友人宅ゲーム会 2010.08.31

毎週火曜日に行われるというゲーム会に誘われました。先週に続いて2度目で、誘ってくれたのはTGCというゲームサークルでの知り合いのアレックスです。



ダンジョン ロード Dungeon Lords
(説明 50分 プレイ時間 2時間35分)
DungeonLords.jpgホビージャパンから日本語版も発売されているダンジョン経営ゲーム。プレイヤーは自分のダンジョンを作り、モンスターを雇い罠を仕掛けて、勇者を倒します。どうもテレビゲームを元にしているらしい部分があるのですが、詳しいことは分かりません。個人的にはテーマには全く魅力を感じないのですが、システムとしてはどうなのかという興味はありました。

ゲームは大きく前半と後半(各1年で合計2年を表す)に分かれ、例によって使用するモンスターやら勇者やらイベントやらのデッキが異なります。それぞれがさらに4ラウンド(四季を表す)に分かれており合計8ラウンドでより良いダンジョンの経営者となることを目指します。勝利点は様々な分野での最多(部屋の数、モンスターの数など)や把握できないほどいろいろあって大変です。まあ真面目に勝利云々のゲームではないのかもしれませんが、見通しは悪いです。

DungeonLords-MyBoard.jpgボードにはプレイヤーが選択できる8種類のアクションが描かれており、それぞれ食料、良識度、通路、お金、インプ、罠カード、モンスター、部屋を得ることができます。各ラウンドでは、対応する8枚のカードのうち3枚を同時プロットするのですが、前回の2枚目と3枚目として選んだカードは今回は選べません。各プレイヤーが使えない2枚のカードは公開なので一応多少考えるところがあります。全員プロットし終わると、1枚目から時計回りに自分のコマを置いていきます。3巡で自分のアクションに対する3つのコマを置くわけです。なぜ順番が大切かと言うと、まず各アクションは先着3人までだということ。よって4人目になってしまうとアクションは出来ません。さらに各アクションで何番目のコマかによって、リソースを得られるレートが変わり、基本的には2番目が一番有利になっています。このシステムをワーカープレイスメントだ、というコメントを散見しますが、同時プロットとバッティングでありワーカープレイスメントとは言えないと思います(最近、コマがワーカーっぽければ何でもワーカープレイスメントと呼ばれているのが気になります)。

前半と後半の終わり(つまり1年の終わり)に各自、自分の雇ったモンスターや購入した罠カードを使って3人の勇者と戦います。ここは本当にソロプレイで、各自別々の敵(勇者)と戦うので他人が関与する余地がありません。他にもお金とインプと食料のリソースマネージメントの要素などいろいろと細かいルールが数多くありますが、基本的には自分のダンジョンを作って、勇者と戦うというのを2回繰り返すだけです。

アイコン化されているとはいえ、非常に要素の多いゲームです。同時プロット以外に他人と絡む部分がほとんどないのが非常に残念です。同時プロットも、全員が同じアクションを選んでしまうということは殆どなく、やりたいことが(コストはかかるとはいえ)出来てしまいます。ダンジョンの大きさに応じてお金を払うというイベントがあるのですが、このルールを勘違いしていてマイナス12点を食らってしまったのが痛かったのですが、もっと痛かったのはこのゲームがこれだけ要素が満載であるにもかかわらず、長時間で退屈だと感じてしまったことです。これで2時間半はちょっときついです。

ダンジョン経営というテーマに興味があれば、また違った見方も出来ると思いますが、そうでなければあまりお勧めできません。

結果:アレックス 23、ポール 22、クライド 13、自分 4



フォッペン Foppen
Foppen20100831.jpg時間があまりなかったので1ディールだけのお試しプレイ。トリックテイクなのにストップ系のように自分のカードを早く無くすことを目的とするゲームです。このフリーゼの発想はすごい!今度はフルゲーム遊んでみたいですね。そのときに詳しいレポートを書きたいと思います。

結果:ポール 10、クライド 10、アレックス 0、自分 -2

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