ウォルドーフゲーム会 2005.09.16

3ヶ月ぶりのウォルドーフゲーム会。挨拶もそこそこに、たっぷりとゲームを楽しみました。今回は先週クニツィアと再会した影響もあってかクニツィアばかり6ゲーム。とはいっても陣取り、記憶、経済、競りなど様々なタイプのゲームがあって、本当に多種多様なゲームを作る人なのだなあと改めて思いました。



ラインレンダー Rheinländer
(説明 25分 プレイ時間 45分-50分)
Rheinlaender.JPG先週DCゲーマーズでプレイしたばかりですが、今回は4人プレイ。4人でもかなり面白いです。決められたプロットに置く所はアクワイア的であり、公国をのっとったり繋げたりする所はチグリス的ですが、そのどちらともプレイ感は違います。好評につき2回連続プレイ。2ゲーム目ではお互いに牽制しあって、ルークは7つもの公国を治めてしまいました。統治を表すデューク駒は各自6つしか付いていないので、代用として5番目のプレイヤーの分を使いました(ルール上はいくつでも公国を統治できます)。こんなことは初めてです。まだ色々と面白い手が打てそうなゲームです。

結果
1ゲーム目:自分 36、エド 33、ルーク 32、マイクB 14
2ゲーム目:ルーク 53、自分 44、マイクB 39、エド 39



メモストリート Memo Street(説明 5分 プレイ時間 20分)
Memo_Street.JPG随分前に買ったもの、あまり良い評判を聞かず未プレイだったものを出してみました。ヤッツィーと神経衰弱をあわせたようなゲームです。サイコロの目はタイルになっていて場に裏向きに伏せてあります。毎回3枚めくって、出た目を自分のスコアボードの10通りある役のどれかに当てはめていきますが、1度使った役は2度と使えません。10ターンでゲームが終了するまで全ての役をを一度ずつ作ることになります。

役はヤッツィーのように1から6までの特定の目を多く出す(ここで合計が一定以上だとボーナスがつく)という基本6役に加えて、123、456の組み合わせ、同種三枚、なんでもあり、という特殊4役があります。ジョーカーはどこにでもつかえますが、なんでもありでは0点扱い、また同種三枚にはジョーカーは混ぜられないなどクニツィアらしいアクセントが効いています。

基本役で当てはまらなかった分、またはどれかの役をあきらめた場合はめくられたタイルは裏返されて場に残るので、それを覚えてうまく自分の有利になるように使います。誰がどの役が必要かを良く見て、時にはディフェンシブになることも必要。思ったほど記憶能力は必要ではなく、常時多くて4-5枚覚えていれば大丈夫だと思います。あとは確率とある程度長期的なプランがあればなんとかなります。クニツィアのメモリーゲームというとソクラテスですが、こちららの方が気に入りました。

結果:自分 121、エド 72、ルーク 63、 マイクB 50



アタック Attacke
(説明 5分 プレイ時間 10分(1、2ゲーム目)、30分(3ゲーム目))
Attacke.JPG騎士の戦いをモチーフとしたテンポのよいカードゲームです。かなり前にGMTからリメイクされてアイバンホーとして売られていたのでそちらを知っている方のほうが多いかと思います。リメイクのもとになったアタックはシンプルで懐かしい感じのするゲーム、買った頃は何度となく夢中でプレイしたものです。

カードは5スートで5種類のトーナメントを表しています。そのうち4種類に勝つのが目的です。各スート2、3、4、5、7のカードがあり、2と3は多いのですが5、7は一枚ずつしかありません。スタートプレイヤーがまずカードを出し、そのスートが今回のトーナメントになります。トーナメントに残りたかったら前のプレイヤーよりも大きな数値を出さなければなりません。数枚まとめて出してもかまいません。こうして1人を除いて全員がパスをしたらそのプレイヤーがトーナメントに勝ち、同色のチップを勝利の証として受け取ります。

ゲームとしてはこんなに単純でいいのか?と思ってしまうのですが、そこはクニツィア。まず、カード補充はプレイした後かパスをした後に1枚(プレイしてから補充するのがドイツ的です)。一度に大量にプレイしたり、トーナメントに勝つとみんなよりカード数が少なくなります。このメカニクスはタージマハルにも受け継がれてますね。さらにジョーカーの7と10がありますが、10を使って負けると、既に持っている勝利チップを返却しなければなりません。結構これが盛り上がります。また、トーナメントの種類は直前のトーナメントの勝利者によって決められるので、あと一色、と思っても主導権をとらなければ勝てません。そのため一度勝ったトーナメントにも勝つ必要が出てきます。その辺りの大局的な流れを読むところが面白いです。慣れてくると皆カウンティングをするようになり、さらに白熱します。

3ゲームプレイ。3ゲーム目はチップを5個で勝利としたのでそれだけでゲームが3倍に長くなってしまいましたがそれこそ勝ったときの喜びは大きくそれはそれで面白いと思います。5人だとさすがに長時間になるので基本ルールどおりチップ4つで勝利の方がいいと思いますが。
(参考:アイバンホのプレイレポート

1ゲーム目:自分
2ゲーム目:ルーク
3ゲーム目:マイクB



モダンアート Modern Art
(説明 15分 プレイ時間 1時間)
Modern_Art.JPGマークGが未プレイなのでやりたいとリクエスト。最近プレイ回数が多いです。以前はメディチ派だったのですが、最近はモダンアートの方が好きになってきました。いつも違った展開で本当に末永く遊べるゲームですね。今回はダブルオークションカード(「=」のカード)が殆どなく、相場もかなり乱れましたがなんとか勝てました。

結果:自分 443、ピート 431、マイクB 407、マークG 400、ルーク 379



パルミラ Palmyra
(プレイ時間 35分)
2週間前にモトリーフールの安く買って高く売れをプレイしたので、今回はオリジナルの方、といってもカード構成が違うだけでほぼ同じゲームなのですが。何故か経済の波に全く乗れず、コテンパンに負けました。ルークは本当に忠実に安く買って高く売ってましたね。200を越えるのはこのゲームでは珍しいかも。
(概要はここ

結果:ルーク 208、ピート 186、自分 155



ゼロ Zero
(説明 5分 プレイ時間 3ディール各20分)
Zero.JPG最後に軽くゼロをプレイ。3人プレイなので3回で1ゲームとしました。どこでノックするかのタイミングが難しいゲームでちょっとしたギャンブルゲームの雰囲気があります。特に悪い札のときは、色を集めるか数字を集めるかで悩みますね。
(概要はここ

結果
1ゲーム目:ルーク 24、自分 28、ピート 31
2ゲーム目:ピート 13、自分 19、ルーク 34



非常に充実したゲーム会でした。また来月が楽しみです。他のテーブルではドラゴンデルタ、ネクサス、ダンジョンツイスターがプレイされていました。

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