高尾ボードゲーム会 2023.02.26

CriminalCapersCollection20230226.JPG5ヶ月振りの高尾ボードゲーム会です。この日は、バイトウイングゲームズのクニツィアのクリミナルケーパーズ三部作「ソーダ密輸しよう」「ピューマフィア」「ホットリード」が初プレイで1日ですべて遊べて大満足です。バイトウイング bitewing というのは歯医者の咬翼(X線フィルム)のことだそうで、真実を明らかにするという意味を込めて歯医者2人で作った会社だそうです(同社ポッドキャストによる)。キックスターターに乗り遅れたのですが、ようやく手に入りました。この日は結局クニツィア8種、非クニツィア2種の計10種類を遊びました。




デュエル Duell
(プレイ時間 2ディールのみ10分)
到着すると、ちょうど昼食の時間でした。武井さんに付き合ってもらい2人ゲームである「アンギャルド」のバリアントである「デュエル」を少しだけ遊びました。1戦目は自分が通常ゲームで勝利、2戦目は公開で武井さん勝利。ここで途中終了です。

結果:武井 1、自分 1(途中終了引き分け)



パーフェクト ナンバーズ Perfect Numbers
(プレイ時間 35分)
PerfectNumbers20230226.JPG妙に面白い「パーフェクトナンバーズ」です。あまり他のゲームにはない攻撃性があります。序盤では貯めていたカードを取られてしまい、また特殊カードがほとんど得られなかったので、うまいカードの取り回しができませんでした。運の要素も大きいのですが、ユニークなゲームです。

結果:イズナ 24、マックス 21、武井 13、自分 11



ホット リード Hot Lead (デラックス版)
(説明 15分 プレイ時間 10分)
HotLead20230226.JPG「ホットリード」はクリミナルケーパーズ三部作の3作目です。邦訳すれば「有力な手がかり」というような意味ですが、ホットリードでいくつかレビューが散見されるので当サイトでも「ホットリード」で登録してあります。三部作のなかでは唯一の純粋な新作です。

場に人数分のカードが並び、プレイヤーは同時出しで手札から数字カードを出します。場のカードは1列に並んでいて数字の大き方から小さい方へと対応しているので、相対的な数字カードの順位が決まったら選択肢はありません。自分の順位に対応するカードを取ります。コントロールができなそうでそこそこできるというのが面白いところです。

今回は追加のプラスとマイナスのカード、そして先行調査の星トークンとすべてのヴァリアントを入れて遊びました。これは入れたほうが断然面白いと思います。4枚バーストをした2人が最下位でしたが、先にバースト覚悟で星トークンを取りに行くという手もありますね。バーストしても星トークンは残るので。

結果:モリオカ 66、自分 58、武井 51、イズナ 44、マックス 35



ピューマフィア Pumafiosi (デラックス版)
(説明 15分 プレイ時間 65分)
Pumafiosi20230226.JPG「ピューマフィア」はクリミナルケーパーズ三部作の2作目です。原題はピューマ puma とマフィアの一員 mafioso の複数形 mafiosi を掛けたピュマフィオシ Pumafiosi なので、わかりやすく「ピューマフィア」としました。「ニワトリ大混戦(ヘンネンレンネン)」のリメイクですが、かなりブラッシュアップされています。

以前は1ラウンド目だけは一斉出しだったのが、1ラウンド目からトリックテイク方式になりました。手札3枚ですが、補充をしつつ合計10枚10トリックを行います。2番目に高い数値が勝つというのは変わりません。勝ったら場の得点カードの隣りに置きますが、この得点スキームも8からマイナス1点までだったのが10からマイナス3点までと少し範囲が広がっています。カードの数値も1−100が1−55と約半分になって5人だと5枚しかウィドウがなくなりました。

最大の変更点は特殊トークンで、各プレイヤー同じ組み合わせで4種類1枚ずつを持っています。カードと一緒にプレイして数値を10.5だけ増やしたり、トリックに勝ったときに使って、得点失点を倍にしたり、低いランクに落ちる時のペナルティーが免除されたり、蹴落とした他のカードの分も得点したり、となかなかよく考えられています。3ディールを通して4枚なので、使うタイミングが大切です。今回はうまく10.5増やすカードを使って2つの連続する数値の間に入って2位を取りました。

2番目が勝つので最大数値の54は絶対に勝てず、その次の53が最強なのではという疑惑があります。その53はなぜか必ず武井さんが持っており、3ディール目ではイズナさんが「武井さんが53を持っているはずだ」と配られたカードを手に取る前に武井さんのものと取り替えました。偶然ですが、53はイズナさんが持っていたのがすごいです。

結果:武井 34、モリオカ 21、イズナ 20、自分 17、マックス −9



ソーダ密輸しよう Soda Smugglers (デラックス版)
(プレイ時間 25分)
SodaSmugglers20230223.JPG「ソーダ密輸しよう」はクリミナルケーパーズ三部作の1作目です。「ヤバいブツ Heisse Ware」「チョコっと密輸 Choco Smugglers」のリメイクですが、密輸の対象が酒でもチョコレートでもなくソーダ(炭酸水)なので、このタイトルにしました。このバージョンにしかない特殊カードがあり、またデラックス版は得点が全てソーダの王冠になっていて雰囲気があります。

今回は、このバージョンにしかないというヴァリアントのラウンドごとの特殊カードを使って遊びました。毎ラウンド、ルールに少し変化が加わって楽しく遊べます。

結果:河野 30、モリオカ 30、武井 26、イズナ 25、マックス 23、自分 20



マダ Mada
(プレイ時間 10分)
Mada20230226.JPG手軽なチキンレースの「マダ」です。序盤は特殊カード(手のやつ)が自分の山の一番上のときに予期せぬチャレンジでのバーストが起こって0点。これがあとあとまで響きました。

結果:イズナ 24、モリオカ 15、自分 13、マックス 7



ギャング オブ ダイス Gang of Dice
(説明 5分 プレイ時間 45分)
GangOfDice20230226.JPG前回の横浜クニツィア会で遊ばれていたゲームで自分は今回が初プレイです。12ラウンド後にダイスを最も多く持っていたプレイヤーが勝ちます。ダイスは1−5とヒゲの6面でヒゲには数値はありません。各ラウンドでは3回まで振って合計値の高さを競います。勝つと他のプレイヤーが使ったダイスを総取りできます。

面白いのは手番開始時に各自が振るダイスの個数を決められるところです。各ラウンドはカードによって失敗の条件が示されており、これは3回振ったあとの条件と、1、2回目でのあとでも発動する条件があります。例えば同じ目を2つ出してはいけない、とか奇数を出してはいけないという感じで、これによってどのくらいのリスクを犯すか考えてダイスの数を決めるのです。

ヒゲは目にカウントしないのですべての条件から無視されますし、他のプレイヤーと合計値が同じ時はダイスの数で勝負するので、たとえ値が0でも結構役に立ちます。

今回はミスミンさんが他を引き離して勝利! こういうやりかたもあったのか、と思わせるゲームです。

結果:ミスミン 54、自分 38、モリオカ 35、イズナ 35



ミレフィオリ Mille Fiori
(説明 15分 プレイ時間 65分)
MilleFiori20230226.JPG武井さんのリクエストで持ち込んだゲームです。第1手から完全にバッティングしてしまい痛い思いをしました。序盤ではボード左上は武井さんとイズナさんの戦いが繰り広げられ、交易品と船はusalapbitさんが横1列を埋めて出荷の30点とボーナス20点を獲得します。自分は鍵がうまくいかず、ボーナスがほぼ得られなかったのが響いで最下位でした。

結果:武井 248、usalapbit 230、イズナ 182、自分 160



メンバーズ オンリー Members Only
(説明 5分 プレイ時間 40分)
MembersOnly20230226.JPG5人でできるゲームということで、たまたま持っていた「メンバーズオンリー」を遊ぶことになりました。5人だと情報量が少ないので他のプレイヤーの動きが比重としては大きくなります。帽子の1個以下を見事に当てて気を良くし(なんと帽子は0枚! 写真)、そのまま2つのカテゴリーで点数を重ねてミスミンさんと同点1位になりました。たったの3ディールで終わりました。

結果:ミスミン 12、自分 12、武井 9、usalapbit 5、イズナ 0



イントゥー ザ ブルー Into the Blue
(プレイ時間 30分)
IntoTheBlue20230226.JPG最後にまだ少し時間があったので、ダイスゲームの「イントゥーザブルー」を遊びました。今回はかなり付いていて、なんと宝箱を3つも獲得して勝利。第1投で宝箱をもらえる確率はどれくらいだろうという話になり、計算してみると64.8分の1(約1.5%)です。なのでゲーム中に1回くらい起こるかもしれませんね。今回は1回目での獲得はありませんでした。

結果:自分 37、武井 17、usalapbit 12、ミスミン 10、イズナ 9

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