ゴールデンウィークはスコットさんの家で3日間ゲーム三昧でした。3日間で30種、計36プレイです。特に、「ラインランダー」を毎日1回ずつ遊びました。やはり、連続して遊ぶとゲームへの理解が深まりますね。
初日のこの日は9種9ゲームを遊びました。
メディチ対ストロッツィ Medici vs Strozzi
(説明 15分 プレイ時間 65分)
まずは2人専用の競りゲームという異色の存在「メディチ対ストロッツィ」です。2人とも元本割れをしていると知りながらも熱くビッドしてしまうのは、まだまだというところですね。300で開始ですが、1ラウンド終了後には250対314、2ラウンド後は219対270と終始スコットさんが優勢でした。やはり300点を越えて終わるように頑張りたいものです。
結果:スコット(メディチ) 210、自分(ストロッツィ) 158
ペナルティー Penalty
(プレイ時間 25分)
シュピールボックスの付録のひとつ、アイスホッケーをテーマにした「ペナルティー」です。簡単なブラフのゲームなのですが、意外なほど盛り上がります。相手より2枚以上握ってはいけないというルールが良い牽制になっています。スコットさんは非常にうまく、1ラウンド目で1対4と3点差に引き離され、そのまま2ラウンド目終了時は3対6。最終的にはさらに差がついて5対9で完敗。それにしてもこのゲームでこんなに高得点になるのを見るのは初めてです。
結果:スコット 9、自分 5
コディンカ Codinca
(説明 10分 プレイ時間 40分)
4x4に並んだ4色16枚のタイルのうち1色4枚を担当します。自分のタイル4枚を目的カードに示されたように並べるのが目的です。目的カードは3枚与えられ、相手には見せません。各タイルは片面がシンボルの色が白、もう片面が金になっており、目的カード3枚の配置パターンは決まっていますが金色か白かは自分だけが知っているのです。手番には隣接する2枚のタイル(斜めも含む)を入れ替えるか、1枚のタイルをひっくり返すか、あるいは特殊カードを使ってすべてのタイルの白と金をカード通りにするかです。3枚すべての目的カードを達成すれば勝利です。
この手のゲームの常として、相手の動くを戻すような動きはできないというのがあり、これによってなかなかゲームが進まない状態が起こります。困ったものです。また、相手の目的がはっきりわからないので、なんとなく邪魔をするというように偶発的になりがちで、いまひとつすっきりしません。
結果:自分 勝利
タイマンポーカー Duell Poker (ドイツ語版)
(プレイ時間 45分)
なんとも久し振りに出してみた2人用のトランプをベースにしたゲームです。2つの遊び方があり、今回は賭けをしない通常バージョンで遊びました。ダイスによって1−6のゲームがあり、1ラウンド目は Play 4 という手札4枚ですべて使ったらまた4枚補充という方式です。2ラウンド目は Hold 3 という手札3枚で1枚プレイして1枚補充というオーソドックスな方法、そして3ラウンド目は Share 5 で山札から5枚を公開して、それを1枚ずつドラフトしていきます。どれも異なった考え方があってやはり良いゲームです。また1、2、3ラウンドでそれぞれ3、4、5列を使うのもよくできています。「ブレイジングエース」の巻末にも収録されているので遊んでみてはどうでしょうか。
結果:自分 1400、スコット 1000
ダイス ポーカー Würfel Poker
(プレイ時間 10分)
「タイマンポーカー」とちょっと似ているのでどうかなあとおもいましたが、手軽にできるのでサクッと遊びました。手番にはダイスを3つ振って振ったプレイヤーから交互にドラフトして自分の側に配置します。3列3個ずつが埋まったらラウンド終了で、相手よりも強い列1列につき1点獲得します。どちらかが5点先取するまで数ゲームを繰り返すので、必ず2−3ラウンドでゲームは終了します。ロスバンディットの簡易版といった感じで、シンプルですがなかなか面白いです。
結果:スコット 5、自分 4
コンスピラシー アビス ユニバース Conspiracy: Abyss Universe (黄箱版)
(説明 20分 プレイ時間 35分)
深海をテーマにしたカードゲーム。各プレイヤーは5段の逆ピラミッド状のタブローを自分の前に作っていきます。手番には1−3枚を山札からめくり、そのうち1枚を得ます。残ったカードはスートごとにまとめて並べておきます。めくるかわりにこの残ったカードから取ることも可能で、そのときは同じスートは全て取ります。これによって各プレイヤーが獲得しているカード枚数が多少変わってきます。
タブローのカードは常に左から右に並べなければならず、うまく同じスートのカードを隣接させると得点が高くなります。またカードには真珠が書かれたものがあり、これが最多だとパールマスターの称号が与えられてボーナスが付きます。序盤はスコットさんがパールマスターでしたが、集める気がないのに真珠のカードが集まってしまい、終盤には自分がパールマスターになっていました。でも勝ったのはジムです。
結果:ジム 60、自分 52、スコット 43
ラー Ra (ダイスツリー版)
(プレイ時間 70分)
ジムの提案で「ラー」を遊びました。使用したのはダイスツリー版の豪華版で、プレイマットやら金属製の勝利点チップやらが付いてきます。そして太陽チップも2色です。しかし、豪華版にはよくあることですが、必ずしもプレイアビリティーが優れているわけではありません。幾つかのタイルは見分けがつきづらく、プレイマットのために各プレイヤーの状況をパッと見ることが難しです。タイルを持っているのかもていないのかよくわからないというオロンゴ現象が起こるのです。また得点チップも数字が見づらく、せっかくの豪華版ならばもう少し考えて作ればよかったのにと思います。
今回は1ラウンド終了時に太陽タイルをみたら、1−2−3−4という4枚! もう2ラウンド目はひたすらラーを叫び続けます。場の巡り合わせなのか乾いたナイルがどんどんを集まります。最終ラウンドでは乾いたナイル15枚と洪水1枚で16点を叩き出したものの、さすがに1−2−3−4の太陽タイルからの戦いは厳しく最下位に終わりました。
結果:ジム 54、スコット 53、自分 41
スモール アイランズ Small Islands
(説明 20分 プレイ時間 65分)
手番枚にタイルを1枚配置し、配置したタイルに条件に合うミープルを置けます。そのミープルが最終的には得点になるのです。配置条件と得点条件になるカードがいろいろあり、これらとうまく合うようにしていかなければなりません。配置条件は、シンボルの組わせがその島にあるか、というものが多いのですが、これらのシンボルはタイルによって邪魔をすることが可能です。また、得点条件もさまざまなものがあります。問題なのは、例によってこれらのカードは共通ではなく個人個人なので、誰が何をやっているのかがよくわからないところです。あと、説明書の和訳ではプレスティッジだったりプレステッジだったりと訳語が一定しないので読みづらかったです。
結果:スコット 56、ジム 47、自分 40
ラインレンダー Rheinländer (パーカーブラザーズ版)
(プレイ時間 105分)
最後は、この前遊び損なった「ラインレンダー」です。3人なので各プレイヤーの騎士タイルは25枚で手番数も多いです。砦を置き合って牽制する展開になりました。前回遊んだときはほとんど砦が活躍しなかったのですが、おそらく今回のような流れが普通なのだと思います。それにしても面白い。
結果:自分 63、スコット 50、ジム 45
2日目に続く。
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