WWGA 2005.03.12

WWGA(Washington to Washington Gaming Alliance) は大学院の友人たちと半年ほど前から始めたプライベートなゲームサークルでワシントン州出身の友人がいることとワシントンDCを活動の拠点とすることから名付けられました。結構いい加減なネーミングですね。ドイツゲームを全く知らない、ゲームといえばモノポリー、リスク、アキシスアンドアライスなど、という友人らを相手に、最初はコロレット、トレンディー、フリンケピンケ、ハイソサエティ、ブラフ、キャントストップなどのカードゲームやダイスゲーム。次にメディチ、モダンアート、アクワイア、王と枢機卿。そして最近はラー、カタンの開拓などを主に遊んでます。特にカタンの開拓は予想していた通りのビッグヒットで1日に10連続、11連続プレイをするという熱中度。さすがに僕は他のものがプレイしたくなりましたが、カタン中毒は恐ろしいとあらためて思ったものです。今回はそのカタンの拡張版を試してみようということで同居人が面白そうといったカタンブックの植民地をプレイしました。



植民地 Die Kolonien (カタンブック Die Siedler von Catan: Das Buch より)
(説明 20分 プレイ時間 120分)
Kolonien 1.JPGカタンブックには4つ、難易度が高いとされているシナリオがありますが、これはそのひとつ。トイバー自身が手がけたシナリオです。カタンブックと基本セットの他にはカタンの航海者たちだけでプレイ可能と書いてありますが、実際にはタイルが微妙に足らず、航海者5-6人拡張が必要です(砂金川が3枚必要なため。まあ他のタイルで砂金川を代用すればいいのですが。)固定マップを図の通りに作らなければならないためにセットアップに時間がかかるというのが難点ですがそれは仕方のない所。数字チップは、開拓者の5-6人拡張セットと航海者たち(3-4人セット)をあわせて2と12を2つずつ抜くと丁度良いです。

Kolonien 4.JPG航海者たちのシナリオ、オセアニア Ozeanien のようにマップの半分はタイルが置かれておらず母国から船で発見していきます。船は海上に航路として並べるのでなく、実際に大海原を動き回るのがこのシナリオの魅力です。海沿いの自分の開拓地を拠点とし、サイコロの大きい目の分だけ動きます。タイルの置かれてない未開地に到着するとタイルをめくって陸地発見、または発見できず海となるのはオセアニアと同じ。陸地なら発見ボーナスに加え、そのタイルに開拓地を建てて植民地とする権利が与えられます。

Kolonien Materials.JPG植民地は母国と違い、原材料でなく植民地チップを産出します。砂漠、ジャングル、砂金川、鉱山、火山といった地形で宝石、発見物、黄金、鉄鉱石チップがそれぞれ手に入ります。最後の火山は何でも好きなチップが手に入るので強力ですが、溶岩バリアントを採用すると植民地が無に帰してしまう危険性が伴います。(今回はこのバリアントは採用しませんでした。) これらのチップは集めると勝利点になったり、1:1交換が出来たりと強力ですが、船で母国まで運ばないと使えません。ここでも船が活躍です。7が出ると暴れる海賊は、相手の貿易航路をブロックし、輸送中の大切なチップを奪うことが出来ます。

(右は5種類の植民地の地形と4つのチップ、そして効果一覧表です)

必要な勝利点が13点なので、カードや最大騎士力、ジャングル発見物の助けがない場合は街4、開拓地5を全て建てなければなりません。早いうちに街にアップグレードする必要が出てくるので鉄鉱石チップは大切です。また2:1の港があると金を2:1で鉄鉱石に出来るのでそれも悪くないと思います。めくって出た地形とその目によって柔軟に戦略を変えていかなければなりません。特に母国と植民地の距離が4だと、他のプレイヤーにあまり邪魔されずに有効に資源を運べます。船を発見や輸送など色々に使うのが面白く、完成度の高いシナリオです。さすがに3ゲーム連続6時間は疲れました。

結果
1ゲーム目:エリック 13、マーチェック 12、自分 10、デーモン 9
2ゲーム目:エリック 13、マーチェック 12、デーモン 12、自分 10
3ゲーム目:マーチェック 13、デーモン 10、自分 10、エリック 6

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