Abstract Strategy Game Society 2016.01.16

Stalkers20160118.JPG第1部の Abstract Strategy Game Society では「ストーカーズ」「ファノ330Rモリス」「反転はさみゲーム遊宝サークルリバーシ」「ハチの巣囲碁」「毒ガス塹壕戦ゲーム」「ラインオアカラー」「メガリス」が発表・紹介されました。自分はクニツィアの「メガリス」を紹介しましたが、あまり時間がなかったのできちんとした紹介は次回に持ち越しです(多分)。写真の「ストーカーズ」は得点を重ねていくスライド3−4目並べで、なかなかの面白さです。1人が2色を担当しますが、得点トラックの関係で2色になっている意味があるのが面白いです。「ファノ330Rモリス」は、近日ネスターゲームスから発売予定の新作です(写真下)。自分は「反転はさみゲーム遊宝」を遊びました。第2部でも遊んだので詳細は後述。




Fano330-R-Morris20160118.JPG第2部の The Game Party では「ストーカーズ」「メガリス(2回)」「反転はさみゲーム遊宝」を遊びました。4戦4勝で11点ですが、上位3名には入れず。第3部の Yet Another Game Partyでは「メガリス」「グレーシャー(2回)」「ヴォロー」「アマゾン」「スプライン」「スポネクト」「スプルーシュ」「オード」を遊びました。製品化されているものについて、レポートします。




メガリス Megalith
(プレイ時間 各15分)
Megalith20160118.JPG「ストーンヘンジ」のリメイクですが、コマは裏返しに置くのが基本で「ストーンヘンジ」のような完全公開情報のルールはバリアントという扱いになっています。今回はアブストラクトの会らしく「ストーンヘンジ」のルールで遊びました。数字を使ったアブストラクトとしては、シンプルで好感が持てます。どのタイミングで大きな数値のコマを置くかが悩ましいところです。

結果
1戦目:自分 勝利、土井 敗北
2戦目:自分 勝利、土井 敗北
3戦目:自分 勝利、中島 敗北



反転はさみゲーム 遊宝 Circle Reversi UFO
CircleReversiUFO20160118.JPGオセロを円形にしたものです。有効な線は、中央からの八放射と3つの同心円、それに4つの小さな半円です。これらの線に沿ってオセロのようにコマを反転させます。大きな違いは相手のコマを反転させないところにも置けるということです。また同心円は置いたコマが両端を兼ねると考えることができます。つまり相手の7個のコマは最後の空いたマスに置けばすべて取れるのです。また全部で奇数(33マス)なので必ず決着がつきます。

オセロとはかなり異なるゲームです。最後に埋めることで逆転が起こるので、最後の数手は非常にニムのようです。第2部で、作者の関場さんと遊んだ2戦目は、読み違えて負けたと思っていたら、読み違いが実は読み違いで圧勝しました。ニム系なので、こういうことが起こりやすいです。

結果
1戦目:不明
2戦目:自分 勝利、関場 敗北



グレーシャー Glaisher
青の騎士さんに紹介を兼ねて、自作ゲームのグレーシャーを2回遊びました。最後はスピード感がある終了で、グレーシャーらしい展開になりました。写真撮り忘れ。

結果
1戦目:自分 勝利、青の騎士 敗北
2戦目:自分 勝利、青の騎士 敗北



ヴォロー Volo
Volo20160118.JPG自分のコマをすべて連結させるという「ラインズオブアクション」のようなゲームですが、より直感的です。「オード」から発展したゲームで、「オード」よりも洗練されていると思います。コマを置くときは群れの数が増えるように、コマを移動させるときは群れの数が減るように動かさなければなりません。配置と移動を繰り返しながら最終的には群れの数を1つにするのです。もう結構遊んでいるのですが、未だにどうしていいのかよく分からないゲームです。でも面白い。

結果:自分 勝利、川崎 敗北



アマゾン Amazons
Amazons20160118.JPG結構久しぶりに遊ぶ「アマゾン」です。序盤早々から川崎さんのコマを取り囲み、自分も囲まれて動けるコマがどんどん少なくなっていきました。うまく左奥のエリアから脱出して大きなエリアを手に入れて勝利です。

結果:自分 勝利、川崎 敗北



スプライン Spline (渋 Shibumi より)
Spline20160118.JPGここからは「渋」の侍セットから幾つか遊びました。まずは一番わかりやすい「スプライン」です。NxNでN連を作るというだけなのですが、2x2のマーブルの上ならばどこにでも置けるので、いかに有利な上の段に置くようにするかという駆け引きがあります。ちょっと複雑にしたニムのような感じです。

結果:自分 勝利、川崎 敗北



スポネクト Sponnect (渋 Shibumi より)
Sponnect20160118.JPG与えられた対辺を結ぶコネクション系のゲームで、コンヘックスと幾何学的には同じです。面白いのは端からしか置けないというところで、有利な中央にはなかなかたどり着けないようになっています。今度コンヘックスのボードを使って5x5のスボネクトを遊んでみても良いかもしれません。少し大きめのボードの方が面白い気がします。

結果:自分 勝利、川崎 敗北



スプルシュ Splush (渋 Shibumi より)
Splush20160118.JPGドロップに加えてスライドドロップというメカニクスが導入されたゲームです。マーブルをスライドさせますが、反対側のマーブルを押し出して下のレベルに落とすことができるのです。すべての自分の色のマーブルを連結させるのが目的ですが、このメカニクスを使って「ギプフ」のようにN連を作るゲームなども面白いかもしれません。

結果:自分 勝利、川崎 敗北



オード Ordo
Ordo20160118.JPG最近ボードのグラフィックデザインが変更された第2版がネスターから出版された「オード」です。自分のコマの連結を保ちつつ、じりじりと敵陣に向かうという独特のゲームです。陣形によってはあっという間に切られてしまいますので、結構注意が必要です。「オードエックス」よりもこちらの元祖のルールの方が面白いと思いますが、どうでしょうか。

結果:自分 勝利、川崎 敗北

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