2人ゲーム会 2017.01.19

王と道化 King & Jester
(説明 5分 プレイ時間 各5−15分)
King&Jester20170119.JPGゴザイクから出版された「レーパーバーン」の日本語版です。テーマは随分と変わり、アニメ調の絵柄は好みが分かれると思います(自分はあまり好きではありません)。ボードは屏風状に6つ折りになっているので、いくら調節しても平らなテーブルの上では波状になってしまうのが難点です。コマも「レーパーバーン」のように木製ではなく、厚紙とプラスチック製のスタンドなのが残念です。ルールはほぼ「レーパーバーン」と同一ですが、細かいルールが3箇所だけ異なります。この違いだけで「初めて世に出る作品」とか「真版」とか「新たなテイストが加わった」とかいうのはどうかと思います(参考インタビュー記事)。

ルールの違い
1:カードが1枚少ない。(55枚ではない54枚。道化の3が1枚少ない。何故?)
2:手番にカードを捨てるという選択肢がない。レーパーバーンでは、カードをプレイする、ブロンド・ハン(司祭)の能力を使う、手札からカードを捨てる、の3択でしたが、王と道化では最後の選択肢がなく2択になっている。
3:タイで終わった時は、さらにリシャッフルして続ける。

これらで最大の違いは、2番目のカードを捨てるという手番の選択肢がなくなっていることです。不要なカードを処理して、ゲームの流れに緩急をつけることができず、かなり窮屈で運の要素が大きなゲームになってしまっています。これは改悪という気がしてなりません。どうして変更したのでしょうか。本当にクニツィアの意図であり真版なのでしょうか?

ルールの不備
1:カードのプレイの項では「カードのなかには、近衛兵コマを2個とも動かせるものがあります」と書かれており、また道化ルールの項では「道化ルールを適用する場合、対象となるコマは1種類だけです」と書かれています。本来なら、まとめて「手番で動かせるコマは1種類だけです」としておけば、分かりやすいのです。そして2枚の王のカードで宮廷を構成する3つのコマをまとめて動かすことを、きちんと例外として書くべきです(レーパーバーンはこの記述です)
2:「1手番にプレイするカードはすべて、同じコマに対応したものでなくてはいけません」という書き方がかなりわかりづらいです。これでは、複数種類のカードを1つのコマに対してプレイできるとも読み取れます。「カードには、王、近衛兵、司教、道化の4種類があり、1手番にプレイするカードはすべて同じ種類でなければなりません」というように書くべきです。

なにはともあれ、「王と道化」のルールでまずキノさんと3回遊びました。木製のコマではなく、厚紙にプラスチックスタンドなので遊びづらいかと思いましたが、それほどではなかったです。でも手札が捨てられないのはきついですね。1−2戦目はデッキをリシャッフルすることなく終了。3戦目はキノさんも慣れてきたのかリシャッフルをして後半戦に突入。最後は王冠を引き寄せられて負けました。

4戦目以降はあとでシミーズさんと遊んだ結果です。こちらはカードが揃わずにうまく処理できず、どうしようもない展開が多かった気がします。やっぱり手札が捨てられないのは改悪です。

結果
1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
4戦目:シミーズ 勝利、自分* 敗北
5戦目:シミーズ* 勝利、自分 敗北
6戦目:自分* 勝利、シミーズ 敗北



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 55&45分)
単一種族デッキ総当たり戦も第4シーズンに入りました。発売順に並べて4つ隣のデッキ同士での対決をすべて行います。第55&56戦はヴァルカ対キンドです。

BlueMoon20170119-1.JPG第55戦は自分がヴァルカ、キノさんがキンドを担当しました。ヴァルカはキンドよりも圧倒的に数値が高いのですが、カードを6枚にして勝つのはかなり難しいです。キンドに対して一番のキーカードは、Valca26「炎の壁 - あなたは山札からカードを引くことができない」でしょう。これは通常の補充だけではなく Khind29「友情の笛を吹け」の効果も無視します。また、キンドのギャングは、特殊能力テキストのあるクールとトップ、テキストのないファンとノーに大別できるので、Valca16 キャラクター「エンバー - あなたは特殊能力テキストのないキャラクターカードをプレイできない」とValca25 サポート「陽炎 - あなたは特殊能力テキストのあるキャラクター/ブースターカードはプレイできない」をうまく使って同じギャングを追加で出せないようにするのは結構有効です。

BlueMoon20170119-2.JPG1ディール目はキンドのカードがうまく揃わなかったらしく、結構良い勝負になりました。最後はヴァルカがドラゴン1匹獲得で2点勝ち。これはいけるかと思いましたが、2、3ディール目ではキンドのサポート「げらげらガス」による特殊能力無視が強くてまったく歯が立たずに敗北です。それでも意外と大切だと思ったのは Valca15「フレア」の追加で2枚補充という能力です。またキンドのクールで数値が無視されるので、攻撃値が倍になる Valca21-22 の籠手よりも Valca20「元素の魔力 - 私の攻撃値は合計6になる」の方が使えます。

BlueMoon20170119-3.JPG第56戦は、自分がキンド、キノさんがヴァルカです。どこまでギャングを揃えられるかが勝負を分けます。ヴァルカは特殊能力テキストが少ないとはいえ、重要な能力が多いので、それを無視する Khind27 サポート「げらげらガス - あなたの特殊能力テキストは、それがフリットのキャラクターにない限り、すべて無視される」が圧倒的に強力です。また、Khind26「大混乱 - あなたはサポートカードをプレイできない」はヴァルカの4枚のサポートを封じます。また Mutant101「デン・バル・トン」は攻撃値8−8なので、出すことさえできればかなり強いです。ヴァルカの炎で跳ね返されても、Khind31「跳ね返り」でもう一度アクティブにできることがあります。

1ディール目は「げらげらガス」をうまく使い、さらにギャングによる攻撃値18が2度も決まったこともあって勝利。ようやく頭がブルームーンに慣れてきました。2ディール目では逆転されて3−4になりましたが、3ディール目でぎりぎり勝ち切って2点勝利です。けっこう危なかったですね。

結果
第55戦:キノ(キンド) 8(0+4x+4x)、自分*(ヴァルカ) 2(2+0+0)
第56戦:自分(キンド) 5(3+0+2)、キノ*(ヴァルカ) 4(0+4+0)



メディチ Medici (グループSNE版)
(プレイ時間 30分)
Medici20170119.JPGグループSNE版のメディチは(グレイルゲームズ版もそうですが)2人用のルールが入っています。それならば、ということで遊んでみました。ルールは3人以上と基本的には同じですので、これまでの「メディチ」があれば遊べます。2人用のルールは以下の通りです。

1:ラウンドごとに獲得できるカード枚数は5枚ではなく7枚。
2:ラウンドで使用するカードは18枚(つまり18枚取り除く。3人の時と同じ)
3:カードの合計値の得点は1位20点、2位0点。各産物は1位10点、2位0点

2ラウンド終了までは、こちらが1点リードしていたのに、最終ラウンドで逆転負けを喫しました。悪くはないですが、2人ならばやはり「メディチ対ストロッツィ」の方が色々と工夫されていて良いのではないでしょうか。

結果:キノ* 147、自分 118



トーキョー ハイウェイ Tokyo Highway
(プレイ時間 各15−25分)
TokyoHighway20170119-1.JPG「トーキョーハイウェイ」は手先の器用さを求められるタイプ(デキシタリティー系と呼ばれるジャンル)の2人用ゲームで、自分の高速道路を作っていきます。目的は10台持っている自分のクルマを、相手より先にすべて置くことです。手番では支柱と棒を使って自分の高速道路を1区間だけ伸ばします。このとき、必ず支柱1段分を上下させなければならず、他の道路に触れるような置き方はできません。新しく伸ばした1区間が、すでにある相手プレイヤーの高速道路の1区間に対して初めて上を交差するか、初めて下をくぐるかであれば、自分のクルマが置けるのです。また地面に降りる出口を作ったら、クルマが置けます。これらの条件は重複するので、2台も3台もクルマがおけることがあります。

TokyoHighway20170119-2.JPG面白いのは黄色の支柱です。単独では使えず、必ず通常の支柱と一緒に使います(つまり必ず2段以上になります)。黄色の支柱にむかって伸ばすときに限り、何段でも上下できます。また黄色の支柱からは道路を1つだけ分岐させることができるのです。プレイヤーはそれぞれ黄色の支柱を3つしか持っていないので、よく考えて使うべきでしょう。

ゲーム的には「あとから初めて交差したら良い」という趣旨で、これだけでもなかなか良いと思うのですが、結構崩れやすくできているので指先の器用さもかなり求められます。ピンセットが付いていますが、これで支柱を運ぶのはかなり難易度が高いです。なお相手の道路を壊すと資材を1つ奪われます。

TokyoHighway20170119-3.JPGゲームマーケット2016秋で手にいれて以来、ようやく遊ぶことができました。相手と絡まないと得点にならないので、めちゃくちゃな高速道路ができます。ニューヨークのクイーンズボロブリッジがこんな感じだったような気がします。

キノさんと遊んだ1戦目は、ゲーム終了少し前に崩れてしまい、さすがに競技終了となりました。
2戦目はシミーズさんとです。なんと2段から8段への6段階上昇の急な坂道を作るシミーズさん。ただ道路をボロボロと壊しすぎて、資材切れになってしまい、こちらの勝利。

結果
1戦目:競技終了(ゴジラがやってきた)
2戦目:自分 勝利、シミーズ* 敗北
3戦目:自分* 勝利、シミーズ 敗北



ロストシティ Lost Cities + 6番目の探検 Expedition 6: The Lost Expedition
(プレイ時間 各15−20分)
LostCities20170119.JPG6スートの「ロストシティ」です。カードは6スート75枚になったのに手札は8枚のままなのですが、今回は思ったほどのきつさは感じませんでした。6スート中5スートを出して、勝利。2戦目では1スート8枚を達成して勝利しました。

結果
1戦目:自分 90、キノ* 27
2戦目:自分* 93、キノ 12



このあとは、シミーズさんと「王と道化」と「トーキョーハイウェイ」を遊びました(結果は前述の通り)。

SHARE