コロコロ堂 クニツィア会 2019.08.26

KniziaKai20190826.JPG久し振りに、終日クニツィア会に参加できました。これで第7回目だそうです。この日も様々なクニツィアのゲームが遊ばれました。こういうクニツィア率 Kniziacentage が100%なゲーム会は貴重です。




ジェネシス Genesis
(説明 15分 プレイ時間 40分)
Genesis20190826.JPGカラーダイス2個を振って対応する色のタイル2枚を配置します(あるいはダイスの目を無視して1枚置く方法もあります)。こうして空白マスのエリアの大きさがすべて3未満になれば終了。3枚以上の同色タイルのエリアが得点対象となり、そのエリアの中でプレイヤーごとの群のうち最大のものと次点のものが得点になります。ひとりのプレイヤーが1つのエリアで群を2つ以上作ることもあります。各色で最大のエリアはこの得点が倍に、さらにその最大の中で最大のエリアは3倍になります。とはいうものの、投資対効果を考えれば小さなエリアを多く作った方が良いのは「秦」に通じるところがあり、頭ではわかっていてもなかなか新たなエリアを作ろうと動き出せません。そんなわけで、最大の最大や数色の最大の上位に絡んだものの、結局最終的には勝てませんでした。小さなエリアできちんと得点していったAyaさんの勝利。

結果:Aya 25、自分 22、ヒロ 18、大麦 17



モットー Motto
(プレイ時間 10分)
Motto20190826.JPG少し空いた時間に遊べる素晴しきセットコレクションです。このゲームもリメイクされれば良いのにと思う良いゲームだと思います。絵柄がポーランドらしく可愛いです。これもAyaさんの勝利。

結果:Aya 16、大麦 12、自分 12、ヒロ 11



エクスパンダー Expanders
(説明 15分 プレイ時間 20分)
Expanders20190826.JPG少し前にEbayで手に入れたゲームです。出版社のSimply Funは日本には直接売ってくれないのでEbayなどを使うしか手段がないのが頭が痛いところです。

ゲームは数字を使ったパズル系で、手持ちのチップを早く置ききれば勝利。チップはすでに自分が置いたチップに隣接(縦横斜め)したマスか、自分の辺に隣接したマスに置けます。複数置くときはそれらがまとまっていなければならず、最初に置いたチップがそれ以降のすべてのチップの和に等しくなければなりません。例えば8に置いたらそれに隣接して連なるように5、2、1と置けるわけです(8=5+2+1)。なので大きな数字も小さな数字も大切です。他にも同じグループに隣接するならば、2つの同数字のマスに置けるなど、いくつか配置のルールがあります。今回は8までの数字しかない簡単な面で遊びましたが、次回は裏面で遊んでみたいものです。

結果:自分 0(勝利)、ケイ 1、シンカ 1、Aya 6



カルテル Kartel (すごろくや版)
(プレイ時間 10分)
Kartel20190826.JPGこれも割と短時間で終わり、多くの人数で遊べるので重宝するゲームです。すごろくやが日本語版を発売しています。6人で遊べるとは言っても、6人だとやはり大味になってしまう感は否めないです。こんかいはうまく協力しつつ最後に出し抜いて勝利。このゲームで買ったのは初めてかも。ヘルベチクからはこの「カルテル」のほか「カリバ」「禅マスター」といったクニツィアのゲームが出版されていますがこれらもいずれ、すごろくやから出版されるのでしょうか?

結果:自分 8、ケイ 7、シンカ 5、上田 4、大麦 4、Aya −5



スターウォーズ 反乱同盟軍 Star Wars: Rebel Forces
(説明 5分 プレイ時間 15分)
StarWarsRebelForces20190826.JPG「イッツマイン」の変形です。つまりどんどんとめくられていくタイルを頃合いが良いところで机を叩いて取るのです。1ラウンドで3回しか取れないので、どのくらいで取れば良いのかが難しいところです。面白いのはタイルが各種類すべて4枚ずつあり、それぞれのマジョリティーを争います。変わっているのは2ラウンド勝負だというところ。1ラウンド目でマジョリティー争いに勝つと対応するコマを獲得できます。単独1位がなかったものは中央に置かれたままです。2ラウンド目で勝つと、そのコマを獲得できますが、単独1位がなかった種類は1ラウンドのままなので、1ラウンド目で勝てば2ラウンド目は同枚数1位でも良いし、あるいは自分が絡まずに他のプレイヤーが同数同士を取ればそのまま自分のものになります。各種4枚なので同枚数になる可能性は非常に高く、それを逆手に取った面白いルールだと思います。またマイナス5点になるものだけ8枚あるというのも良いですね。つい大丈夫だろうと思い数枚取ってしまいます。

結果:自分 9、上田 6、木島 5、大麦 0



ラマ L.A.M.A.
Lama20190826.JPG5人ラマです。手軽さからか、少し時間が空くととりあえずラマ、という感じですが、久し振りに綺麗に勝つことができました。

結果:自分 8、まさのぶ 16、大麦 32、わたなべ 38、上田 54



共産圏旅行 Pan tu nie stał! Demoludy
(説明 15分 プレイ時間 30分)
Demoludy20190826.JPG「アタック」「ジェムディーラー」のリメイクで、共産主義時代の東欧・ソ連を巡り色々なものを買うというテーマです。Pan tu nie stał! シリーズの2作目だと思われます。特殊カードがあるのですが、今回はそれらは使わずに4種10点以上で勝利というバリアントルールを使いました。同種を2度目以降に獲得したら、タイルの山の一番上と交換するかが決められます。こうして徐々に点数を伸ばしていくのです。でも結局4種を揃えれば勝つという気もします。次回は付属している特殊カードを入れて遊びたいものです。

結果:ひろ 13(4)、上田 11(3)、Aya 10(2)、自分 7(2)、大麦 6(3)
(カッコ内は集めた種類数)



カテナ Catena
(説明 5分 プレイ時間 20分)
Catena20190826.JPGこの日、一番人気があったと思われるゲームです。シンプルなブラインドビッド(つまりハゲタカのえじき)なのですが、様々なちょっとした工夫があります。0は何度でも使える、1は10に勝つ、同数字はプレイオフを繰り返す、そして勝ったプレイヤーが次回の競りの場所を決められる、といった具合です。きちんと他のプレイヤーの残りを把握していたひろさんの勝利。

結果:ひろ 6、大麦 4、上田 3、自分 3



キングス ロード King's Road
(説明 10分 プレイ時間 40分)
KingsRoad20190826.JPG「帝国」のリメイクです。前回の反省を踏まえて、大きなエリアには少しは絡むようにし、同時に小さなエリアでの連鎖での2点3点を狙って行きました。さらに、誰かが40点以上になった時点で全てのエリアの決算を行う(現在のエリアを除く。また連鎖は数えず貴族は単に1影響力として数える)ので、その準備をしなければなりません。最終的には大麦さんと自分が同点1位。タイブレークは貴族の数ですが、これも3個ずつと同数なので、2人で勝利を分かち合いました。もとの「古代ローマの新しいゲーム」の「帝国」は10−15分のゲームだったのですが、40点制だったバリアントを正式ルールとし、貴族と連鎖の要素を加えたことで中量級のゲームに生まれ変わりました。

結果:大麦 57、自分 57、ひろ 46、上田 45



カステイェールス Castellers
(説明 15分 プレイ時間 45分)
Castellers20190826.JPG久し振りに遊ぶ「人間の塔」です。久し振りだったのでルール解釈に少々手間取りました。システム的には「ケルトタイル」に似ていますが、共通の場ではなく、各自固有の場があるという感じです。人の場からもより大きな数値合計のタイルを出せば引き取れたり、強いワイルドカードを引くと党の一番上の人間が落下したりといったスパイスが加えてあり、「ケルトタイル」とは一味違ったゲームになっています。今回は、大人気なく最高度と最大幅の両方のボーナスを獲得して勝利。

結果:自分 25、ケイ 18、ハラペコ 9、ひろ 2



ミスカトニック大学 Miskatonic University: The Restricted Collection
(プレイ時間 35分)
MiskatonicUniversity20190826.JPGこの日最後のゲームは、河上さんとサカイさんとの3人で、最近よく遊ぶ「ミスカトニック大学」です。引き運が強いゲームと言えばそうなのですが、特殊カードのマネージメントの要素も強いです。序盤は特殊カードをあまり使わずにいたので、後半は有利だと思っていたのですが、運に見放された現実を修正しているうちににっちもさっちもいかなくなってしまいました。ダブルスコアで河上さんの勝利。

結果:河上 57、サカイ 35、自分 25

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