川崎ボードゲーム会シャッフル 2019.02.16

エルドラド Wettlauf nach El Dorado + 英雄と悪魔 Helden & Dämonen
(説明 15分 プレイ時間 30分)
ElDorado20190216.JPG「エルドラド」の拡張入りも今回で4回目です。これまでは中級の「悪魔の谷」を2回と「未知への探検」を1回遊んでおり、今回が初めての上級シナリオ「三角州(リバーデルタ) Flussdelta/River Delta」です。このエルドラドの拡張は、色々と細かいルールや例外処理があり、そのあたりはあまりクニツィアらしくありませんが、探検する雰囲気を味わうには英雄あり、悪魔の呪いがありと盛りだくさんで楽しいです。

2枚目のボードに英雄の小ボード、そのあと、3枚目のボードから悪魔の呪いヘックスが増えてだんだんと辛くなってきます。ひだりさんは、悪魔のヘックスを連続して進むという強硬手段に出ていましたが、これもなかなか楽しい遊び方だと思います。

終盤には結構引き離されてしまい、エイトさんの勝利。今回の敗因は英雄に出会うためにかなりの手番を使ったり、圧縮が足りずに思うようにカードを使えなかったりといったところだと思います。英雄に会いに行くのがかなり遠回りだったので、英雄を無視するという手もあるかもしれませんね。

結果:エイト(青) 勝利、ひだり(赤)、自分(黄)



ゴー ゴー エスキモー Go Go Eskimo
(説明 5分 プレイ時間 40分)
GoGoEskimo20190216.JPG5人プレイです。「空手トマト」と並んで、最近のクニツィアの定番となっています。基本的にはファミリーゲームなので、カードの運などはあるのですが、やはり誰がどの色のカードをどのタイミングで出すのかを観察するのが、このゲームの醍醐味です。今回は経験の差を活かして毎ラウンドほぼ10点ずつ獲得して勝利。

結果:自分 29、エイト 24、ひだり 22、アルル 21、海苔 16



宝島 Treasure Island
(説明 20分 プレイ時間 55分)
TreasureIsland20190216-1.JPG宝島が描かれたボードで実際に宝を見つけるというゲームです。プレイヤーのうち1人がシルバー役となり、あらかじめ宝を隠します(手元の地図に示しておきます)。それを他のプレイヤーは色々なヒントを手掛かりに探すのです。ただし、協力ゲームではなく早く見つけたプレイヤーが勝利するので、他のプレイヤーに自分の思惑を悟られないようにしなければなりません。

このゲームの最大の特徴は、ペンで直接ボードに書いていくことと、大掛かりなギミックです。円を描けるコンパス caliper や方位を示すコンパス compass や宝箱など、非常に凝っています(コンパスが2つあるので、円を描く製図コンパスはカリパス caliper と呼ぶようです)。これで「半径6マイル以内には宝はない」「東と北西には宝はない」などと実際に地図で示すわけです。これは心が躍る仕掛けです。

TreasureIsland20190216-2.JPGただ、やっていることは勘で宝の場所を当てるというのが本質なので、偶然に当たってしまうということでしかないと思います。そういった意味ではリプレイアビリティーは低いかもしれません。時間も思ったよりはかかります。

ひだりさんが持ち込んで説明をしてくれました。エイトさんがシルバー役で宝を隠し、少しずつ与えられていくヒントを手掛かりに、島の中を移動して探検するのですが、なかなか宝ものは見つかりません。時間切れになり、シルバーが自分の宝を取り戻しに行くところで、海苔さんが宝を発見しました。

結果:海苔 勝利(他、エイト、アルル、ねこ、自分)



13 13
(プレイ時間 各25分)
13-20190216.JPG手札5枚で山札がある「ポイズン」です。このバージョンを遊んだのは実に久し振りのことです。元々はプレイルームから(そして数年後にはアミーゴから)出版されていた「ポイズン」が、そのリメイクとして(おそらくポイズンは教育上よくないという理由で)「ドーナッツカードゲーム/パン屋の1ダース」をリリースした時に、それに対応するドイツ語版ということでアミーゴから出版されていたバージョンです。ややこしいですね。(参考:ポイズンの詳細レビューはここ

手札が5枚というのは配りきりと比べるとどうしてもあるスートを積極的に取りに行くという行動を取りづらく、ディフェンシブになりますが、かといって戦略性に劣るかといえばそうでもないというのが今回の発見です。山札から何を引くかわからないので、山札が尽きるまでと尽きたあとでは考え方が変わります。普通の「ポイズン」よりも、山札を取らないという選択肢になりやすく、誰がどのスートを集めることになるのかが中盤までわからないのが面白いですね。また、場の色があらかじめ決まっているので、ゲーム最初から毒(赤の4)を安心してプレイすることができるのも違います。4人4ディール戦を2回遊びました。暫くこちらのルールで遊んでみたいです。

結果
1戦目:自分 15、海苔 19、エイト 26、タキセ 28
2戦目:エイト 18、ミスミン 21、自分 24、タキセ 32



空手トマト Karate Tomate
KarateTomate20190216.JPG最後は残り時間でできる「空手トマト」の5人プレイです。最近のクニツィア定番ゲームのひとつとなっており、ほぼ毎回遊んでいる気がしますが、やっぱり面白いです。最初から抜けるよりは半端になっている1枚を切って、楽に取らせないようにしたりということも結構大切だと思います。

結果:自分 12(4)、エイト 7(3)、ひだり 6(3)、ミスミン 13(2脱落)、タキ 8(2脱落)



終了後は、ミスミンさんを誘って久しく行っていなかった定食屋さんきちに行きました。そうしたら、なんとシャッフルの主催と参加者数名が、自分が会場に忘れていったゲームのバックを届けてくれました。どうもありがとうございました。

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