カフェミープル ゲーム会 2015.03.02

嵐のようなゲームマーケット前の日々が終わり、この日は朝からゆっくりとnakiさんの自宅で過ごし「盤上の石」を遊んでから、夕方から京都のカフェミープルに向かいました。



盤上の石 Stein im Brett
nakiさんのコレクションのひとつです。ランダム配置の多人数ゲームですが、石を袋から引くので完全情報ではありません。どうも青色のコマがまるごと抜けていたみたいですが、それでもなんとか遊べました。3ラウンド制で手番には袋から石を3個取り出して自由に置くだけです。ボードが埋まるとラウンド終了で、得点計算をします。自分の担当する色の石が孤立していれば(周りに同色の石がなければ)1点です。ボード上の石をすべて取り除き、同様にして2ラウンド、3ラウンドと行います。

6人まで遊べるし、袋からの引き運があるので6人でも機能するのではないでしょうか。ネスターゲームズの「リブラ」や「オメガ」にちょっと似たプレイ感覚です。




CafeMeeple20150302.JPG京都・河原町にあるカフェミープルは2月27日に出町柳から移転したばかりです。河原町駅からうろ覚えの記憶を頼りに進んだら見つかりました。六角通と新京極通(寺町通の一本東側)が交わる付近の黄色い建物の2階です。店主はワシントン州シアトル出身のアメリカ人、ネイトさんで、日本滞在は計4年という非常に気さくな方です。ゲームだけでも良いし、ドリンクや軽食もあります。バナナスムージーを飲みながら色々なゲームを遊びました。ときどきネイトさんが「よかったらこっちと一緒にやりませんか?」などと知らないグループ同士を引き合わせてくれました。




ダンジョン オブ マンダム Dungeon? of Mandom
DungeonOfMandom20150302.JPG一度だけ遊んだことがある「ダンジョンオブマンダム」です。今回は初版と思われるビデオゲームの絵柄で、こちらの方がテーマに合っている感じがして良いと思いました。また2回目なのでカード構成も分かるようになり、かなり楽しめました。少なくとも「ガントレットオブフールズ」よりはずっと良いゲームです。nakiさんと2人で2回遊びました。




犯人は踊る Dancing Criminal
DancingCriminal20150302.JPG地元の女子ゲーマー3人と一緒に「犯人は踊る」を遊びました。カードの回り方が必ず時計回りなので、結構推理できる要素もあり、これも以前より面白く感じました。なんだかんだと5戦も遊んでしまいました。絵も気が抜けた感じで悪くないです。




ロンド Rondo
Rondo20150302.JPG再びnakiさんと2人になり、2人でも十分楽しいと思われる「ロンド」を青と赤の面1回ずつ計2回遊びました。nakiさんは飲み込みが早く、2戦とも負けてしまいました。シンプルですが、小さな勝負所がいくつもあり、それと程よい運の要素がかみ合っていますね。やはり良いゲームです。




タイムボム TimeBomb
TimeBomb20150302.JPG店主のネイトさんが「これが自分の一番好きなゲームです、一緒にやりましょう!」といって出してきたのが「タイムボム」です。同人ゲームでよくみると新ボードゲーム党の出版でした。聞いたことがなかったので、あまり乗り気ではなかったのですが、せっかくだからとnakiさんと加わり計6人で遊びました。

時限爆弾を仕掛けて爆発させたいテロリスト2人とそれを阻止したいスワット4人の2チームに分かれますが自分以外の正体は最後まで分かりません。30枚のカードには時限爆弾カード1枚と解除成功カード6枚が入っています。それ以外の23枚はセーフカードでゲームにおける役割はありません。4ラウンド中に時限爆弾カードが表になればテロリストの勝ち、解除成功カードが6枚すべて表になればスワットの勝ちです。4ラウンドが過ぎてしまうと時限爆弾が爆発したことになり、テロリストの勝ちになってしまいます。

第1ラウンドではカードを裏向きに5枚ずつ配ります、中身を確認したあと、自分では場所が分からないようにその5枚を混ぜて裏向きにしてそれぞれ自分の前に並べます。スタートプレイヤーはニッパーを持っており、誰かのカードを表向きにします(ニッパーで導線を切るということです)。そして表向きにされたプレイヤーが今度はニッパーを持ち他の誰かのカードを表向きに、というように6枚表向きになったら第1ラウンドは終了です。

面白いのはここで伏せてあるカードをすべて混ぜて配り直すことです。第2ラウンドは6枚減っていますので各プレイヤー4枚ずつになります。同様に第3ラウンドは3枚ずつ、第4ラウンドは2枚ずつとなり、どんどん爆弾カードが出る確率が高まっていくのです。

もちろんいつでも自由にプレイヤーはお互いの意見を言って構いません。嘘を言っても良いし本当のことを言っても良いのです。解除成功カードを何枚持っているか? 爆弾カードは持っているのか? などが最初の取っ掛かりになります。解除成功カードは真実より多く言うことも少なく言うこともあります。この辺りが色々な思惑が絡んで非常に面白いです。

いわゆる人狼系のゲームなのですが、洗練されており、脱落もなく短時間なので完成度は高いです。人狼系のなかでは一番の傑作なのではないでしょうか? 自分は早速買ってしまいました。

結果は記録していませんが、6回連続で遊び、nakiさんが終電のことを忘れるほど夢中になっていたというのが印象的です。帰りは阪急では間に合わず、高槻でJRの駅まで歩いて乗り換えました。




翌日は、神戸のトリックプレイ、そして名古屋再訪です。

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