土嚢の会 2017.07.09

今月の土嚢の会は、16名と多くのプレイヤーが参加しました。一瞬だけ遊びに来てすぐに帰った人や1時間ほどで1ゲームだけという人もいましたが、それでも嬉しいものです。



チェイン リアクション Chain Reaction
(プレイ時間 10分)
ChainReaction20170709.JPGまずは、メンマさん持ち込みのアバクスエクスルーシブ(木箱)シリーズから「チェインリアクション」です。メンマさんと12点勝負のショートゲーム。タイトルの通り連鎖を利用して自分のコマをゴールまで進めるというゲームで「ストリートサッカー」を思わせる部分があります。連鎖の鎖せ方にはコツがいるので、慣れるまではちょっと大変です。アバクスエクスルーシブの中では良いゲームだと思います。

結果:自分 12、メンマ 8



ストーンヘンジ Stonehenge
(プレイ時間 各10−15分)
Stonehenge20170709.JPG初参加のルウイさんと、クニツィアの「ストーンヘンジ」を遊びました。他サイトでは「まるばつだ!」などと酷評されているのですが、かなり良いゲームだと思います。バトルライン/ショッテントッテンをアブストラクトにするとこんな感じなのでは、というような純粋な数比べのゲームです。大きな数字を使うタイミングが難しいですね。

結果
1戦目:自分 勝利、ルウイ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、ルウイ 敗北



ヨメン Yomen
(プレイ時間 各10分)
Yomen20170709.JPGしょうさん持ち込みのブッコの新作です。お互いに3Dの積み木3つを積んで、相手の積み方を当てるというゲームです。まずは3x3のボードに積み木を積みます。3X3X3の範囲で、ぶらさがるような積み方でなければ、どんな積み方でも構いません。その後、お互いにある列から何が見えるのかを聞きます。聞いた後は自分も同じ質問に答えなければなりません。これを交互に繰り返して、先に相手の積み方を再現したプレイヤーの勝利です。質問では、3X3のボードの周りの12列のどこかからか、あるいは真上から見た9箇所のどこかを聞くことができます。周りからの視点では、1層目は赤で、2層目と3層目は緑、などというように、詳しく答えなければなりません。

ありそうでなかった(と思われる)、新しい感覚の推理ゲームで、自分は非常に気に入りました。やっていることは「レーダー作戦ゲーム」っぽいのですが、積み方に思わぬバラエティーがあり、相手を罠にかけるのが面白いです。また遊びたい。

結果
1戦目:しょう 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、しょう 敗北



リンク Lingk
(プレイ時間 25分)
Lyngk20170709.JPG「リンク」はギプフシリーズの7番目となる最新作で、これまでの6つのゲームをつなぐゲームという位置付けです。ランダムに6色のディスクをボードに並べてゲーム開始です。6色のうち白3枚はワイルドで、それ以外の5色のうち最終的に2色が自分の色になります。ゲーム開始時は5色全てが中立です。目的は自分の色が一番上になった5色5枚のスタックを多く作ることです。

中立のスタックはどちらのプレイヤーも移動させることができます。移動先は高さが同じかそれ以下のスタックの上でなければなりません。移動は直線上で、あいだに空きマスがいくつあっても構いません。同じスタックに同じ色が2枚以上あってはなりません。ゲームが進んで、担当したい色ができたら、手番の最初にそれを宣言できます。すると、自分の色が一番上のスタックは自分だけしか動かせ無くなり、また高さも無視して移動できます。また、リンクムーブというのがあり、自分の同色のスタックで方向を変えて更に先に進めます。宣言できるのは5色中2色で、1色は最後まで中立です。なお、ワイルドの3枚は一番上として動かすことはできません。こうして手詰まりになったら終了です。

途中まではインパーシャルゲーム(どちらのプレイヤーも同じ状況)なので、ちょっとゼヘツみたいです。なんだかよくわからないゲームで、リンクムーブなども含めて結構ルールが飲み込みづらいです。実はピュンクトの次くらいに駄作なのでは、という意見もありますが、もう少し遊んでみないことにはわかりません。

結果:自分 勝利、菊子* 敗北



メカニクス Mecanix
(プレイ時間 20分)
Mecanix20170709.JPGちょっと久し振りに持ち込んだ、ギアの噛み合わせを使ったゲームです。奇数個のギア円形状になっていると動かないというのがミソです。最初は他のプレイヤー同士が遊んでいたのですが「これはゲームになっているのか?」と言われてルールを見直したら、2つほど禁じ手を見逃していました。その後は何度も遊ばれていて、持ってきた甲斐があるというものです。自分は初参加のミスミンさんと遊びました。

結果:自分* 勝利、ミスミン 敗北



カロ Caro
(プレイ時間 35分)
Caro20170709.JPG久し振りに遊ぶ「カロ」です。土嚢の会に持ち込むのはおそらく初めてだと思います。正方形の4色の木製タイルを持ち、置いた時に隣接するタイルとの組み合わせで得点が決まります。禁じ手が3つほどあり、最初は面倒に感じますが、どれも必要な禁じ手だと気付かされます。これまでは2人で遊ぶことが多かったので4人で遊ぶのはかなり久し振り。

4人だと、多人数アブストラクトの問題点であるキングメイクが起こってしまいますが、まあきちんとやれば気にならない程度だと思います。最初は3−4人でカジュアルに遊び、慣れたら2人で遊ぶ、というのが理想かもしれません。手番順に恵まれましたが、終盤で40点を叩き出したしょうさんが1位。

結果:しょう 136、自分 131、ミスミン 126、ルウイ 122



デュプロヘックス Duplohex
(プレイ時間 各5−10分)
Duplohex20170709.JPG初参加のG2さんとデュプロヘックスです。ヘックス、コンヘックス、ツイクスト、など他のコネクションゲームに慣れてないと、なかなか難しいかもしれません。洗練されており、ある意味で通常のヘックスの問題点を解決している素晴らしいゲームだと思います。

結果
1戦目:自分* 勝利、G2 敗北
2戦目:自分 勝利、G2* 敗北
3戦目:自分* 勝利、G2 敗北



ミュルス ガリカス Murus Gallicus
(プレイ時間 10分)
MurusGallicus20170709.JPGちょっと久し振りに遊ぶ気がする「ミュルスガリカス」です。2つのコマを崩しつつ前進していき、1つのコマは壁になるというなかなか洗練された到達系のゲームです。アブストラクトゲームに慣れてないプレイヤーにも割と受け入れられやすいです。初プレイのミスミンさんは1列に壁を作りつつ、こちらの壁をうまく崩してきて、こちらの敗北。もう1回はヘックスを遊んだ後にしょうさんと遊び、今度はなんとか勝ちました。

結果
1戦目:ミスミン* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、しょう 敗北



ヘックス Hex
(説明 プレイ時間)
Hex20170709.JPG「ヘックス」はやはりコネクションゲームの元祖です。今回は11路盤を一味さんと遊びました。さすがに後手でパイルールなしだと結構苦しいですね。経験差があるうちは、パイルールなしが妥当だと思います。途中ではこちらが負けたかと思った場面もあったのですが、なんとかうまく勝ちきりました。

結果:自分 勝利、一味* 敗北



古代王国のゲーム The Game of Ancient Kingdoms
(プレイ時間 60分)
GameOfAncientKingdoms20170709.JPG結構久し振りに持ち込む「古代王国のゲーム」です。自分のタイルをすべて連結させるのが目的で、王と兵士のタイルをうまく使うのがなかなか難しいです。初期配置のルールが結構荒いのですが、まあこれくらいで良いのかもしれません。昔遊んだときは、もっと短いゲームかと思っていましたが、今回は1時間もかかりました。終わった時には少しだけホッとしました。2人が良いのかも。

結果:土井 勝利、(ミスミン、自分 敗北)



アッパーハンド Upper Hand
(プレイ時間 各20−25分)
UpperHand20170709.JPGここのところ、必ず持ってくる7X7のアッパーハンドです。今回は時田さんと2戦しました。時田さんは初めてとのことですが、1戦では1点差で負けてしまいました。さすがです。2戦目は序盤に時田さんが奇をてらった動きをしたのが大きな原因で、こちらが大差で勝ちました。いずれは2つを組み合わせて9X9もやってみたいですね。

結果
1戦目:時田 16、自分 15
2戦目:自分 27、時田 12



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各10−15分)
Yavalax20170709.JPG以前テストプレイをしてもらった大塚さんと「ヤバラックス」です。大塚さんと遊んだ時にはまだボードはヘックスボードでした。相手の3連を利用して、4連2つをつくるようにするか、あるいはダブルリーチやトリプルリーチの形をつくるかの2通りの勝ち方があるように思えます。このあと大塚さんと一味さんがかなり遊んでくれたようであり、デザイナーとしては嬉しいです。

結果
1戦目:自分 勝利、大塚* 敗北
2戦目:大塚 勝利、自分* 敗北



ギプフ Gipf
(プレイ時間 50分)
Gipf20170709.JPG最近恒例になっている「ギプフ」です。ポテンシャルのポテンシャルを活かしきれていない気がするので、基本に戻って通常のスタンダードゲームを遊ぶことにしました。ギプフポテンシャルだけを使います。珍しくエアンヌさんがミスを犯し、こちらが一気に優勢になりました。激闘の末、エアンヌさんがコマ切れでこちらの勝利。エアンヌさんにギプフで勝ったのは初めてかも。ギプフはインシュ、デュボン、ゼヘツ、ツァールに比べて評価されてないみたいですが、それは単にこのゲームが一番難しいからかもしれません。

結果:自分* 勝利、エアンヌ 敗北



ステッペ Steppe
(プレイ時間 15分)
Steppe20170709.JPGかなり久し振りにもちこむTSR出版の「ステッペ」です。プラスチック製のタイルを積んでいくだけなのですが、1、2、3層目がそれぞれ1、2、3倍の得点となるので、序盤から終盤に向けての準備をしなければなりません。2人ともそのあたりはわかっていて、1層目は1点のタイルで埋め尽くされました。最後はエアンヌさんが10点のタイルを1枚多く置いたこともあって勝利。エアンヌさんは「ちょっと得点が荒すぎませんか?」と言っていましたが、何度か遊べば印象が変わるかもしれません。短時間なので合間に遊ぶにはいいかも。

結果:エアンヌ 156、自分 139



スポネクトSponnect (渋 Shibumi より)
(プレイ時間 各10分)
Sponnect20170709.JPGスポネクトは4X4のボードで遊ぶ、「渋」のコネクション系ゲームのひとつです。今回は、何故か4X4の渋ボードを忘れてしまったので、6X6のマーゴボードで代用です。パスができるというのが特徴で、これによって相手に下に置かせて自分がその上に乗るということができます。2人での連続パスができないのも面白いです。菊子さんとしょうさんと1戦ずつ遊んで2勝。このゲームはもっと大きなボードで遊んでも面白いかもしれません。

結果
1戦目:自分* 勝利、菊子 敗北
2戦目:自分 勝利、しょう* 敗北



アクロン Akron
(プレイ時間 各5−20分)
Akron20170709.JPG最後は、未プレイだというしょうさんと「アクロン」を遊びました。3Dのコネクションゲームとして非常に完成度が高く、キャメロン・ブラウンのゲームでは一番好きなゲームです。防御に回るタイミングが難しく、ちょっと遅れるともう負けてしまうという鋭い面もあります。アブストラクトに強いしょうさんが、珍しく苦戦して、こちらは4戦4勝でした。でも結構気に入ってくれたみたいで、そのあと2人で少し研究しました。また遊びましょう。

結果
1戦目:自分 勝利、しょう* 敗北
2戦目:自分 勝利、しょう* 敗北
3戦目:自分 勝利、しょう* 敗北
4戦目:自分 勝利、しょう* 敗北



終日たっぷりと遊びました。日曜なので2次会は無しです。また来月!

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