DCゲーマーズ 2009.08.22

今回のDCゲーマーズはリシの家です。ちょっと遅れての到着。来る前にはロストシティとサンファンが遊ばれていた模様。



ウィキッド ウィッチーズ ウェイ Wicked Witches Way
(説明 5分 プレイ時間 30分)
WickedWitchesWayBox.jpgリアルタイムの記憶ゲーム。箱は本の形をしていて、それがそのままダイスを振る場所になっているのがお洒落です。10個近くあるダイスには色々なシンボルが赤と黒の2種類で描かれています。振ったあと、同じシンボルが赤と黒の両方出ていたら無視され、また2個以上といった重複は1つだけの扱いとなります。無視されないで残ったダイスのうち赤、又は黒だけを覚えるのです。
WickedWitchesWay.jpg覚えたと思ったら誰でも自由に本のページをめくってダイスをカバーしストップを掛けることが出来ます。このギミックもなかなか楽しいです。

ストップのあとは全員で手札を使って答えを提示、そして答え合わせです。当たった数だけ進めますが赤、又は黒で全部当てると、特殊カードがもらえたり、余計に進めます。

ダグが持参。6人で取りあえず出来る短時間ゲームという事で試してみました。最初のうちは調子が良かったのですが、後半慣れたと思った頃に間違いが続出。その間にアラムがゴールです。

結果:アラム 26、ステュワート 24、ダグ 22、自分 21、リシ 19、デボラ 17



ここでラリーを加えて7人になり4人と3人に分かれてプレイ。4人テーブルでスチームを遊んでいる間に、こちらはクニツィア3連発です。



モダンアート カードゲーム Modern Art: The Card Game
(プレイ時間 25分)
まずはモダンアートカードゲーム。最近のカードゲームでは一番面白いと思います。今回は、1ラウンド目8点、2ラウンド目4点、3ラウンド目26点、4ラウンド目55点で合計93点で勝利。最初の2ラウンドではカードは余計にプレイせず、最後で勝負を掛けました。やはりこのゲームは3、4ラウンド目にクライマックスがあるのが良いですね。

結果:自分 93、ステュワート 91、ダグ 80



サムライ Samurai
(プレイ時間 40分)
SamuraiEdo.jpg次はリシ所有のサムライです。一部では3人がベストとも言われていますがどうなのでしょうか?1人脱落することが確定している4人プレイもシビアで面白そうなのですが。さて、今回は江戸に3タイル配置したあと放っておいたので江戸が一番最後になりました。江戸には仏像、兜、田の3種類すべてがあるので、江戸が残るとゲームがサドンデスにならないということに初めて気が付きました。兜でトップ、仏像でトップタイで勝利。

結果:自分 7(4-5*-3)、ダグ 4(2-2-5*)、ステュワート 0(4-3-1)
(括弧内は仏像、兜、田の順。*は単独首位を表す)



ブルームーン シティ Blue Moon City拡張タイルセット1
(説明 20分 プレイ時間 45分)
BMCExp1%2B2.jpgここで4人となったので、リシ所有のブルームーンシティをプレイ。持参した拡張タイル1と2を入れてみました。それぞれ2枚ずつで、シュピールボックスのおまけとして付いてくるものです。両方入れると丁度5x5のタイル配置になります。

拡張タイルセット1:ホスピタルとアセンブリハウスの2枚。
拡張タイルセット2:ゴールデンシュラインとシアターの2枚。

ホスピタル、アセンブリハウス、ゴールデンシュラインは、そのタイルで手番を終了させると、それぞれ、山札から2枚余分に補充、好きなタイルに瞬時移動、オベリスクに捧げもの可能、という追加アクションがあります。シアターは唯一緑色のカードが必要なタイルです。

今回は、手番終了時にオベリスクへの捧げものが出来るというゴールデンシュラインをフルに活用しました。カードマネージメントが出来れば、これはかなり強力だと思います。しかしながらあと一歩というところでローラの勝ち。

結果;ローラ 4、自分 3、ステュワート 2、ダグ 2



法廷 Tribunal(古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 1時間30分)
Tribunal.jpg法廷はクオヴァディスに似た交渉ゲームで、古代ローマの新しいゲームでは唯一7人まで遊べます。使用するカードは30枚。5色のスートは5人の被告人に対応しています。各スートの数値は3ー7と10という変わった構成です。

ボード上には5色の被告人コマがあり、これを皆で1人ずつ裁いていきます。すべての被告人コマが裁かれるか、あるいは全プレイヤーが議長を1度ずつ努めたらゲーム終了。手札の10は、その色の被告人が有罪のとき、3-7は無罪のときにカードの数値だけ報酬がもらえます。裁かれなかった被告人のカードは何も報酬がありません。これらのカードはゲームの始めに配られ、各自2枚を順に廻して手札の内容を調節できますが(同色で有罪をサポートする10と無罪をサポートする3-7の両方を持たないようにするなど)、それ以降はカードの変更は出来ません。

議長はどの色の被告人コマを裁判にかけるかを決めます。その後、直ちに全員で同時公開の一般投票を行い、有罪か無罪、多かった方に1票入ります。ボード上の天秤が有罪(左)と無罪(右)の票数を表します。もしどちらかへの一般投票が1以下であれば圧倒的多数ということで、弁論をせずに即座に有罪無罪が決定してしまいます。

ここからの弁論がこのゲームのメインです。時計回り、または反時計回りに自分の投票コマを天秤のどちらかに置くことで有罪か無罪に投票します。このとき、より後の手番のプレイヤーに投票コマを売っても構いませんが、持っている全ての投票コマは投票に使うか売らなければなりません。議長が最後に投票して有罪か無罪が決定します。同数の場合は、判決無しということで被告人コマは元に戻されるのです。

たったこれだけのシンプルなルールですが、あらゆる場面での交渉が可能です。そして交渉には手持ちのお金を使ったり、履行可能な約束をしたりできるのです。まず、どの色の被告人コマを裁くのか?投票は時計回りか反時計回りか?どちらに投票するのか?あるいは投票権を売買するのか?など本当に様々な交渉が絡んでいます。さらに各プレイヤーには1回だけ2度投票することができ、もちろんこの追加投票コマを売買することも可能です。

ある色(スート)で6枚全てのカードが使われている時には無罪だと3+4+5+6+7=25、有罪だと10がプレイヤー間に支払われることになります。よってどちらでもないときには有罪をサポートするのが基本です。

以前何度かプレイしたことがあり、プレイするメンバーにもよりますが、非常に交渉がシビアで楽しいゲームです。今回は6人プレイで有罪は1つで後は無罪。また、同数になることが多かったため、未決定の被告人も数人でました。また色々と交渉で揉めて1時間30分もかかってしまいましたが、通常は45分くらいのゲームです。古代ローマの新しいゲームでは別のゲームとして製品化されなかったゲームですが、なかなか面白いと思います。

結果:ローラ 39、ラリー 38、ステュワート 36、ダグ 34、自分 26、リシ 22



ここで再び2テーブルに分かれました。ダグ、ローラ、ラリーはラーダイスゲームと乗車券スイスを遊んでいる間にドラゴンイヤーをプレイ。



ドラゴン イヤー Im Jahr des Drachen / In the Year of the Dragon
(説明 25分 プレイ時間 1時間)
YearOfTheDragon082209.jpgかなり久し振りです。ここでレポートした2回だけで今回が3回目。災害の連続である辰年をいかに乗り切るかというゲームで、細かいルールが多いですがまとまっている感じはします。雇う人物によって戦略が変わっていくのが楽しいです。

最初に毎回得点になるチップを買ったので少し苦労しましたが、点数を着実にかせいで、手番順にも気をつけながらプレイ。3度目にして初勝利です。

結果:自分 106、リシ 95、ステュワート 91



ごいた Goita
(プレイ時間 45分)
Goita082209.jpgなんとかDCゲーマーズでも普及させようと思っているのですが、なかなかプレイ機会がありません。ようやく4人になったところで出してみました。自分以外は初プレイ。ラリーは日本の将棋を知っており、「将棋の駒を使うとは面白い発想だ」と言ってました。メカニクスは個人的には他にあまり見ないもので斬新だと思っているのですが、他の3人にはティチューの同類としか見られなかったようです。運の要素が大き過ぎてスキルの要素がない、手番での選択肢がなさ過ぎる、といった批判が多かったです。僕は3回目なので漸くいろいろと見えてきた感じがするのですが、伝統ゲームというのは繰り返しのプレイを前提としているので、なかなか面白さを伝えるのは難しいですね。どこか英語でごいたの戦略を解説したサイトなどがあれば良いのですが。

向かい合わせになっていたリシとローラがペア、そしてラリーと自分がもうひとつのペアという組み合わせです。自分のペアは最初は好調でしたが、リシが連続して勝ち続けて逆転負け。

結果:リシ&ローラ 150、ラリー&自分 90



ビッグシティ Big City
(説明 15分 プレイ時間 50分)
BigCity082209.jpg最後に3人でビッグシティ。最近プレイ回数が多いゲームです。リシは僕の持ってきたゲームということで懐疑的でしたが、ギークでチェックして「DCゲーマーズのなかでは結構高評価だね、じゃあ遊んでも良いか」と言うので遊ぶことにします。(ギークにはギークバディといって自分の友人の評価だけを簡単に見られる機能があります。凄く便利です)。

3人プレイがベストと言われているこのゲーム。デパートの建設予定地に公園を建てられてしまいましたが、教会で最後に逆転。

結果:自分 94、リシ 81、ラリー 78

SHARE