なかよし村とゲームの木 2022.12.03

なかよし村の第2074回例会に参加しました。第1土曜日なのでトランプゲームの日です。マリッジラミーというなかなか変わったラミー系のゲームを遊び、終了後にザ・クルー深海版を遊びました。



マリッジ ラミー Marriage
(説明 30分 プレイ時間 6ディール105分)
Marriage20221203-1.JPGネパールやブータンでプレイされているというラミー系のゲームで、現地では単にマリッジと呼ばれているそうです。52枚3組の計156枚を使いジョーカーは使いません。手札21枚で3枚の組み合わせを7組作ります。3枚以上の組み合わせはなく付け札もありません。ジョーカーはないですがワイルドとなるカードがゲーム中に決まります。3組を達成したらそれを晒しワイルドカードが何かを見ることができます。そして残りの4組を作って上がるというわけです。

ワイルド表示カードと同一のカード2枚(ティプル)、同スートで1ランク上のカード3枚(ポプル)、1ランク下のカード3枚(ジプル)、同ランクのカード9枚(ただのジョーカー)と、ワイルドは合計17枚もあります。ラミー17ではなくワイルド17というわけです。

3枚の組み合わせは同一カード3枚(ツネラ)、同スートの連番(シークエンス)、異スート同ランク3枚(トリプレット)とありますが、最初の3組はツネラとシークエンスのみ可能です。

ゲーム進行は通常のラミーのように1枚取る(山札か捨て札の一番上)、カードを晒す(オプション)、1枚捨てる、の繰り返しです。開始時にツネラだけは公開することができ、これはゲーム終了時に5-20点のボーナスになります。3組を達成すればワイルドを使えるようになり、トリプレットも可能になるのでゲームが一気に加速します。

Marriage20221203-2.JPG得点が独特で、上がったプレイヤーに支払います(ワイルド表示カードを見ていたら3点、見ていなかったら10点)が、それとは別にワイルドのうちマールと呼ばれるティプル、ポプル、ジプルがあれば、組み合わせのなかでも手札でも得点になります。なので、ワイルドを持っていること自体が非常に大切です。また、ゲームのタイトルにもなっているマリッジはワイルド3枚からなるシークエンスです。マリッジとマールの点数は重複しないので、そこまで高得点ではありません。

他には3枚組でなく2枚組を8組作るという変わり種の役もあり、これはダブリーと呼ばれます。

4人で6ディール遊びました。ツネラで晒したクラブ3の3枚が実はジプルだということになり、ジプル3枚の10点とツネラの20点が重なってこれだけで30点というのがこのゲームの個人的なハイライトでした。
参考リンク:https://www.pagat.com/rummy/marriage.html

結果:自分 61、高木 38、バッハ 8、カワダ -107



ザ クルー 深海に眠る遺跡 Die Crew: Mission Tiefsee (ジーピー版)
(プレイ時間 75分)
DieCrewMissionTiefsee20221203.JPG「ザ・クルー」の続編で日本語版です。協力するトリックテイクというところは変わりませんが、目標が決まっておらず難易度の数値だけで表されているものが結構あります。これは別に目標カードがあり、裏面には難易度の数値が書かれていて、目標カードの難易度の合計が現ディールの難易度に等しくなるようにランダムで選ぶというものです。面白いのはプレイ人数によって難易度が変わるカードがあるということです。これは当然なのですがこのあたりがちゃんと考えられているのは良いですね。

カードによっては解釈が難しいものも多く、「カードの数値が全て5より大きいトリックに勝利する」というカードでは、自分は「もしカードの数値が全て5より大きいトリックがあれば、それは必ず取らなければならない。(そういうトリックがなければ取らなくても構わない)」という意味だと思ったのですが、実際は「ゲーム中にカードの数値が全て5より大きいトリックを1トリック以上取らなければならない」ということのようです。みんなわかっていたみたいなのでおそらく自分の言語感覚がずれているのかもしれません。

ステージ1から始めて11までをクリアしました。目標カードはランダムなので元のゲームよりも異なるのでストーリー性が薄い気がしますが、その分リプレイバリューは高いのかもしれませんね。

結果:ステージ1−11をクリア(ぶうりん、赤桐、めぐろん、高木、自分)

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