秋葉原水曜日の会 2010.11.24

今日の水曜日の会は人が少なめでしたが、エッセンの新作で入手し損ねたフリーゼのトリックマイスターを遊ぶことができて満足。またチグリスユーフラテスを正微さんと遊ぶという約束を漸く守ることができました。これもまた接戦で良いゲームでした。



ガウス Gauss
まずは手持ち無沙汰だったTakさんを誘って2人ゲームのガウス。非常の独特のプレイ感があるアブストラクトゲームで、じわじわと面白さが分かってきました。Takさんは初めてだそうですが、なかなか良い手を打ってきます。Takさんが最後に大量得点して10対10の同点になりました。どちらもマイナス点はなかったのですが、リスクゾーンのコマが少なかった自分がタイブレーク勝ち。

結果:自分 10(タイブレーク勝ち)、Tak 10



トリックマイスター Stich-Meister
(説明 5分 プレイ時間 45分)
StichMeister20101124-1.jpgフリーゼがアミーゴから出した今年の新作。マニアをうならせるトリックテイクというふれこみで、期待は高まります。トリックに使うカードは60枚で、3人から6人のどの人数でも割り切れる枚数です。カード構成はシンプルに4スートで15枚ずつ。基本的にはマストフォローで1トリック1点です。これだけだと普通のトリックテイクなのですが、面白いのが大量にあるルールカード、各ディールの始めに、リードプレイヤーを除く全員が手元の3枚のルールカードから1枚を選びます。全員が出したルールカードが今回のディールのルールになる訳です。ルールカードには特定のスートや数値を切り札にするものや、プレイ前にカードを数枚交換するといったオーソドックスなものから、左隣のプレイヤーの得点が自分の失点になる、トリックのリードはトリックを取ったプレイヤーの右隣になる、といった変わったものまで様々です。

StichMeister20101124-2.jpg「フラックスみたいだ」「いや、バラエティに近い」などといいながら5人なので5ディールプレイ。3ディール目で「4が切り札」「7は1枚3点」「獲得トリック数が偶数なら総得点が2倍」「最後のトリックでプレイするカードをプレイ前に決めて裏返しで置いておく」というルールで手札に4が3枚(4の切り札を指定したのは自分)。最後のトリックは確実に取ろうと4を裏返しにしておき、他の4を2枚で3点となる7を2枚獲得。最終トリック前に6トリック取っていたのですが、仕込んでおいた切り札の4はもうひとつの4とバッティングしてトリックを取らずに済み(同じ強さはあと出し勝ち)うまいこと24点を獲得できました。

もちろん、ルールの組み合わせによってはハチャメチャなところもありますが、それでもどのルールカードをいつ使うかなど戦略を立てる部分はたくさんあります。また遊んでみたいですね。

結果:自分 43、Tak 19、正微 16、草場 12、あしかわ 4



チグリスユーフラテス Tigris and Euphrates
(説明 15分 プレイ時間 70分)
TE20101124.jpg先週一緒に遊べなかった正微さん持参のチグリスユーフラテスを遊びました。メイフェア初版で持ち運びには便利なサイズです。草場さんを無理矢理誘って、今回初プレイのあしかわさんには駆け足で説明をしました。後半までモニュメントが建たないという、じりじりとした展開でほぼ同じ外部戦闘力同士が近くで拮抗しており外部戦争も前半ではほとんど起こりませんでした。自分がモニュメントを建設したのをきっかけに、内部外部の様々な戦争による領土の離合がおこり、チグリスユーフラテスらしい展開になってきました。最終的にはモニュメントは4つほど建設されました。右岸の下流部で巨大な帝国を成していた正微さんが後半追い上げてきて、これは危ういと思いましたが、終わってみれば少ない方から2つまでは同点で2つ目のタイブレークを1点差でギリギリ勝つことができました。草場さんとチグリスユーフラテスを遊べたというのも貴重な体験かと思います。

結果:自分 8-9-12-15、正微 8-9-11-20、あしかわ 5-6-6-8、草場 4-6-8-10



ピッグテイル Pig Tail
(プレイ時間 10分)
最後に少しだけ時間が余ったので、草場さんの主導でピッグテイルを4人で遊びました。偶数人数でないと遊べないのですが、どこで勝負に出るかという部分がとても楽しいゲームです。数年前の水曜日の会で草場さんに教わって以来、ときどき遊んでいます。ハンドマネージメントと少しの運で勝利。

結果:自分 3(勝利)、草場 7、その他不明



今回は4ゲームだけでしたが終わってみれば4戦4勝でした。そのあと草場さんと夕食を食べながら、日本のボードゲーム界のさまざまな歴史を聞くことができました。
こういう貴重な体験ができるのも水曜日の会ならではです。

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