ミスボド 2013.10.12

ミスボドの第19回目の例会に午後3時頃から参加しました。



ピックポケット Pickpocket
(説明 20分 プレイ時間 25分)
Pickpocket20131012.JPG「ピックポケット」は「ダブルオアナッシング」のフランス版で、テーマは泥棒となり、またルールが改変されています。

1:カード構成の違い(ボーナスカードは2から、など)
2:ダブルオアナッシングのときに手札から2枚出せる
3:スタートプレイヤーはつねにハイスコアのプレイヤーから(同点の場合は先着のプレイヤーから)
4:最後に残った手札が得点になる

面白いのは4の「残った手札が得点になる」というところで、これは2のダブルオアナッシングで2枚使用可能なこととの相乗効果で完全にプレイヤーのスコアが分からないようになっています。手札は、シンボル1、2、3、4のものがそれぞれ4、3、2、1点というようになっています。

ギークにも英訳があがっておらずにずっとプレイできずにいたものですが、usalapbitさんにその場で解読して頂きました。今回は基本ルールということで、次回は特殊カードを入れたルールで遊ぶ予定です。

結果:cres 63、usalapbit 54、自分 52、河原 49、ゴマ卵 20



DTC DTC
(プレイ時間 15分)
DTC20131012.JPG河原さんのリクエストで手軽なブラフゲームのDTCを遊びました。手札のあるファブフィブといった感じすが、ファブフィブよりも戦略性が高いと思います。今回は左隣りの河原さんに何度もチャレンジされましたが、運が良いことに正しいカードを出している時にしかチャレンジされませんでした。終盤に向かって手札調節をしていき、山札が無くなった時には手札には6が6枚という幸運。スタートプレイヤーの河原さんが5が5枚、次のusalapbitさんは何と都合の良いことにそれを6が5枚に変えてくれました。その次のゴマ卵さんは6が6枚とビッドをあげて、それを受け入れてみて見ると、6とジョーカーでちゃんと6枚になっているではありませんか。それならと手札の6枚の6を加えて6が12枚として河原さんにまわします、唯一のリスクはもう1巡自分に廻ってくることですが、河原さんがチャレンジしてくれてゲーム終了です。なんと初めての無失点で終わりました。

結果:自分 0、ゴマ卵 12、usalapbit 21、河原 33



コロンバ Columba
(説明 20分 プレイ時間 40分)
Columba20131012.JPG鳩をテーマにしたタイル置きのゲームです。2x2の薄い紙でできた小さなボードには4色の鳩が色々な組み合わせで描かれており、ゲーム中にこれらの小さなボードを繋げていきます。それとは別に厚めの1x1のタイルがあり、これは4色の鳩に対応したものに加えて、ハヤブサもあります。また自分の鳩の勢力領域をしめす鳩小屋が4つ(うち1つは得点が2倍になるもの)あります。

2x2のボードは重ねて山札としますが、あらかじめひとつずつを手持ちで自分のボードに置いておきます。手番には山札からボードをめくって、既に場にあるボードに繋げます。このとき最低でも1辺の半分が接していればよく、さらには既に置かれたボードの上に重ねておくこともできるのです。ただし、相手プレイヤーの領域や鳩タイル、ハヤブサタイルの上には置けません。置いた結果、重ねられてしまった鳩と同色のタイルを自分のボードの対応する鳩の上にに置きます。自分のボードでまだタイルが置かれていないものしか下に重ねることはできません。

自分のボードが4枚のタイルでいっぱいになると、それら4枚のタイルを使えるようになります。これらはボードの上に置いて領地を広げたり、2枚を捨ててハヤブサタイルを獲得したりします。さらにボーナスとして空になったボードをプレイできるのです。これが面白いメカニクスで、そのときまた新たにボードを山から獲得して自分のボードとするので、それに合わせてうまく重ねていくのが大切です。

ハヤブサタイルは任意のタイルを2枚捨てると、まずひなの状態で獲得し、あとの手番でさらに2枚捨てるとようやく使用できるようになります。よって2手番4枚のタイルが必要なわけです。ハヤブサタイルの効果は強力で相手の領域に置いて分断させることができます。このあたりは「チグリスユーフラテス」の災害タイルのようです。

usalapbitさんが持ち込んでくれた鳩をテーマにしたゲームです。2人が良いというので、ナカタさんと2人で遊び、usalapbitさんはジャッジを申し出てくれました。確かに処理が多少難しいので、最初は知っているプレイヤーと遊ぶのが良いでしょう。でも慣れてしまうとスムースに進みます。考えどころも多く、良くできたゲームで、かなり気に入りました。また近いうちに遊びたいです。

結果:自分 35、ナカタ 31



アッパーハンド Upper Hand
(プレイ時間 各10分)
UpperHand20131012.JPG主催の秋山さんに「マーブルのゲームを持ってきてください」と頼まれて持ってきました。これは4x4のゲームシステムである「渋(しぶみ)」(マーブルは黒白赤16ずつ)や、6x6のマーブルで遊ぶ碁である「マーゴ」(マーブルは黒白36ずつ)を流用し、別途ボードを手に入れて5x5や7x7の「アッパーハンド」(マーブルは黒白27、70ずつに赤の中立が1つ必要)、そして8x8の「アクロン」(マーブルは黒白32ずつ必要)を遊べるようにしたものです。

受付で秋山さん、usalapbitさん、イワイシさんと遊んでいたので、他の方からは「碁会所みたいだね」と言われました。結局この日は以後ずっとマーブルゲームを遊んでいました。

まずはせっかく持ってきた大量のボールを必要とする「アッパーハンド」の7x7を遊びました。1戦目は秋山さんと、そして2戦目はイワイシさんとです。まったく初めてというイワイシさんと中立無しで後手を受け持つという無謀なことをやってみましたが、さすがに厳しすぎました。

結果
1戦目:自分 0、秋山* 5
2戦目:イワイシ* 0、自分 10(中立無し)



アクロン Akron
(プレイ時間 各5-30分)
Akron20131012.JPG続いては「アクロン」です。通常は8x8なのですが、2卓同時に立つこともあり、そのときはもうひとつは7x7でプレイされました。アクロンジュニアというわけです。7x7だと結構小さく感じますが、それでも十分に面白く遊べます。全部で5回遊んですべて後手で勝ちました。

他にも、石塚さん、WDさん、kanaさんなどたくさんの方に遊んでもらえました。良いアブストラクトが少しでも広まってもらえればと思います。

結果(*は先手、1-2戦目は8x8、3-5戦目は7x7)
1戦目:自分 勝利、秋山* 敗北
2戦目:自分 勝利、秋山* 敗北
3戦目:自分 勝利、イワイシ* 敗北
4戦目:自分 勝利、イワイシ* 敗北
5戦目:自分 勝利、イワイシ* 敗北



この後の打ち上げで、さらにアクロンを3回遊びました。2次会にも少しだけ参加しました。ありがとうございました。

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