土嚢の会 2018.04.14

今回の土嚢の会は、3階のツヴァイではなく4階のテーブルを幾つか借りて行いました。午前中から昼過ぎまでに、草場さんの紹介でアブストラクトを製作している方が2人来ました。そして午後はキャメロンブラウンが数時間だけ来てくれて、「リンク Lyngk」などを遊んでいました。夜からは3階のツヴァイが使えるようになり、そこでの別のイベントに参加していた方も引き込んで遊びました。総勢15人で楽しい会になりました。



アッパーハンド Upper Hand
(プレイ時間 25分)
UpperHand20180414.JPG大沼さんは、草場さんの紹介で来てくれてアッパーハンドをボールを使わないコンポーネントで遊ぶという「ラプラス」を作っています。せっかくなので、ネスターゲームズのコンポーネントを使ったアッパーハンドを一緒に遊んでもらいました。7x7です。先手と後手を1度ずつ遊びましたが、どちらも大沼さんの勝利でした。さすがに強かったです(自分が弱いだけかもしれませんが)。

そのあと隣のテーブルで「ラプラス」の試遊もありましたが、自分は時間の都合上遊べませんでした。ラプラスの詳細はここです。綺麗なので、ぜひ遊んでみたいものです。

結果(*は先手)
1戦目:大沼* 20、自分 0
2戦目:大沼 2、自分* 0



陣目取 Jimmetori
Jimmetori20180414.JPGみずすましさんは草場さんの紹介で来てくれたもう1人のゲストです。以前、えあんぬさんと遊んだ「ゴドマチ」の作者で、図形を使ったゲームをいくつか作っているようです。最新作の「陣目取」を遊びました。縦横に繋がった自分の石のグループが必ず線対称になっていなければならないという、なかなかユニークな縛りのルールがあります。グループ同士をつなげても構いませんが、もちろん線対称になっていなければなりません。目的は多くの石を使った線対称を作ることです。難しいのは、線対称を作れば作るほど置けない場所が増えていき、相手に有利に使われてしまうというところです。自分は正方グリッドで遊びましたが、あとで遊んでいたプレイヤーによればヘックスグリッドの方が面白いとのことです。対称の軸数が多いので対称が作りやすいようです。

結果:みずすまし 勝利、自分* 敗北



ヤバラックス Yavalax
Yavalax20180414.JPGみずすましさんに、自分の「ヤバラックス」を紹介しました。自分の置いたコマによって置けない場所が出来るという点では「陣目取」に似ていると思います。「ヤバラックス」は、あとでティクのあとにも2回遊びました。計3回。第3戦目では、珍しく同時に3箇所で4連2つが完成するというパターンでも勝利。

結果
1戦目:自分 勝利、みずすまし 敗北
2戦目:自分 勝利、あいこ* 敗北
3戦目:自分* 勝利、あいこ 敗北



ガイスター ギャモン
(プレイ時間 20分)
GeisterGammon20180414.JPGひろきさんがデザインした「ガイスターギャモン」をとけいさんと遊びました。半アブストラクトといった感じで、「ガイスター」同様に良いお化けと悪いお化けがいます。タイトル通り「ガイスター」と「バックギャモン」を組み合わせたようなゲームですが、「冷たい料理の熱い戦い」のようにスタックの要素もあります。良いお化けを4個すべてゴールさせなければなりません。相手をヒットすると良いお化けなら戻せますが、悪いお化けを4個中3個取ってしまうと負けになります。ちょっと独特のプレイ感覚で面白かったです。

結果:とけい 勝利、自分 敗北



アクロン Akron
(プレイ時間 35分)
Akron20180414.JPG久し振りの「アクロン」です。kobaさんは初プレイでしたが、途中から感覚をつかんできたらしく、結構苦戦しました。3層目までボールが積み上がる戦いとなり、アクロンの楽しさがわかる良い戦いだったと思います。またぜひ遊びましょう。でも次はもう自分は勝てないかもね。

結果:自分 勝利、koba* 敗北



ハイパーロボット Rasende Roboter
RasendeRoboter20180414.JPGこの日は息抜きに2回「ハイパーロボット」を遊びました。アブストラクトっぽい思考が求められますが、スピードも大切ですので、アブストラクトゲームではありません。不思議なのは、ウボンゴ3Dで超人のような強さを見せつける佐藤さんが、このハイパーロボットは一番弱いというところです。1戦目ではターゲット1個の通常ルールです。このときはなぜか自分は簡単な4手くらいのものしかとれず、本当にスピードだけで2-3個のチップを獲得した結果に終わりました。2戦目は「グレーシャー」を遊んだあとに、今度はターゲット2個で遊びました。こちらの方が2台のロボットの絡み合いがあってやはり面白いです。




ティク Tiku
(プレイ時間 各10分)
Tiku20180414.JPG結構久しぶりに遊ぶ「ティク」です。自分のコマが動いた軌跡にディスクを残していき、すべてのディスクを置いたら勝ちなのですが、相手のディスクが置かれると自分のディスクが戻されてしまうので綱引きのような争いになります。数で有利な時にうまく良い位置に自分のコマを移動させて、最後にうまく押し切れるように持っていくのがコツです。1戦目は初プレイのあいこさんの勝利、2戦目は自分が勝ちました。

結果
1戦目:あいこ* 2、自分 0
2戦目:自分 7、あいこ* 0



グレーシャー Glaisher
(プレイ時間 各10-15分)
Glaisher20180414.JPGkobaさんにグレーシャーを紹介しがてら3回遊びました。1-2戦目は基本ゲームとして規定位置からのスタートです。うっかりミスもあって先手後手交代したのですが2連敗。3戦目は自由配置スタートです。真ん中に配置しても動いてしまえば意味がないと思ってちょっと端の方に配置しました。これは自分が9の塔を作りつつ、実はそれを使わずに繋げるという陽動作戦で勝利。

結果
1戦目:Koba 勝利、自分* 敗北
2戦目:Koba* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、Koba 敗北



ヴォルケーノ Volcano
(プレイ時間 15-20分)
Volcano20180414.JPGルーニーラボの「ヴォルケーノ」です。一応3人以上でも遊べるようですが、ゲームの性質上ベストは2人だと思います。パズルっぽいゲームで噴火を抑えている黒いキャップを移動させると、キャップがしてあった場所が噴火してそこにあったコマは次々とキャップが移動した方向にマンカラのように分散して置かれていきます。このとき同じ大きさ同士のコマが被されば、今自分が動かした方のコマ(上側のコマ)を獲得できます。より多くのコマを獲得し、できれば異なるサイズを同じ色で揃えるのが目的です。

もしキャップを移動しても噴火が起こらなければ、続けてキャップを動かします。これは噴火が起こるまでずっと動かし続けられるので、思いのほか噴火の場所をコントロールすることが可能です。ただチェッカーっぽいところもあり思考に慣れるまでは少々難しいです。

結果
1戦目:自分* 20、Koba 15
2戦目:Koba* 9、自分 8



火星チェス Martian Chess
(プレイ時間 各15分)
MartianChess20180414.JPG最後は「火星チェス」です。チェスバリアントとしてはかなり変わった部類で、4x4のボードが2つ火星の運河を挟んで並んでいます。運河のこちら側が自分の領地で、ここにあるコマはすべて自分のコマになります。つまりコマの色が所有者を決めるのではなく、コマの場所が所有者を決めるのです。目的は相手のコマをより多く獲得することですが、自分のコマ同士を連携させると相手に取り返えされてしまいます。よって自分のコマ同士はなるべく無関係な位置に置く方がよく、この感覚がかなり独特です。コマは3種類ありクイーン、2歩まで動けるルーク、そして1歩だけ動けるビショップで、この順に3、2、1点の価値が与えられています。

結果
1戦目:Koba 12、自分 10
2戦目:たいしん* 16、自分 14



これで4月の土嚢の会は終わりです。終了後はいつものイタリアンで楽しくいろいろな話をしました。

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