ニューエントデッカー

   この日の締めくくりは予定していたニューエントデッカーをプレイしました。奥さんは疲れたので残念ながら辞退。ニューエントデッカーは二人からでも出来ると言うことなので、最後にとっておいて良かったです。といってもこのゲームの2人プレイは初めてなので、どういう感じなのかは全く想像できません。ゲームのメカニクスはタイル配置でちょうど、カルカソンヌにも似ています。ニューエントデッカーは元々エントデッカーというタイトルでクラウス・トイバーが気に入らなかった部分を修正してリメイクしたのです。一番大きな変更点は島が完成すると送り込んだ探検隊を族長のいる小屋に派遣することが出来ます。小屋に一番多く探検隊を訪問させたプレーヤーは褒美として果実(VP)を最後に得ることが出来ます。個人的には探検隊とくれば宝物という方が雰囲気がでると思うのですが、意味合い的には未開の島を発見してそこに住む族長に貢ぎ物をしてご機嫌を取っているといったところでしょうか?

   この日のパトリックは日本での最後のプレイということで気合いが入っているのか、冴えていました。僕はかなり大きな島を完成させる一歩手前だったのですが、お金が無くなり閉じようと思った場所が閉じれません。パトリックは運良くお金もあり、オープンタイルを買いそこを閉じます。もちろん、一番強い開拓地を買い配置してしまいました。これで一気に20点以上のリード。これだけでなんだかやる気がなくなってきました。w次の島も同じようにやられてしまい、もう絶対追いつけないのではないかという点差になってしまいました。唯一の救いは探検隊を僕の方が多く配置していたので、族長訪問の方で優位に立っていたことです。3つ目の島は何とか取ることが出来、20点差ぐらいには迫りました。残りは端の小さなスペースを埋めていくだけで、この辺は二人でやっているとなんだかセコセコしていてどうも面白くありません。カルカソンヌでも同じですが、やはり男のロマンを追求して巨大帝国を築かねば。もう面倒くさくなってきたので、二人の協議のうえ終了することにしました。残すは隠された族長の貢ぎ物ポイントです。ここでは僕がほとんどを制しているので、ひょっとしたら逆転もあるかなと思ったのですが、あけてみたら、パトリックが20点ぐらい取っていて微妙に追いつけませんでした。最後は惜しかったのですが、僕はどうもこの最後の族長のポイント制度も気に入ってないので、これで勝ったとしてもウレシくないんですよ。勝てなかったし。 

   族長のポイント制度が嫌いなのでオリジナルのエントデッカーの方がむいているのかもしれません。ただタイル配置だけのゲームならカルカソンヌの方を遊んでしまうと思うので、どっちもどっちと言う気もします。今回はこ2人プレイだったので若干大味になったんだと思います。実際、3人以上でプレイすると差が開きにくいのと、族長への道が大変混雑するほど入り乱れます。この方が断然エキサイティングだった覚えがあります。とりあえず、パトリックはこの日すべてのゲームで勝ったのでこのゲームも気に入っていたようです。ドイツに帰ったら、いっぱい買わないといけないと言って嘆いていました。それではパトリック気をつけて帰ってねー。 Auf Wiedersehen =)

やられっぱなし
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