ボードスタイル パーティー 2012.07.07-08

タナカマさんに誘われて、ボードスタイルのマサヨシさん主催の1泊2日のゲームパーティーに参加してきました。



ギフトトラップ Gift Trap (アークライト版)
(説明 5分 プレイ時間 20分)
GiftTrap20120707.JPGまずはアイスブレーク的なゲームということで、お互いにプレゼントを贈り合うというパーティーゲームの「ギフトトラップ」です。一緒に遊ぶ相手のことをある程度知っていないと面白みに欠ける気もしますが、初対面で相手のことをだんだん理解していくのも悪くないなあと思いました。プレゼントは本来はランダムなのですが、旅行が並んでしまうなど、同じようなものが並ぶと面白みに欠けるので、手番プレイヤーがカードの表裏を見て好きな方を決めるというのが良いと思います。今回もそうしていました。あげ上手、もらい上手なカトリーヌさんの勝利。

結果:カトリーヌ 1位、マサヨシ 2位、タナカマ 3位、自分 4位



K2 K2 (テンデイズゲームス版)
(説明 15分 プレイ時間 80分)
K2-20120707.JPGポーランドの登山ゲームの名作「K2」の完全日本語版がテンデイズゲームズからあらたに出版されました。テンデイズゲームズの店長タナカマさんのおかげです。これからもこういった良作が日本語化されることを期待しています。

ボードは両面になっており、易しい夏山と難しい冬山になっています。また天候カードも易しい晴れと難しい雪があり、自由に組み合わせて遊ぶことが出来ます。このゲームを遊ぶのは2度目で、前回は一番易しい夏山/晴れというゲームでしたが、今回は冬山/雪で遊びました。結論から言えば、簡単に頂上まで到達できないこちらの方が断然面白かったです。

天候はある程度先まで見えているので、よく計画して体力を温存します。マサヨシさんやタナカマさんは頂上手前で右側の急な斜面に挑み苦しんでいました。このコースは移動力が少なめなのですが、体力を非常に消耗するのです。自分は2人の登山者を均等に動かして、左側の斜面で移動力を貯めつつキャンプを張りつつ、少しずつ進みました。それが功を奏してか、1人を10点の頂上へ、もう1人を6点まで進めることができ、16点での勝利となりました。少々ソロプレイ感があるものの、良いゲームだと思います。ゲームは18日目(18手番)で終わるので、19日目で死ぬような気持ちで体力を使い切るのがポイントかもしれません。本当に登山をしているような過酷さが味わえるゲームです。

結果:自分 16、タナカマ 14、カトリーヌ 13、マサヨシ 11



花火 Hanabi
(プレイ時間 各35-50分)
Hanabi20120707.JPGカクテルゲームズ版の「花火」です。非常に良くできた協力ゲームで、鋭くももどかしいゲームです。いつもは旧版の方ばかり遊んでいるのですが、この新版の絵柄もなれれば悪くないですね。カードの形が正方形ならば、どう持っても良いようにインデックスを90度ずつずらせば良かったのではないでしょうか。

マサヨシさんとカトリーナさんは初めてなので、あまりプレイの指針などは言わないようにしました。といっても、つい言いたくなってしまうのですが、我慢するのも難しいものです。4人で2度遊び、翌日、キングダムビルダーのあとに1度遊びました。それ以外にも2回ほど初めての方が遊ぶのを観戦したりと、何度も遊ばれていました。

結果
1戦目:19(花火師:タナカマ、マサヨシ、カトリーヌ、自分)
2戦目:22(花火師:タナカマ、マサヨシ、カトリーヌ、自分)
3戦目:21(花火師:Daisyさん、Texさん、カトリーヌ、自分)



インディゴ Indigo
最近の面白いと思うゲームの1つ「インディゴ」を2回ほど遊びました。相手の辺から2列目が重要で、ここでブロックしたりブロックを防いだりできます。置き方でさまざまな戦略があり、パズルゲームという要素は遊べば遊ぶほど薄まってきて戦略性が増してきます。

結果
1戦目:マサヨシ 10、カトリーヌ 8、自分 7、タナカマ 5
2戦目:自分 3、カトリーヌ 1、マサヨシ 1



ここまでたっぷり遊んだら、もう明け方近かったので、皆で仮眠を取りました。昼頃に起きると、本格的なパーティーの始まりです。まずはキングダムビルダーからです。



キングダム ビルダー Kingdom Builder
(プレイ時間 30分)
KingdomBuilder20120708.JPGこの日最初に遊んだのがSdJ候補作でもある「キングダムビルダー」です。(これを書いている時点ではSdJ大賞になってしまいました。おお、ノットフォーミー!)昨年のBGGコンで遊んで以来ですが、やはりあまり面白みを感じません。毎回異なるゲーム(10種の得点カードから3種が選ばれるので120通りあります)とはいえ、それは裏を返せば元のシステムがつまらないからこの多彩な得点システムでごまかしているようにも見えます。カードに左右されるためにあまりプレイヤー間の絡みも無く、なんとも平凡なゲームです。配置の制限も、置かれた多くのコマが無駄に思えてしまうのが難点です。

今回は「2つの特殊建物を繋いだら建物につき4点」「特殊建物の隣りに置いたコマ1つにつき1点」「山岳マスに隣接しておいたコマ1つにつき1点」というスコアリングカードでした。配置のルールに縛られないように、なるべくなら小さなエリアにおいていくのが良いと思います。まあ考えてもしょうがないことが多いゲームです。タナカマさんが間違えて配置をして特殊タイルを取っていたことに誰も気が付きませんでしたが、このルールは見落としやすいという欠点もあります。

結果:タナカマ 58、マサヨシ 44、自分 44、カトリーヌ 31



メディチ Medici
(プレイ時間 80分)
Medici20120708.JPGマサヨシさんが、遊んだことが無いというので「メディチ」を出してみました。非常にエレガントな競りゲームです。競り3部作の中でもルールが最も少なく、悩みどころがわかりやすいのも良いです。また相場は何位を目指すかとどれだけ同スートが取れるのかでだんだんと見えてきます。

写真は第2ラウンドです。自分は1ラウンド目で黄色3枚灰色2枚だったのですが、2ラウンド目で無スートの10と黄色を4枚競り落とし、黄色を累計7枚にしてボーナス20点を獲得しました。これが功を奏しての勝利です。

結果:自分 107、カトリーヌ 90、Daisy 72、Tex 65、マサヨシ 65



ペンギンパーティー
(プレイ時間 30分)
Pingu-Party20120708.JPG「ペンギンのゲームがやってみたい」とのリクエストに応えて「ペンギンパーティー」です。すぐにテーマはまったく関係ないことがばれてしまいますが、それでも好評でした。第1ディールこそ失点したものの、その後パーフェクトを繰り返して0点に抑えました。写真は3スートだけ配られた時の偏った手です。

結果:自分 0、マルチ 4、Daisy 4、カトリーヌ 4



このあとは、ポイズン、チーキーモンキー、ゴールドラッシュという軽めのゲームで遊びました。誘って頂いたタナカマさん、主催のマサヨシさん、一緒に遊んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。

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