2人ゲーム会 2014.04.10

アキバ Akiba
(説明 10分 プレイ時間 各10−30分)
Akiba20140410.JPG「アキバ」と言っても秋葉原とは無関係で、別名を「クバ Kuba」あるいは「Traboulet」とも言います。有名なアブストラクトゲーム「アバロン」のようにボールをスライドさせて押し出していきます。ボードは正方形の7x7で、自分と相手のボール8つずつに加えて、中立のボール13個があります。目的は中立のボールの過半数(7個以上)を押し出すことです。

手番には自分のボールを一方向に押して1マス分だけスライドさせます。このとき、指を入れる隙間(空きマス)がなくてはなりません。つまり列をなしているボールの途中から列の方向に分割させることができないのです。また押されボールをすぐに押し返す繰り返しは禁止です。中立のボール、または相手のボールを盤外に押し出すと連続で手番ができます。よって一気に幾つも落とすということがよくあり、ダイナミックなゲーム展開になります。なお、自分のボールは押し出すことはできません。

アバロンと似ているのは見かけだけで、ゲームは相当違います。こちらの方がアバロンよりもずっと面白いと思います。アバロンは少し慣れるとすぐに膠着してしまい、ゲームにならなくなってしまいますが、こちらは隙間のルールや連続手番のルールによってやれることの手が広いのです。また相手のボールを押し出しても直接の得点にはならないので、中盤からの大逆転もあります。

ネスターの渋/マーゴのセットを流用してボードを作りました。8x8のボードに白いボールを64個置けば7x7でスライドが可能なボードになります。この上に自分と相手(黒と黄色)、それに中立(赤)を置いて遊びました。このために黄色のボールを追加で購入しておいて良かったです。

最初は逃げ切りしやすいだろうとか、連続手番が強過ぎてゲームとしてはどうかとか思いましたが、やっているうちにそれほど逃げ切りとはならないし、連続手番がむしろ良い方向に働いていて面白く思えました。まだ4回なので、何とも言えない部分もありますが、たまに千日手になってしまうこと(そのときは意図的に回避しています)以外は問題はないのではないでしょうか。

結果
1戦目:自分 7、キノ* 0
2戦目:自分* 7、キノ 0
3戦目:自分 7、キノ* 6
4戦目:キノ 7、自分* 6



コリドール Quoridor
(説明 5分 プレイ時間 各10−15分)
Quaridor20140410.JPGギガミックではおそらく一番有名なゲームのひとつである「コリドール」です。壁を作って相手を妨害しつつ、自分の経路を確保します。それぞれ自分のコマを1つと壁を10枚持ってスタートです。手番には自分のコマを縦横に1マス進めるか、または2辺分の壁を任意のマスの境界に置くかのどちらかです。コマは壁を越えられませんが、相手のコマを飛び越えることができます。壁はボードをはみ出せず、また相手がゴールにたどり着けないようにしてしまうことはできません。

面白いのは壁は自分の経路を確定する目的でも使えることです。無駄な動きをしたり、無駄に壁を使うくらいならば、壁1枚で自分の経路を定めた方が効率的です。とはいっても、そこまで展開の幅が広いとは感じられずに、飽きが早そうな気がしますが、どうなのでしょうかね。

結果
1戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
2戦目:自分 勝利、キノ* 敗北



数独マスター Sudoku: Duell der Meister
(プレイ時間 25分)
SudokuDuellDerMeister20140410.JPG久し振りに遊ぶ「数独マスター」です。クニツィアの数独シリーズでは、この「数独マスター」と「数独カードゲーム」が面白いと思います。行、列、正方形の区画でのエリアマジョリティーで、いかにギリギリで相手に勝つかというわかりやすいゲームです。数独のシステムを利用して、置けなくなったマスをうまく使って列を獲得していきます。最初はパズルっぽいのですが、後半は思いのほかゲームになっています。地味に面白いゲームですね。

結果:自分 12、キノ* 11



クレイジーチキン Crazy Chicken
(プレイ時間 4ディール45分)
CrazyChicken20140410.JPG「ドライブ」の元になった2人専用のゲームで、初プレイです。とはいうものの、リメイクの「ドライブ」もカード構成は同じでた人数用のルールを加えただけのようです。手番には2枚補充してから、メルドをするか1枚補充します。このとき捨て札と山札が2つずつあり、同じ山からの補充はできません。メルドは最低2枚の同種のカードですが、場に既に出ている同種のメルドの枚数を上回らなければならず、あとからの付け札などはできません。そのとき、枚数の少ない以前のメルドは破棄されます。こうして6種類のメルドをさらすか、9種類全部のメルドが場に出たら終了です。

以前も思いましたが「バンパイア」や「スパイ」と似ているプレイ感覚です。こちらの方がよりシンプルで分かりやすいかもしれません。ルールの通り4ラウンドプレイしました。

結果:自分 221(76+35+71+49)、キノ 172(28+75+8+61)

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