play:game

テリトリー Territories
（説明　１０分　プレイ時間　各１０−１５分）
クワリから出版されている怪しげなアブストラクトゲームです。２x２の正方形の小さなボードを１２枚並べて６x８のフィールドを作ります。ボードにはあらかじめそれぞれのコマを置く場所が描かれています。目的は自分のコマがあるエリアの合計面積を相手より多くすることです。手番には境界となる木の棒を１本置きます。初手版ではボードの端の自分のコマが隣りにない場所から内側にしか置けず、それ以降は直前に相手が置いた棒に繋げて伸ばさなければなりません（ここで意図的に分岐はできません）。棒の列がボードの端などに達すると、またボードの端からスタートというわけです。またゲームを通して誰のコマもないエリアができてしまうようなボードの置き方はできません。

思った以上に面白く、戦略もあるゲームです。とくにエリアを確定させてしまうと相手が好きな場所から始められるので、そのバランスが良いですね。全部で４８マスを争うのですが、合計のマス目の数を奇数にしが方が良かったのではと思います。次は最初の自分のコマを置く場所から決めていくという上級ルールで遊んでみたいです。

結果
１戦目：キノ　２６、自分*　２２
２戦目：自分　２７、キノ*　２１



コンプリカ Complica
（プレイ時間　各２−３分）
キノさん自作のクニツィアの古いアブストラクトゲームです。４目並べなのですが、コマがスライドしてくのが秀逸で、古典的な「コネクト４」の改良版と言って良いと思います。また相手がコマを入れた列に続けて自分が入れることはできません（ただし相手の同列の３連ができていたときは入れられる）。

２人ともルールを知っているので軽く４回遊びました。１勝３敗です。

結果
１戦目：キノ* 勝利、自分　敗北
２戦目：キノ 勝利、自分*　敗北
３戦目：キノ* 勝利、自分　敗北
４戦目：自分*　勝利、キノ　敗北



パラゴ Palago
（プレイ時間　各３−５分）
「ヤバラス」のプログラムや「アクロン」「マーゴ」をデザインしたブラウンのゲームです。エッセンで「トラックス」のドイツ版である「Xart」を売っていたブースで売っていたもので、この「パラゴ」のほかに多人数用の「パラゴニア」というゲームも遊べるようになっています。

タイルはすべて同じで、交互に２枚ずつ並べていきます。並べる２枚は隣接していなければならず、また１枚目は既に配置されたタイルに接していなければなりません。自分の色からなる形が完全に相手の色に囲われるようになれば勝利です。ただし２タイルからなる小さな円はこれに含めません。

ルールは簡単ですが、このタイルに慣れるのは大変です。でも非常に面白い魅力のあるゲームです。だんだんパターンが分かってきて１ゲーム１ゲームに時間が掛かるようになりました。あとで説明書の戦略を読むと６つの可能なオープニングがあるが、うち有効なのは１つだけで他の５つだと後手が勝つことが証明されるそうです。今回はすべて後手勝利だったので、次回はこれを踏まえて遊びたいと思います。

結果
１戦目：自分　勝利、キノ*　敗北
２戦目：キノ　勝利、自分*　敗北
３戦目：自分　勝利、キノ*　敗北
４戦目：キノ　勝利、自分*　敗北
５戦目：自分　勝利、キノ*　敗北
６戦目：キノ　勝利、自分*　敗北



ブルームーン Blue Moon
（プレイ時間　４０分）
単一種族総当たり戦の第１４戦目、キンド対フリットです。キンドは前回書いたように攻め手に欠けるものの、遊んでみるとなんとかなるような気もします。フリットは場を６枚にするのは大変なので、ドラゴンを１匹とらせてこちらは２匹とるというように進めていくのが基本でしょう。今回は珍しくクールな四人組が決まりました（写真）。これによって相手のすべてのカードのすべての数値が無視されます。それでも最終結果は８対４での敗北、特に最終ディールはコールド負けでした。

結果：キノ（フリット）　８（４＋０＋４x）、自分（キンド）　４（０＋４＋０）



砂漠を越えて Durch die Wüste　（ファンタジーフライト版）
（説明　５分　プレイ時間　２５分）
最後は２人で「砂漠を越えて」です。このゲームは珍しくちゃんと機能している多人数アブストラクト（完全公開情報）なのですが、２人でももちろん問題なく遊べるし面白いです。最初の５色のキャラバンのスタート地点のバランスが悪く、結果としてキノさんに大きなエリアを取られてしまうことになりました。

結果：キノ　１２６、自分*　９３