高尾ゲーム会 2019.03.24

スチーブンソンズ ロケット Stephenson's Rocket (グレイルゲームズ版)アメリカ東部&中国 Eastern USA & China
(説明 15分 プレイ時間 110分)
StephensonsRocket20190324.JPGグレイル版「スチーブンソンロケット」の中国マップです。産物は6種類になっており、マジョリティーを取りやすくなったので価値が上がっているのはアメリカ東部マップと同じです。3人なので、ますます産物は大切になってきます。今回は 中盤まで拒否権がほとんど発動しないなか、自分はたったの1株で拒否権を発動させて他のプレイヤーの株数を削るといういやらしいプレイをしていました。うまく駅の数を増やして、最終的には最大会社で最大駅数と株数を得られたことが大きかったです。最大会社の価値は25だったので、これだけで50点でした。中央の灰色の会社がどちらの方向に行くかで、色々と展開が変わりそうなマップです。

結果:自分 113、usalapbit 103、トミー 81



フレッシュフィッシュ FrischFisch (2F初版)
(説明 15分 プレイ時間 55分)
FrischFisch20190324.JPG旧版の「フレッシュフィッシュ」です。たっくんは2F新版ルールは遊んだことがあるそうですが、新版ルールと旧版ルールでは道路の作り方がまったくと言って良いほど異なります。今回は、ちゃんとトポロジーを用いた旧版ルールを、前回と同様の競りシステムで遊びました。この競りシステムだと、お金を結構使うので、お金のマネージメントもかなり大切になってきます。トミーさんが序盤に3つほど良い場所を安く競り落として、そのまま妨害できずに独走されてしまいました。最終的には3点差まで縮めて2位だったので、まずまずです。しばらくこのルールで遊んでみたいものです。

結果:トミー -3(6-9)、自分 0(6-6)、武井 2(7-5)、たっくん 9(15-6)
(カッコ内は距離−残金)



ヘックメック バーベキュー Heckmeck Barbecue (赤箱版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
HeckmeckBarbecue-Boxes.JPG「ヘックメックバーベキュー」は2010年にツォッホから出版された、クニツィアがデザインしたダイスゲームです。「ヘックメック」にボードが加わり、コンポーネントも賑やかになりました。ヘックメックボードゲームとでも呼ぶべき位置付けで、パッケージにはそのように書かれています。なお「ヘックメック」には、このバーベキュー以外にも、ジュニア、デラックス、すしゾック、など様々なバージョンがあります。

HeckmeckBarbecue-InsideTheBoxes.JPGコンポーネントはボードとダイス8個、プレイヤーのディスク5色10枚ずつ計50枚、得点となる青い虫5匹(各5点)と赤い虫25匹(各1点)計30匹、それに、かたつむり12匹(各3点)です。ボードは23から36まで14の数字が並び、各数字にはコマを置く場所と獲得した時の得点が描かれています。23は3点、24−26は1点、27−30は2点、31−33は3点、34−35は4点、36は5点です。8個のダイスの各面は、それぞれ1、2、3、4、虫(5)、6で、元の「ヘックメック」での5の代わりが6になっています。

HeckmeckBarbecue-Dice.JPGゲームの目的はダイスでより高い合計値を振って、多くの点数を得ることです。各プレイヤーは自分の色のディスクすべてを手元に置き、虫とかたつむりはボードの脇に置いておきます。ボードには何も置かずにゲームを始めます。

手番には8個のダイスをすべて振り、出た目を1つ選んでその目のダイスをすべて脇によけます。そして、残りのダイスをすべて振り直して、まだ脇によけていない目を1つ選んで、その目のダイスをすべて脇によける、ということを好きなだけ繰り返します。しかし、もしも脇によけたダイスの目しか出なければ、無得点で手番終了です。そうなる前に、ダイスを脇によけた直後に、自発的に手番を終了して点数を得るのです。点数が得られないならば手番を終了することはできません。

HeckmeckBarbecue-Boards.JPG点数を得るためには、脇によけたダイスに虫が含まれており、ダイスの合計値が23以上であること、そして、合計値に対応するマスがディスク2枚で塞がってないことが条件です。マスが空いているとき、あるいは自分のディスク1枚のときは、対応するマスに描かれた虫の数だけ点数を得ます。そして、自分のディスクを1枚置きます(既に1枚置いてあるときは2枚になります)。マスに他のプレイヤーのディスク1枚が置かれているときには、得点はそのプレイヤーから奪い、ディスクは自分のディスク1枚で置き換え、既にあったディスクはそのプレイヤーの手元に戻します。かたつむりが置かれているときにはかたつむりを獲得し、そのマスは空きマスになります。ダイスの合計値が37以上ならば、ストックにあるかたつむりを1個獲得します。

HeckmeckBarbecue-Pieces.JPG点数を得られずに失敗したとき(つまり既に脇によけた目しか出なかったとき、虫の目を脇によけられなかったとき、合計が22以下のとき、合計値にディスクが2枚あるとき)は、かたつむりを空きマスのうち合計値が最も高いマスに置きます。マスがすべて埋まっているときには、ディスク1枚のマスのうち合計値が最も高いマスに置き、ディスクはそのプレイヤーの手元に戻します。

こうしてゲームを続けて、すべてのマスがディスク2枚かかたつむりになったとき、あるいは12匹のかたつむりがストックからなくなったときにゲーム終了です。

ヘックメックとのメカニクスの比較
1.ダイスの目が「5」の代わりに「6」になっている。
2.合計値の範囲が21−36だったのが、23−36と狭くなっているが、得点の範囲は1−4点が均等に4つずつだったのが、1−5点に広がった。一番低い23は3点。最高得点の5点は36だけ。
3.ちょうどの目でないと獲得できない。もしディスク2枚で塞がっていたら失敗。
4.失敗によるペナルティーがない。
5.失敗すると、場の最も大きい合計値がなくなるのではなく、かたつむり(3点)が置かれる。のちにかたつむりが取られると、再び通常の点数を得ることができるようになる。
6.相手が1回点数を得たどの目でも奪えるので、攻撃性が高い。ヘックメックに例えると、一番上のタイルだけでなく、獲得したどのタイルでも奪えることになるが、プレイヤーが自分でもう1回その目を獲得すればもう奪われることはなくなる。

収束性に関しての考察
元の「ヘックメック」では場のタイルがなくなったら終了なので、以下の場合には、ゲームが終了条件に近づいていないことになります。

1.他のプレイヤーの獲得した一番上のタイルを奪う。
2.失敗して場にタイルを戻して最高値のタイルを裏返す。
3.上記の2で、場に戻したタイルが最高値のときは例外としてタイルを裏返さない。

特に3のケースではゲームが停滞するだけでなく、終了条件から遠ざかります。しかしこれは逆転要素を残すためにあり、たまに起こる程度なのであまり問題ではないでしょう。また2のケースもプレイヤーが持つタイル枚数までしか起こり得ないので、限りがあります。問題は1のケースで、プレイ人数が多いとターゲットとなる一番上のタイルも多いので、これが頻繁に起こります。よってヘックメックは2−3人が良いのではないかと思うのです。

「ヘックメックバーベキュー」ではボードのマスがすべてディスク2枚かかたつむりで埋まるか、あるいはストックのかたつむりがなくなったら終了です。上記の1−3のケースは以下のように言い換えられます。

1.他のプレイヤーのディスク1枚しかないマスを自分のディスク1枚で置き換え得点を奪う。
2.失敗してかたつむりがストックからボードの最高値に置かれる。
3.上記の2で置かれたかたつむりは得点として獲得できる。

ここで注意したいのは1のケースはヘックメックと比べてより頻繁に起こるので、収束性が悪くなりそうなのですが、2のケースではペナルティーがないことからゲームが収束に向かっています。しかし、3のケースではやはりゲームが終了条件から遠ざかりますが、これもまた逆転要素であり頻繁には起こらないので問題はないでしょう。

これらの考察から、ヘックメックバーベキューは、ヘックメックとくらべて攻撃性が高い割には収束が早いのではないかと思われます。ちょうどの目でないと獲得できないというルールのために、特に後半は失敗しやすく、失敗するたびにゲームは収束に近づくのです。

バージョンによる違い
Heckmeckbarbecue-Z-shapeBoard.JPG現在のところ2010年版とひとくくりにされているみたいですが、少なくともパッケージの違いで3つの版があります。おそらく最も古いのが立方体の赤箱版、次が同じく立方体のオレンジ箱版、最後が大きめの平箱版です。立方体版は、同時期に出版された「アロザ殺人事件」と同じサイズで、ジグザグに折ったボードが十字の中仕切りを兼ねていて、ダイス、プレイヤーコマ、虫、かたつむりを分けて収納するようになっています。平箱版ではボードは若干大きめで2つ折りです。また、かたつむりの色が立方体版では薄紫色だったのが、平箱版では濃い紫色になっています。それ以外の違いは見当たりません。

HecmeckBarbecue20190324.JPGこの日は武井さんと2人で遊びました。得点の虫のコマがチョロギみたいで特徴的なのですが、チョロギと言っても誰も理解してくれませんでした。チョロギってそんなにマイナーな食べ物だったのでしょうか。転がりやすくて、オロンゴの貝殻みたいです。久し振りの2人プレイでしたが、ヘックメック同様に2人でも十分楽しめます。マスの確保がちょっとバックギャモンっぽくて面白いです。今回は最後に3点差で勝利。しかし、3−4人くらいでも失敗が増えてゲームの収束が確保されるので問題ないような気がします。

結果:自分 25、武井 22



カルテル Kartel
(説明 5分 プレイ時間 10分)
Kartel20190324.JPG最後は4人に「カリバ」を教えたあと、自分も加わってもう一つのヘルベチクのゲーム「カルテルです。ダイス(2、3、4が2面ずつ)を振り、出た目以内の歩数だけ景観を時計回りに進め、タイルを取ります。ボスを捕まえると逮捕したことになり、7人中5人のボスが逮捕されればゲーム終了です。すべてのタイルはこのボスが逮捕されるかされないかで得点がプラスになったりマイナスになったり0だったりします。子分タイルはボスが逮捕されればプラス、されなければマイナスです。賄賂は逮捕されなければプラス、されれば0です。イズナさんが賄賂を3種取り、そのうち2種が逮捕されずに終了。これだけで6点あり、イズナさんが勝利しました。

結果:イズナ 12、武井 10、usalapbit 7、トミー 5、自分 2

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