2人ゲーム会 2014.06.05

ロングホーン Longhorn
(説明 10分 プレイ時間 各5−15分)
Longhorn20140605.JPGカタラの新作です。3x3のボードの各マスには決まった数の牛と特殊タイルをランダムに配置します。これらの牛を取り合いますが、ゲームは3通りのやり方で終わります。まず4色ある牛のどれか1色の9匹すべてを獲得したらそこでゲームは終了し勝利します。次に特殊タイルの「保安官」を発動させてしまうと自分が捕まったということでゲームは終了し敗北します。最後にどちらかが手詰まりになったら終了し、このときは持っている牛と特殊タイルから得点を合計して多い方の勝利となります。面白いのは牛の得点で、各色で牛ひとつ当たり盤上に残った数だけが得点となります。なので9匹中4匹か5匹を独占するのが最良ですが、もちろん相手に邪魔されることになるでしょう。

手番には現在のマスからどれか1色の牛を選びその牛をすべて獲得します。そして獲得した分だけ現在地を示すマーカーを縦横に移動させます(途中で曲がっても構いませんが斜め移動は駄目です)。相手プレイヤーはマーカーの場所を現在地として同様に進めるのです。ある場所で最後の牛を取ると特殊タイルを発動、あるいは獲得します。これらは手詰まりでの終了時に得点となるもの、縦横隣りの同色の牛を獲得できるもの、ボードから1色の牛をすべて取り除くもの、取ったら負けとなる保安官(前述)などさまざまです。

同作者の「置屋」を元に特殊能力で発展させたという感じがします。思っていたほどランダム配置は気になりませんでしたが、完全情報なのに最後まではわかりずらいニムの要素が強いので、ゲームとしての楽しさが少し薄いかもし得ません。牛の得点システムはちょっと「ラストパラダイス」の樹木のようで、短時間ゲームには向いていると思います。コンポーネントは現在地のマーカーなど色々と豪華ですがランダム配置のために必要と思われる布袋がありません。キノさんは自分で布袋を持参していました。

この日は連続で3回遊びました。1度目は特殊タイルのランダム性により保安官無しですが、ほぼボードが空になり低得点の争い、2度目は保安官を取らされて負け、そして3度目は手詰まり後に高得点での勝負となりました。

結果
1戦目:キノ 800、自分 200
2戦目:キノ 勝利、自分 敗北(保安官に捕まる)
3戦目:自分 3000、キノ 1900



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 35分)
BlueMoon20140605.JPG単一種族デッキ総当たり戦の第8戦です。今回も第7戦と同様にピラー対アクアですが担当するデッキが変わります。

1ディール目はキャラクター不足に陥ってしまいました。アクアはどちらかの攻撃値が0ということがおおいので、0でも気にせずにどんどんとカードを出して行くべきでした。写真のように蝶を使われて、弱点をうまく突かれてしまいました。Aqua31 リーダーシップ「投与される不死の水」の「今、私は捨札をすべて山札に戻してシャッフルすることができる。」を使う前にサドンデスで4点を先取されます。

2ディール目では久し振りにアクアでの洪水が決まってドラゴンを2つ獲得です。キノさんはピラーで攻撃値8にしたうえにイモムシを同時に2枚使って防ごうとしたのですが、ぎりぎり手札をすべて使ってこれらを満たし、2枚目の洪水を出すことができたのでした。こんどはこちらが4点を獲得し4対4になります。

3ディール目では再びピラーの攻撃にうまく対抗できず、数値不足に陥ってしまいました。攻撃値が7になるブースターを捨ててしまったのがまずかったです。結局8対4での敗北です。

結局ピラー対アクアではどちらのデッキでもキノさんの勝利となりました。キノさんが一番好きなデッキはピラーだそうです。ピラー対アクアはかなり楽しめました。次回はいよいよ「ブカ」です。

結果:キノ*(ピラー) 8(4x+0+4x)、自分(アクア) 4(0x+4+0x)
(xはサドンデス終了)



アンギャルド En Garde (ニューゲームズオーダー版)
(プレイ時間 20分)
EnGarde20140605.JPG6月1日のゲームマーケットで手に入れた、日本版の「アンギャルド」です。元のゲームはドイツフェンシング協会の公認でしたが、こちらは日本フェンシング協会の公認ということで、箱の裏には日本のフェンサー太田雄貴の写真が使われています。

フェンサーのコマは独自のものだそうで、斜めの切り込みがカッコいいです。ボードも雰囲気があり、またカードはインデックスが少々暗めなものの見やすいと思います。カードのフェンサーの写真は5だけが左利きなのが気になる所です。

ルールは以前と変わらないようです(詳しくはここを参照してください)。気になったのは「前進攻撃」ではなく「移動攻撃」となっているところです。「移動攻撃」だと後退して攻撃しても良いのか、と誤解を招くのですが、どうして「前進攻撃」としなかったのでしょうか。英語では Advance and Attack なのですが、日本のレビューでは「移動攻撃」という書き方も散見されるので、おそらく邦訳で以前使われていたのでしょう。また完全ルールでは「攻撃」を「直接攻撃」と呼ぶなどと言い換えていますが、この必要も皆無だと思います。注記で「『攻撃』と『前進攻撃』は異なります」と書けば十分でしょう。

終了条件(完全ゲームでは前進攻撃の防御のときに例外ケースがある)を確認してゲーム開始です。序盤は連勝していましたが、後半に連敗し、結局最高の9ディールを戦い5対4で敗北しました。たった25枚のカードが織りなす攻防戦を堪能しました。

結果:キノ 5、自分 4

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