ディアシュピール 2020.03.03

3月最初のゲーム会です。到着すると、他の3人が既に「クラスク」で遊んでいました。「プエルトリコ」か「多重塔」かという選択で、うまくいけば両方遊べるのではと思いましたが、それは叶いませんでした。



多重塔 Tajuto
(説明 20分 プレイ時間 95分)
Tajuto20200303.JPGまここさんとゆれひさんは初プレイとなる「多重塔」です。お金に当たるポイントをどうやって稼ぐかがかなり厳しいゲームで、キューブの使い方や、手番後に残しておく塔の選択が大切になります。まここさんが、うまいこと購買のタイルと価格が2だけ割引になるタイルを組み合わせて、多くの仏像を購入していきました。自分はそれに対抗するべく塔を引けるタイルを獲得したのですが、終始ゆれひさんのペースに翻弄されてしまいました。まここさんは最後に仏像や鳥居がすべて1点追加になるボーナスタイルまで揃えてボーナスだけで6点、計19点。プレイが2度目となるミロさんと、いつも以上に騒がしいゆれひさんが同点2位。自分は、まここさんのボーナスにさえ及ばない5点と最下位でした。もう少し冷静にプレイできるようになりたいものです。

結果:まここ 19、ミロ 9、ゆれひ 9、自分 5



宿命の旅団 Fellowships of Fate
(説明 15分 プレイ時間 35分)
FellowshipsOfFate20200303.JPGゆれひさん持ち込みの同人ゲーム。「魔法にかかったみたい」をアレンジしたゲームで、それなりに独自性があり楽しめました。ただ、説明書にもどこにも、お手本となった(と強く思われる)「魔法にかかったみたい」について触れていないのは、まずいのではと感じました。それくらいシステムはかなり「魔法にかかったみたい」に近いゲームです。「魔法にかかったみたい」の大ファンであるミロさんは、却って最初はこのゲームに拒否反応を示していましたが、それを強硬に進めるゆれひさん。

差分点を挙げると、魔法にかかったみたいと異なり4ラウンド制。各プレイヤーが持つカードは12枚から5枚を選ぶのではなく、9枚から4枚を選びます。792通りではなく126通りと随分少なくなりますが、プレイ方法が異なることでこれをカバーしています。まず、最初から自分の手番になったら出ているカードをフォローする必要はなく、任意のカードで強気でも弱気でもできます。打ち出しのプレイヤーも強気/弱気の選択肢があるのは「ブルームサービス」っぽいです。

弱気を選択したら即座にそのアクションを実行し、カードを横向きにします。横向きにすることでカードはもうアクションを終わったことを表します。強気を選択するときはカードを縦向きに出し、他のプレイヤーで同じカードを縦向きにおいているプレイヤーがいたら、それらはすべてアクションをすることなしに横向きになります。この後出しが強いところが「魔法にかかったみたい」を色濃く受け継いでいるところです。自分の手番で直前の手番に出した強気のカードがまだ縦向きだったら(つまり、だれも同一カードを強気で出さなかったら)、手番を消費して強気のアクションを実行し、カードを横向きにします。面白いのは、ここではカードを消費しないということです。これにより手番を遅らせて、最後にはすべて強気でできるというわけです。ここの部分は本当によくできています。

アクション自体は、バランスが悪いところがあってあまり洗練されていません。自分がちょっとやってみたいのは、「魔法にかかったみたい」を「宿命の旅団」の手番システムで遊ぶということです。誰かもう試した人はいるかもしれませんね。

結果:まここ 310、ゆれひ 290、自分 270、ミロ 210

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