土嚢の会 2021.12.26

Lunch20211226.JPG2021年最後の土嚢の会は13名参加しました。いつものようにランチは土嚢ランチ(左の写真)、そしてディナーはカレーライスでした。新しくなったホキトや、領地分割ゲームのスライドスプリットなど、新たに面白いゲームをいくつも遊びました。




ティプシー Typsy
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
Typsy20211226.JPGゲームマーケットで少しだけ試遊したゲームです。7x7の迷路の上に配置された自分のコマを、ボードを傾けることでうまく外に出すのが目的です。一度外に出すと裏返って再びボード上に戻ります。すべてのコマが裏返ったら(つまり1回は外に出たら)勝利です。また中立の黒いコマを外に出したらサドンデス勝利です。

問題点はダイスです。実質3面ダイス(1-1-2-2-3-3)なのですが、手番に振って出目に等しい数だけ手番ができます。なので3を振ったら勝ちじゃないかという気がしてきます。

結果
1戦目:自分 勝利、道化師* 敗北
2戦目:自分* 勝利、道化師 敗北
3戦目:自分 勝利、佐藤 敗北



スライド スプリット Slide Split
(説明 5分 プレイ時間 各20-35分)
SlideSplit20211226.JPG正方グリッドのボードを柵で分けていくという同人ゲームです。似たようなゲームに「フェンドー」「テリトリー」がありますが、ルールが少しずつ異なります。「テリトリー」は自分のコマ自体は動かないので「フェンドー」の方が、この「スライドスプリット」に似ているかもしれません。「フェンドー」では途中1回90度に曲がることができ、動かしたコマの周囲にフェンスを置かなければなりません。この「スライドスプリット」は、フェンスの位置には制限はありません。ただ、フェンスの数が少なくて、これが意図的なものなのか、あるいは値段的な問題でこうなったのかは気になります。フェンズが少ないので最後に残った広大な土地を争うというゲームになりがちです。同人ゲームとしては、かなり面白いと思います。今度は「フェンドー」と遊び比べてみたいものです。

結果
1戦目:自分 5、佐藤* 4
2戦目:自分 28、佐藤 19
3戦目:自分 32、Hiro* 17



キャンディ工場 Kipp mir Saures
(プレイ時間 40分)
KippMirSaures20211226.JPG大きなダイスの鹿威し(ししおどし)のギミックが目を引くゲームですが、根本になるのはリソース変換とセットコレクションです。大中小のダイスを筒に落としていき、一定の重さになるとこれまでのダイスが出てきます。なので、自分でダイスを振るのではなく、この鹿威しにダイスを振ってもらうのです。ルールではどうなっているかわかりませんが、筒に入れる勢いによって、ダイスの大きさの組み合わせが同じでも出てきたりでてこなかったりします。どの組み合わせで出てくるのかは研究の余地があるかもしれません。出てきたダイスでリソースを集めてカードの条件を満たして得点、というここからはよくあるゲームです。ここで土嚢ランチで一休み。

結果:佐藤 31、自分 31、道化師 22、中村 13



ヴェローナ ツイスト Verona Twist
(説明 10分 プレイ時間 各15-30分)
VeronaTwist20211226.JPGランチのあとは、たっくんの持ち込みでアブストラクト的な推理ゲームです。ボードは内側と外側の領域に分かれており、5つのコマのうち2つがロミオとジュリエットです。1人のプレイヤーは恋人側の役で、誰がロミオとジュリエットなのかがわかっています。もう1人のプレイヤーは、これを推理することが目的で、恋人側のプレイヤーは推理されないようにうまく逃げるのが目的です。5つのコマはチェスの様々なコマのように動きます。交互に5つのコマを1度ずつ動かしたあと、恋人側のプレイヤーはボードの同じ領域(内側か外側)に恋人同士がいるかどうかを宣言し、推理側はそれによって可能性を絞っていきます。5つのコマから2つを選ぶのは10通りあります。すべてが同じ側なら推理しようがないのですが、3個と2個などに分かれれば、かなり絞れてきます。これを数ラウンド繰り返します。だいたい3-4ラウンドで2、3通りに絞られますが、ここからが大変です。恋人側のプレイヤーはヒントにならないように動かしてくるのです(当たり前ですが)。

推理側と恋人側の両方を1度ずつ遊びましたが、どちらも敗北しました。推理ゲームなら自由に推理したいというのが本音です。もう少し遊べば感想が変わってくるかもしれません。

結果
1戦目:たっくん(恋人側) 勝利、自分* (推理側)敗北
2戦目:たっくん*(推理側) 勝利、自分(恋人側) 敗北



アッパーハンド Upper Hand (9x9)
(プレイ時間 各25-35分)
UpperHand20211226.JPGエサさんリクエストの9x9のアッパーハンドです。やはり9x9は面白い、そしてエサさんは強いです。まずは自分が先手でしたが17個もマーブルが残ってしまいました。一般的には先手が有利なのですが、9x9くらいになるとそこまで差はない気もします。そこで気を取り直して後手を受け持ちもう1戦。しかしやはり先手が有利なのか、あるいはエサさんが単純に強いのか、32マーブル差で負けてしまいました。

結果
1戦目:エサ 17、自分* 0
2戦目:エサ* 32、自分 0



マイアック Maiak
Maiak20211126.JPGここで、自分のコマを犠牲にしながら進めていくという変わったゲーム「マイアック」です。少々記憶が曖昧ですが、kazunaさんと遊んだと思います。そのあとも何度か遊ばれていました。

結果:不明



ホキト Hokito (コスモルド版)
(プレイ時間 各25-30分)
Hokito20211226.JPG2010年のジャクタリア(現ブルーオレンジヨーロッパ)から出版された「ホキト」が戻ってきました。当時のジャクタリアは小さな出版社で、エッセンではブースト呼べるかわからない長机にゲームを出して、試遊をしていました。このときにブルーライオンなどを買ったのは今でも鮮明に記憶に残っています。

さて、当時のジャクタリアの後継となっているような出版社、コスモルドもまた、謎の多い出版社で、2019年のエッセンではブースに行ってもゲームを販売してくれず、なかなか取り合ってくれないというよくわからない出版社でした。そのときはなんとか「パンタレイ」だけは買えたのですが、「ホキト」は見本だから売り物じゃないと断られてしまいます。最近になって、なんとギークショップで販売しているのを発見し、ようやく手に入れました。

ゲームとしては1-3のコマがあるという部分は同じですが、ボードが6x6になっていて、途中90度に曲がれるという制限が付いていたり、1段のコマは1段の上にしか乗れず、2段以上は2段以上の上にしか乗れないなど、初版とはかなり異なったルールです。また、一定の段数に達したからといって取り除かれることもありません。

結果
1戦目:しのだけ 63、自分 15
2戦目:自分 56、佐藤 9



リンジャ Linja
(プレイ時間 10分)
Linja20211226.JPG夕食後の最後のゲームは「リンジャ」です。どうもルールが変だということでルールを読みながら遊びます。よく考えたら手番は2つの異なるアクションから構成されているので、ちょっと難しいかもしれませんね。最後は正しいルールで遊べたと思います。

結果:中村 40、自分 34



Dinner20211226.JPGこれで、2021年最後の土嚢の会は終了です。残念ながら今回は、みどりさん、ぴーかんさん、とけいさん、タクヤさん、草場さんとは遊べませんでしたが、次回は是非遊びたいものです。また来年! (と、これを書いている時点でもう2022年なのですけどね)

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