なべ屋 ボードゲーム合宿 2018.04.29

Shirakaba2-20180429-2.JPG合宿2日目は「ポセイドン」から始まり、やはり「百科審議官」で終わりました。夕方にはバドミントンをして汗を流し、夜は「チグリスユーフラテス」を遊んだほか、草場さんとトランプを5種類も遊びました。




ポセイドン Poseidon
(説明 60分 プレイ時間 265分)
Poseidon20180429-2.JPG18xxシリーズを簡単にしたと言われている「ポセイドン」を遊びました。とは言っても、想像していたのとは異なり、タイル配置がなくなってコマを置くようになったという以外は、あまり18xxシリーズと変わりません。株券がそのボード上に置くコマと共通で、株をどれだけ残すか、そしてどれだけ路線拡張にまわすのかという面白さはあります。株価は1次元チャートで、売り切れや売却で上下することはなく、また留保でも下がりません。つまり配当すると上がるだけなので、株価操作という概念がすっぽり無くなっているのは残念です。

またタイルがなくなったので少しだけスピーディーになりましたが、それでも一番時間がかかる収益の計算はそのままなので、それなりに時間はかかります。この辺りをもっと簡略化して欲しかったです。鉄道テーマでなく、会社経営などにして、収益計算が簡単になるようにできないものでしょうか。

Poseidon20180429-1.JPG
今回は、自分はアテネ、由衣さんはテーベ、坂元さんはアンチジラキア、そしてあすまーさんはスパルタからそれぞれ1社目を始めました。1830でいうところのプライベート会社のようなものもあり、この辺りの処理がちょっと面倒でした。フェイズはラウンド数とは別に列車(船ですが)の新しい種類が買われると古いものが破棄されるというのは18xxと同じです。そしてフェイズごとに書くマスに配置できるトークンの数が違っており、このあたりは「電力会社」を彷彿とさせます。なるべく早く2社目を手に入れましたが、8社なのでよほどのことがない限り4人だと1人あたり2社ずつになるでしょう。自分の会社を丁寧に育てて自社株を中心に買い足していって勝利しました。思ったよりもかなり18xxに近いですが、自分が好きな1830や1841のような株の楽しさがないのが残念です。以前「2038」という宇宙版の18xxがあったようですが、もし路線がないならばこの「ポセイドン」に近いのかもしれませんね。

結果:自分 3975(1535+2440)、由衣 3781(1361+2420)、坂元 3178(1398+1780)、あすまー 3133(1253+1880)



ごいた Goita (三角ごいた)
Goita20180429.JPG息抜きに、持参した「三角ごいた」を遊びました。三角ごいたは平たいので持ち運びしやすく、またコマを取り除いたあとのケースが得点ボードになるのが良いです。時間の都合で1ディールのみ。王を2枚持っていたのに負けました。

結果:坂元&リーマン 30、あすまー&自分 0



ゼンドー Zendo
(説明 15分 プレイ時間 60分)
Zendo20180429.JPG続けてルーニーラボの「ゼンドー(禅道)」を初プレイ。3色3種類の形のアクリルのピースがたくさんあります。マスターマインドやユーリシスのように、ルールを推測するというゲームです。カードにはピースの色や形の個数や向きなど、さまざまなことが書かれています。親はカードを1枚見て、ルールに合致している見本としていない見本をピースを組み合わせて作ります。その後、順番にルールに合致していると思われるものを作り、親に対して聞くか、全員に対して聞くかができるのがこのゲームの面白いところです。親に対してだけ聞くと、単純にルールに合致しているかいないかがわかるだけなのですが、全員に対して聞くと全員同時に合致しているかしていないかを予想し、チップを握ります。正解だと、解答権となる緑のコマがもらえます。これをつかって見事にルールを言い当てれば勝利です。なかなか難しい論理パズルで、楽しめました。6人中5人までが順に親になって遊びました。

結果:リーマン 2、まー 1、坂元 1、かえる 0、自分 0



トレンディー Trendy
(説明 プレイ時間)
Trendy20180429.JPG誘われてトレンディー。5人で5ディール戦を遊びました。5人だとさすがに運の要素も大きいので、流れに乗れないとなすすべがないことも多いです。まあそういったままならなさを楽しむゲームなのかもしれません。1ディール目でトップだった由衣さんが、そのまま5ディール目までトップを守りました。

結果:由衣 129、坂元 127、自分 115、ぢ〜ぷ 106、まー 104



ここで、17:30になったのでバドミントンをしに行きました。今回は上履きを買って持って行ったので、転ぶこともなくダブルスを何度か遊びました。



ル トルック Le Truc
LeTruc20180429.JPG夕食までのつなぎに、草場さんと一緒に2人でルトルックです。7−6−A−10−K−Q−Jという変則的な強さですが、3枚で3トリックのうち2トリック勝てば勝ちという鋭いゲームです。昔遊んだことがあるはずなのですが、感覚が戻ってこずに負け続けでした。

結果:草場 勝利、自分 敗北



ザ マインド The Mind
夕食後は「ザ・マインド」を再びプレイ。草場さんは初プレイだったのですが、気に入ってくれたようで良かったです。このあともグループを変えて何度も遊ばれていました。

結果:レベル4クリア(草場、ぢ〜ぷ、shadowflame、自分)



シークレット エージェント Secret Agent
(プレイ時間 30分)
パーラットの創作トランプゲームです。4人専用で、それぞれ自分のシークレットエージェントがカードで指定されます。カードは4枚あり、それぞれ、左、右、向かい側、そして自分自身がシークレトエージェントに指定されます。得点は、自分と自分のシークレットエージェントのトリック数の積なのが難しいところ。自分が自分のシークレットエージェントなら自分のトリック数の二乗になります。なおトリックをまったく取らないと7トリック分になります。詳しいルールはここ。4ディール戦ですが、いまひとつどうすれば良いのかわかりませんでした。

結果:shadowflame 139、ぢ〜ぷ 114、自分 90、草場 66



水晶をとりもどせ! Mago Magino
(説明 15分 プレイ時間 20分)
MagoMagino20180429.JPG子供を連れてくる方もいたので子供ゲームをと思って持参したのですが、大人だけで遊びました。前回遊んだ時には好評だったのですが、今回はほとんどかえるにならずにただのすごろくではないか、という展開になってしまいました。あと、かえるを元に戻すともう1手番あるのですが、そのルールも忘れていました。正しいルールでもういちど遊びたいです。

結果:kazuna 3、あすまー 2、せんせー 2、自分 2



チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (ホビージャパン版)
(プレイ時間 65分)
Euphrat&Tigris20180429.JPG持参したホビージャパン版です。初プレイはせんせーのみ。第1手は全員緑の指導者を置くという珍妙な展開で、その後はshadowflameさんが戦争をしまくり、さらに財宝を取りまくります。モニュメントは結局2箇所しか建設されないという展開で、これからというタイミングで財宝が残り2個になって終了してしまいました。得点はなんとたったの3点。1位だったshadowflameさんは黒がまったくなく、財宝4個が黒の代わりで4点でした。こんなに低得点な展開は珍しいです。それにしても結果的には僅差とはいえ3位というのは悔しいですね。

結果:shadowflame 4−6−8−15、せんせー 4−5−8−14、自分 3−4−5−13、kazuna 3−3−5−6



ピッグテイル Pig Tail
(プレイ時間 各10分)
ここから、草場さんとみんなでトランプです。まずはkazunaさんのリクエストで「ピッグテイル」。このゲームはどこまで手札を貯めるか、どこから勝負に出るかが難しいところで、こんなにシンプルなルールなのによくできたゲームだと思います。今回は初プレイだったせんせーが2回とも撃沈。

結果
1戦目:草場 5、自分 6、kazuna 16、せんせー 25
2戦目:自分 4、kazuna 9、草場 9、せんせー 28



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
続けてダウト系の「ベリシネベリシ」です。草場さん考案のバリアントで、さらに不思議なゲームになります。珍しく手札枚数の調整がうまくいって、最初に勝ち抜け。最後のせんせーとkazunaさんとの一騎打ちは見ていて面白かったです。残り7枚という状態で、どちらも揃わない3枚がわかっていたら必勝法がありそうですが、どうなのでしょうか。

結果:自分 1位、草場 2位、せんせー 3位、kazuna 4位



セブン スペード Seven Spades
トランプの最後は「セブンスペード」です。スペードを4枚めくるだけのゲームなのですが、嘘をつくこともできます。どうもせんせーにすべてを見破られていて、つらかった! なんでばれてしまうのでしょうかね。




Pent-Up20180429.JPGこのあとは、せんせーに「ペントアップ」と「ヤバラックス」を紹介がてら1回ずつ遊びました。個人的には「ペントアップ」は「ナンバーナイン」よりも9倍面白いと思います。そして、自分にとっては合宿最後のゲームとなる「百科審議官」です。




百科審議官 Encyclopaedist
Encyclopaedist20180429.JPG昨日と同様に、最後は「百科審議官」で締めました。坂元さんと自分は二夜連続。あすまーさんのカテゴリーを推測するのが難しかったのですが、やっぱりこのゲームは面白い! 今回のカテゴリーは以下の通り。坂元さん「実体のないもの」、あすまーさん「理科に関するもの」、自分「草場さんの家にあると思われるもの」。あすまーさんのカテゴリーを推測するのが難しかったです。

結果:不明



最後まで起きていたのは結局自分たちでした。翌朝は朝食後に草場さんに都内まで送ってもらいました。途中で、前から行ってみたかった「ことぶき」で一緒に昼食を食べて、合宿は終了です。また次回も都合がつく限り参加したいものです。

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