ゲームマーケット2018春 2018.05.05-06

GameMarket Catalogue2018Spring.JPG春としては初の2日連続開催です。今回はボードゲームギークのエリック・マーティンとリンカーン・ダマーストの通訳としてゲーム紹介のインタビューのビデオ撮影の手伝いをしました。2日間で撮ったビデオは全部で41本。そのうち20本近くで通訳を担当しています。リアルタイムではなく録画で、後日、編集を経てからユーチューブに掲載される予定だそうです。(もし、こちらの訳で大きく間違えているところなどあれば対応しますので、コメントをください。)

Eric&Lincoln20180505.JPG1日目は途中で何度か抜けて色々な友人知人に会ったりゲームを買いあさったりしていました。以前にも増して活気があり、会場の構造物が立体的になっていました。エッセンシュピールにどんどん近くなっているなあと感じました。試遊する時間はほとんどなかったのですが、「箱庭の国」と「フォールドイット」を遊べました。




箱庭の国 The Reclamation
Reclamation20180505.JPG以前から気になっていた「箱庭の国」というアブストラクトです。自分のコマのいずれかから公開されたカードにしめされた位置に自分のコマを置いて勢力を広げていきます。置くべき位置に相手のコマがあれば取り除きます。こうしてうまく位置取りをしてさきに規定個数を置いた方が勝利です。序盤はうまくいっていたのですが、最後にはミロさんに負けてしまいました。




フォールド イット Fold-it
薄い布を折ってカードに書かれた絵柄だけが出るようにするというパズルです。以前、土嚢の会で遊んだことがあり、なかなか面白いパズルだなあと思っていました。最後になってしまったプレイヤーがライフを失い、すべてライフを失うと脱落です。5人中3人目くらいで脱落だったと思います。これも他のパズルゲームと同様に、特定の能力が必要なのかもしれません。ハイパーロボット脳、やウボンゴ3D脳のように、フォールドイット脳を鍛えなければ。(写真撮り忘れ)




1日目の夜はRaelさん率いる二次会に参加しました。Raelさんがエリックにボードゲームギークゲームの箱にサインをしてもらっていました。みんなより一足早く帰って翌日に備えました。

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5月6日、2日目はほとんど終日ボードゲームギークのビデオ撮影の手伝いをしていました。草場純さんや、長谷川登鯉さんを英語でインタビューできたのは、日本のボードゲームシーンを知ってもらう上で非常に意味があることだと思います。合間に購入したゲームで印象に残っているのは「ラプラス」です。これは本来5x5である「アッパーハンド」を7x7に拡張したものです。他にも興味をひかれたゲームや冊子が多く、2日間でかなり購入してしまいました。

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5月7日、ゲームマーケットの翌日は、新宿でエリックやリンカーンと少しだけゲームを遊びました。



ナラビ Narabi
Narabi20180507.JPGエリックとリンカーンが紹介してくれました。まだ発売前のゲームですが、既にギークにはエントリーがあります。1−8の数字と3枚のブランクカードが赤白あります。これらを時計回りか反時計回りに順番に並べるのが目的という協力ゲームです。そのときブランクはどこにあっても構いません。それぞれのカードは裏に別の交換条件が書かれたカードが仕込んであり、2枚を1つの透明なスリーブに入れて1枚のカードとみなします。つまりゲームごとにどの数字の裏がどの交換条件なのかが変わるのです。手番には自分の前にある4枚のどれかを交換条件に従って他のプレイヤーのカードと交換します。交換条件は「赤のカードと交換できる」とか「この数字より低い数字のカードと交換できる」というものから「交換できない」などというものまであります。「交換できない」というカードでも他のプレイヤーに交換されれば交換できるのがミソです。2回遊びましたが、なかなかユニークで面白い。製品版がどういう形式になるのか、透明スリーブを使うことになるのか、が気になります。




交易王 Handelsfürsten: Herren der Meere (ペガサス初版)
Handelsfursten20180507.JPGエリックに昔から推薦しているゲームのひとつで、ようやく遊ぶ機会を持てました。日本では結構有名で人気があるのにアメリカではまったく無名に近いというゲームは、この「交易王」を始め、「メンバーズオンリー」「ドメモ」「アッパーハンド」「ダンシングドラゴン」、「ケルト」のスピンオフ一連など結構あります。特にこの交易王は、以前DCゲーマーズでは一部を除いて受けが悪く、エリックやリンカーンがどう思うかは興味がありました。2回遊んだ結果としては、かなり気に入ってくれたみたいで、2人ともあとで購入していました。なおエリックが後日教えてくれた情報によれば、カタリストから以前出版されていたアメリカ版はなんとクニツィアの許可を得ずに出版されていたものだったらしいです。いつか英語版がきちんと出る日が来れば良いですね。




ラプラス Laplace
もうひとつ、アメリカで無名の「アッパーハンド」の7x7バージョンである「ラプラス」です。ゲームマーケットで購入したばかりで、ボールの代わりに美しいタイルを使っています。シンプルなルールで連鎖をいかにうまく使って自分が早くタイルを置き切るか、というゲームなのですが、これもエリックは気に入ってくれたようです。(写真撮り忘れ)




ここで夕方に成田空港からアメリカに戻るエリックとはお別れです。秋のボードゲームマーケットはボードゲームギークコンや感謝祭と重なる時期なので、おそらく来られないだろうと言っていました。ということで、次に会うのはエッセンシュピールの時期になりそうです。

Asakusa20180507.JPGここからは水曜日まで滞在するというリンカーンと一緒に、ヤポンブランドのシモンと合流して昼食をとり、そのあとはリンカーンが興味を持った横浜のボードゲームリサイクルキューブを訪ねました。夜は少しだけ浅草観光をして終了です。夜の浅草は神秘的で良いですね。こうして、ゲームマーケットが終わりました。




入手したゲーム/書籍
GameMarketPurchaseGames2018Spring.JPG

グラバー
東京ダンガン
ラプラス
ギア11(通常版+牌版)
紙神経衰弱(基本+拡張+マシュマロ)
バスルートを作ろう
カーンオブカーンズ
クアン
クラベルトラベル
イリュージョン
プライムナンバーファイブ
ナブラ演算子ゲーム
プリズムピクト
パスタリー
ガブル


GameMarketPurchaseBooks2018Spring.JPG

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