブアカインド狙いで攻めたほうが良いでしょう。キノさんが、最後まで埋めなかったクラッグを最後の1投で見事に出しました。

結果:キノ 151、自分 124

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