らうんどとりっぷ 2021.12.23

ハーメルン ケイブ Hameln Cave
(プレイ時間 各15-20分)
HamelnCave20211223.JPG2人用の協力トリックテイクです。目的は5ディール終了までに船をボードの端から端まで移動させること。マストフォローで、基本的にはトリックに勝ったプレイヤーの方に船は斜め前に進みます。

カードは3スート9ランクですが、ランクごとに役割が異なります。ランク1-3のカードは亡霊というお邪魔カードで、うち1-2は最初はゲームに登場しませんが、だんだん手札に増えていきます。これらはランク4-5の短剣で倒すことができます。ランク6-8の舵輪で勝つと勝ったプレイヤーの方に斜め前進し、ランク9の人魚同士だと船は直進する、というのがだいたいの流れです。他にも舵輪と短剣の組み合わせの時など、いろいろな組み合わせにより様々な効果が発動しますが、決してそれらが多過ぎずにわかりやすいのが素晴らしい。舵輪が3ランクあるところなど、よく考えられています。

手札は9枚ですが、どちらかのプレイヤーが4勝したらそのディールは終わるので、上手くどちらが勝つかを調整しながら、そして船をコントロールしながら進めなければなりません。もちろん相手と話し合ってはいけません。

トリックテイクとすごろくの組み合わせというと、「キャニオン」を思い出しますが、このゲームは「キャニオン」よりもずっとよくできています。名人と2人でプレイ。今回で遊ぶのは4、5回目なのですが、ようやく勝利することができました。次回はレベル2にチャレンジしたいです。

結果
1戦目(レベル1):敗北
2戦目(レベル1):勝利



ツクルテン Tsukuruten
(プレイ時間 6ディール55分)
Tsukuruten20211223-1.JPGラミー系なのですが合計値が10でなければならないという妙な縛りがあるゲームです。カードは1-7が2スート(赤と青)で4枚ずつ、合計56枚あります。手札7枚で、上がるときは麻雀のごとく、引いたカードか誰かが捨てたカードで8枚で上がります。

8枚で合計値が10になるのは非常に難しいので、同位札3枚は数値0扱い、そして連続数字3枚は赤なら最高値、青なら最低値しか数えない、というルールがあります。これらは任意なので3枚を数値合計と数えても構いません。これらの特殊な3枚組を作る時に限って、山札から取る代わりに、相手プレイヤー誰かの捨て札を取ることもできます(つまり手番を飛ばされることはない)。しかし、そうした場合は数値合計とすることはできません。

Tsukuruten20211223-2.JPG他にも麻雀のように色々な追加役があります。2が8枚か5が8枚だとちょうど10になり、これがすごく高い役です。

赤と青の違いも混乱原因ですが、4枚だとそのうち3枚だけが組み合わせになるというのも直感的でなく、頭に入ってこずに大変でした。写真は1枚目がすべて同じ色という高得点で上がったとき、2枚目は6枚で既に7を作ってしまっていたので、あと2枚で3にしようとしているところです。

合計値という概念は面白いのですが、ルールが麻雀に引きずられすぎているきらいがあります。もう少し麻雀から離れて独自性を出したほうが良いのではないでしょうか。

結果:名人 15、シミーズ 9、自分 6



ホシゾラトリテ Starry Sky Trick-Taking
(説明 5分 プレイ時間 20分)
StarrySkyTrickTaking20211223.JPGトリック(厳密にはトリックとは言えないが)の勝者が、使われたカードの数値に従ってボード状の星を星座のごとく繋いでいくというゲームです。今回で2回目。トリックテイクといっても、リードだけが公開で、それ以外の2人は同時出しなので、前回は1度も勝てませんでした。普通にトリックテイクのルールでも良かったのではと思います。今回は何度か"トリック"に勝利し、線を引いてこのゲームの醍醐味を味わいました。最終的に星座の価値(線と交点の数)は12だったのですが、一番近かったのは名人と自分の11という予想。しかし、タイブレークで名人の勝利でした。

結果:名人 11、自分 11、シミーズ 10
(星空の価値は12、名人がタイブレーク勝利)



ヘックメック カードゲーム Heckmeck am Karteneck
(プレイ時間 35分)
HeckmeckAmKarteneck20211223.JPGあの「ヘックメック」がカードゲームとなって戻ってきました! 毎回人数分のタイルを公開し、全員どれか1枚を必ずとります。追加で、他のプレイヤーが獲得したタイルを奪うことができるという流れです。獲得したタイルはヘックメック同様に積み上げていきます。

カードは「ヘックメック」のダイス目と同様に1-5と虫の6種類です。毎手番、どれか1種類の目を好きなだけ出して公開しますが、既に出した目は出せません。なので最長でも6て版で終わります。出す代わりにやめることもできます。虫がなければ一番点数が少ないタイルを獲得して終わりですが、虫があると、他のプレイヤーのタイルの山の一番上の数値と、自分の出したカードの数値合計がぴったり等しいならば、即座にそのタイルを奪えるのです。そして、全員が降りるまで待ちます。全員が降りたら、虫を出しているプレイヤーが、最も数値合計が高い順に残りの場のタイルを取ります。つまり、タイルに書かれた数値は他人から奪う時にのみ関係があるのです。

3人だと降りた時の処理がちょっとわかりづら書く、プレイ時はルールを100%わかっていませんでした。そんなわけで最下位です。シミーズさんと名人は45点の同点ですが、最高値のタイルが42と高かったシミーズさんの勝利。

結果:シミーズ 45(42)、名人 45(41)、自分 27
(カッコ内はタイブレークの最高値のタイルの数値)

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