土嚢の会 2018.08.25

Donounokai20180825.JPG第27回土嚢の会です。参加者は16人でした。猛暑日なので3人も直前キャンセルがありました。インドアのアクティビティーとはいえ、暑過ぎるとゲーム会も難しいものです。久し振りに遊んだ「インターナショナルチェッカー」や初プレイの古いゲーム「ドメイン」のほか、なんといっても「ラプラス」のパートナーシップが素晴らしかったです。




流氷に乗って Go with the Floe
(プレイ時間 各5−10分)
GoWithTheFloe20180825.JPGまずは、初参加のぶちょーさんと「流氷に乗って」を遊びました。コンポーネントが可愛らしくとっつきやすいゲームだと思います。ただ、最近はなかなかホッキョクグマでは勝てません。今回もすべて先手であるアザラシが勝利。

結果
1戦目:ぶちょー* 14、自分 0
2戦目:自分* 24、ぶちょー 0



ドメイン Domain
(プレイ時間 各15−20分)
Domain20180825-1.JPG数ヶ月前にDDTレルムで購入した1983年製のアブストラクトゲームです。コマはすべて線対称なポリオミノで、それぞれの面が青と白のプレイヤーカラーになっています。目的は、自分の色による面積を相手よりも広くすることです。基本ゲームでは置いたポリオミノに辺で隣接する相手のポリオミノは裏返して自分のポリオミノにします。中級ゲームではコマを均等に分けて、手番では必ず相手のポリオミニに隣接するように置かなければならないというルールが加わります。上級ルールでは、さらに置いたポリオミノに隣接するポリオミノは自分のものでも相手のものでもすべて裏がえる、というルールが加わります。

Domain20180825-2.JPGまずは初級ルールで、次に全部のルールを加えた上級ルールで行いました。さすがに自分のコマも裏返るというのはいまひとつな気がして、3戦目は中級ルールで、そして最後は自分の提案で1x2のコマをすべて除外してでの中級ルールで遊びました。1x2を取り除くことで防御のやり方の可能性を広げたかったのです。もう少し試してみないとわかりませんが、悪くないバリアントだと思います。ポリオミノを使ったゲームは数多くありますが、それをひっくり返すという斬新さが良いですね。1983年製にしては良くできていると思います。

結果
1戦目(初級):えあんぬ 44、自分 29
2戦目(上級):えあんぬ 39、自分 36
3戦目(中級):えあんぬ 43、自分 33
4戦目(中級1x2抜き):えあんぬ 44、自分 24



インターナショナル チェッカー/ドラフツ International Checker/Draughts
(プレイ時間 40分)
InternationalChecker20180825.JPG本当に久し振りに遊ぶインターナショナルチェッカーです。日本では通常のチェッカーと区別するために「ドラフツ」と呼ばれているゲームですが、本来はドラフツとチェッカーは同義語です。10x10で各自20個のコマを使い、捕獲時は後ろにもジャンプできたり、キングは何マスでも進めたりなど、かなりダイナミックなゲームになってます。今回は佐藤さんと遊びました。序盤では、さっさとキングを作った自分が有利だったのですが、そこであきらめずに戦い抜いた佐藤さんが逆転勝利! 佐藤さんはこういうゲームが強いですね。インターナショナルチェッカーはアブストラクト(完全情報)の伝統ゲームとしては完成度が高いので、もっと広めていきたいところです。JCDA(日本チェッカ&ドラフツ協会)もありますね。

結果:佐藤 勝利、自分* 敗北



ラプラス Laplace (パートナーシップ)
(プレイ時間 各30−45分)
Laplace20180825-1.JPG久し振りにラプラスの製作者である大沼さんが遊びに来てくれました。大沼さん考案のラプラスのパートナーシップゲーム(ペア戦)を遊びました。隣り合った2人がペアとなり、各プレイヤーは異なった色のディスクを35枚ずつ持ちます。自分の色とペアとなるチームメイトの色も異なります。2人用と異なり、2x2の正方形ができたときに2個以上がひとりのディスクならば、自動的にその上にその色を置きます。2個ずつの場合には何も起きません。また目的はチームである2人ともがすべての手持ちのディスクを起ききることです。先に置き切ってしまったプレイヤーにはもう手番がないのです。

Laplace20180825-2.JPG今回が初めての試遊ということですが、ペアとの協力体制が面白いです。ある程度バランスよく2人がディスクを使っていかないと、1人の手番がなくなって2対1になり一気に不利になります。なのであまり1人が先にディスクを使い切ってしまうのは良くないのです。また相手に上に置かせるために土台を置いたりなど、なかなか面白い協力プレイがあります。これは次回も遊びたいゲームです。

結果
1戦目:大沼&中村 勝利、たにかわ&自分 敗北
2戦目:土井&中村 勝利、たにかわ&自分 敗北



スプリット Splits
(プレイ時間 5−20分)
Splits20180825.JPGスプリットは2人用で自分のコマをなるべく多く置いて相手を手詰まりに導くゲームです。このゲームの魅力は選択肢の分量が適量なところで、自分のスタックを任意に分けられる、としながらも進むのはボードの端か他のスタックにぶつかるまでなので、そこまで選択肢が多くありません。良いゲームです。

結果
1戦目:自分* 勝利、土井 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各10−45分)
Yavalax20180825.JPGYSKさんと「ヤバラックス」を遊びました。しかし、暑さのせいか脳みそがヤバラックス脳になっていなくて、見落としばかりでした。申し訳ない! 2戦目はおそらく見落としているのですが、双方それに気づかずに45分の激戦でした。長かった!

結果
1戦目:YSK* 勝利、自分 敗北
2戦目:YSK 勝利、自分* 敗北



チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (メイフェア初版)
(説明 20分 プレイ時間 100分)
Euphrat&Tigris20180825.JPGひろきさんのリクエストで店に常備してあるメイフェア版のチグリスユーフラテスを遊びました。ひろきさんはiOSバージョンで遊んだことが結構あるということですが、対人でのプレイは初めてだそうです。タイルの巡り合わせや戦争のタイミングがうまく合わずに2位どまりでした。ひろきさんの勝利!

結果:ひろき 11−12−12−17、自分 9−11−13−15、大塚 9−9−9−10、あいこ 4−7−11−12



シブヤ Shibuya (パートナーシップ)
(説明 5分 プレイ時間 25分)
Shibuya20180825.JPG最後は「シブヤ」のパートナーシップ戦です。世界的に有名になってしまった渋谷のスクランブル交差点をモチーフに、自分のコマを端から端まで渡らせるというものです。始めはタイルを配置し、そのあとにコマを動かすという2段階構成です。タイルの置き換えなどのルールもあり、結構攻撃性が強いゲームかもしれません。パートナーシップ戦では合わせて8人のうち6人を渡らせ切るか相手チームより3人の差がつけば勝ちです。はじめの数人は最も簡単なのですが、そのうち要衝を押さえられたりとなかなかパズル的です。途中までは勝っていたものの最後に逆転負けでした(最近このパターンが多い気がします)。

結果:ましゅう&あいこ 6、ひろき&自分 5



終了後は階下のハンバーグレストランで2次会を楽しみました。YSKさん、遠方からの参加ありがとうございました。

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