Playground Office Q 2013.02.19

毎週火曜日に東京・渋谷の Playground Office Q (POQ)という場所で軽めのゲームを中心としたゲーム会があります。草場さんに誘われてこの日も参加しました。草場さんの影響もあってか、トランプ、ドミノ、投扇興などの伝統ゲームや、ちょっと古めの黄金時代のドイツゲームが遊ばれています。



イレブン ポイント ブラック タイル Eleven Point Black Tile
(プレイ時間 4ディール20分)
11ptBlackTile20130219.JPGダブルシックス(0-0から6-6までの28枚)のドミノを使ったハート系トリックテイクです。配りきり(3人なら9枚、4人なら7枚)でそのうち3枚を同時に左隣りのプレイヤーに廻して手札調整をします。スートは0から6とダブルの8つあり、強さは、数字スートではダブルがトップであとは数字順(例えば3のスートなら、3-3 > 3-6 > 3-5 > 3-4 > 3-2 > 3-1 > 3-0)、ダブルのスートでは6-6 >・・・> 0-0の順となります。つまりどのドミノも2つのスートに属していることになり、これがこのゲームの最大の醍醐味でもあります。

目的は点数を取らないようにすることです。3のつくドミノは1点、それに加え0-0は4点で計11点あります。これが名前の由来ともなっています。切り札はなく、リードプレイヤーはリードする時にどちらのスートがを宣言します。なお第1トリックの第1リードだけはパスができ、その場合は左隣りのプレイヤーが強制的にリードとなります。全11点を取るとシュートザムーンで自分以外のプレイヤーに22点となり、これが大きいです。

先週は3人で遊び、何度もシュートザムーンに挑戦したもののことごとく失敗しました。また3人ではルールによって余った1つをどうするかが異なるのもしっくりとしないところです。日本語ルールでは第1トリックの勝者が余った1枚も取るということですが、英語ルールではこれは見当たらず、ゲームから除外するか、またはまったく触れられていません。シュートザムーンの時はどうするのでしょうかね。このあたりはプレイヤー間で決めて良いと思います。

今回は本来の遊び方と思われる4人ルールです。手札の7枚中3枚も交換することもあって、シュートザムーンはあまり難しくありません。4ディールで終わってしまいました。おそらく交換を2枚にして、シュートザームーンは22点ではなく11点とすれば良いかなあと思います。

結果:ジャック 44、anne 47、自分 52、草場 66



ケルトカード Keltis: Das Kartenspiel
(プレイ時間 30分)
POQに常備してあるゲームの1つで、ここで時々遊びます。「バベルの塔」の説明だけしてから、秋山さんとうりさんとの3人で遊びました。最初に人に意地悪をしすぎたためか手札がどうにも廻らなくなって惨敗でした。

結果:秋山 27、うり 17、自分 17



市場の商人 Mercante in Fiera
(説明 10分 プレイ時間 25分)
MercanteInFiera20130219.JPGイタリアの伝統ゲームです。ギークによれば1762年のゲームらしいです。40枚の色々な絵柄のカードが2組あるというシンプルなゲームで、これの他に各プレイヤー150相当のチップが必要です。ゲームは前半と後半に分かれています。まずは参加料の10を払ってスタート。前半は競りで、40枚のカードを1枚ずつ競っていきます。リアルタイムのオープンオークションで、買ったプレイヤーはその分のチップをテーブル中央に払います。

ゲーム後半は宝くじの時間です。ディーラーはもう1組の40枚のカードを裏向きで並べ、集まったチップを適当に配分してカードの上に置きます。最初の数枚にはチップは置かず、最後から2番目のカードが大当たりとなるように徐々にチップを多くしていくそうです。また個人間での賭けをいくつでもすることができます。自分のカードと相手のカードのどちらがあとからめくられるかを競うのです。このために持ち金を少しは残した方が良いです。

準備ができたら、裏向きのカードをはずれの方から1枚ずつめくります。めくるたびに個人間での賭けがあれば解決し、カードの上にチップがあればそのカードを競る落としたプレイヤーに賞金が入ります。

イタリアでは誰もが知っている子供向きのゲームとのことです。競りであまり高く競りとしてはだめですが、1枚も競り落とさないと勝てません。でも結局は最後から2番目の大当たりを引けば勝ちなのです。ディーラーの草場さんが盛り上げてくれます。確かにこれは子供には受けが良いかもしれません。カードのイラストも雰囲気があり、自分のカンガルーとあいての牛を戦わせたりと、そういう妙な楽しさがあります。大当たりを当てたうりさんの勝利。1枚も競り落とさなかったShadowflameさんが2位でした。

結果:うり 591、shadowflame 140、草場 99、秋山 66、ジャック 62、anne 50、自分 43



花火 Hanabi (アバクス版)
(プレイ時間 各25-35分)
Hanabi20130219.JPG秋山さんのリクエストで「花火」です。経験者のshadowflameさんはもちろん、初めてだという秋山さんもうまく、最初から20点獲得です。ここPOQでは花火は様々な事件を巻き起こしており、4点で終わったこともあれば、協力ゲームというのがわからずに「そんな本当のことをヒントに言っていいの?」などと言うプレイヤーもいたりと波瀾万丈でしたが、今回は比較的まともでした。パーフェクトの25点を目指すべく、合計で3回遊び、1点ずつ上がっていったので多少の進歩はあったと思います。いつかはパーフェクトを取ってみたいですね。

結果(花火師:秋山、shadowflame、自分)
1戦目:20
2戦目:21
3戦目:22



帰りの東急渋谷駅で、突然の破裂音と煙には驚きました。発車を待っていた列車から降ろされて、全員避難となりました。どうも高架下で火事があったようです。

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