土嚢の会 2014.03.06

NestorGamesBags2014.JPG「土嚢の会」とはアブストラクトゲームを中心に遊ぶ会です。アブストラクトゲームはもともとプレイ人口が少なく、普通のゲーム会などでは遊びづらいこともあり、どうしても別に集まるということが多くなります。2人で遊ぶことも多いのですが、3人以上でも多人数アブストラクトを遊んだり、プレイヤーを交代して遊べます。近年ではネスターゲームズ、シュテフェンシュピール、ブルーオレンジゲームズ(ジャクタリア)などからアブストラクトゲームが多く出版されています。以前、ボードゲームサークルまんまるで大量にネスターゲームズのゲームを持ち込んだところ「土嚢のようだ」と言われたこともあり、それ以来アブストラクトの会は土嚢の会と呼ばれています。




コーポレーション Corporation
(プレイ時間 35分)
Corporation20140306.JPGコーポレーションは、2−4人用の完全情報のゲームで、これまで何度か遊んでいます。自分の3つのコマを最上階のエグゼクティブルームまで昇格させるのが目的です。そのためのルールを変えていくというのが面白いのですが、とても次のプレイヤーのことまで考えている余裕はありません。ゲームというよりパズルのような気もします。今回はキノさん、一味さんとの3人プレイ。あまり4人で遊んだことがないので、今度は4人で遊んでみたいです。

結果:キノ 勝利



カリスト Callisto (ピアトニク版)
(プレイ時間 20分)
Callisto20140306.JPG最初、間違えて2人用のボードで遊んでしまい、殆どのコマが置けないという状態になってしまいました。仕切り直しということで3人用のボードで遊びました。3つ目の塔を建てたものの活かしきれずに最下位でした。純粋な陣取りのようなゲームで、見た目からブロックスの亜流と言われますが、プレイ感がかなり異なるしもっと遊ばれても良いゲームだと思います。

結果:キノ 0(勝利)、一味 0(勝利)、自分 5



オメガ Omega
(プレイ時間 30分)
Omega20140306.JPG久しぶりに本来のボードで遊ぶ「オメガ」です。今回は一辺が6のヘックスヘックスボードを使いました。これだと91ヘックスですので3人プレイではひとり10手番あります。ちなみに最大の一辺が10のヘックスヘックスボードだと、271ヘックスで3倍の長さになります。手番には全員のコマをひとつずつ置くだけです。終了時に自分のコマのグループの積が得点となります。理想的にはサイズ3のグループをたくさん作れば良いのですが、なかなかそううまくは行きません。2人のときよりも小さなグループが作りやすくはなります。そういう意味では4人の方が面白いかもしれません。

やはり問題点はこのスコアリングシステムです。「ローゼンケーニッヒ以上に分かりにくい」という意見があった通り、まったく見通しが立ちません。同じようなこと(つまり3のグループを多く、グループ数を多く)を異なったスコアリングスキームで実現できそうだと思いますが、どうなのでしょうか。グループの積がスコアになるというのはアイディアとしては面白いものの、プレイアビリティには貢献していないのが残念です。

結果:
一味 9600=8*5*5*4*3*2*2*1
自分 5184=8*6*6*3*3*2*1*1
キノ 2520=10*7*3*3*2*2*1*1*1

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