土嚢の会 2016.12.04

通算8回目となる土嚢の会です。朝から晩まで12時間ということもあり、参加者は15人と大盛況でした。



オクティ Octi
(プレイ時間 各5-15分)
Octi20161204.JPG「オクティ」はアメリカの小さな出版社、グレートアメリカントレーディングカンパニーが出したちょっと昔のゲームです。自分のコマをどんどん強くしていくところは「アダプトイド」に似ています。相手のオクティマスをすべて制覇すれば勝ちですが、今回はショートゲームである1つ制覇で勝利としました。大昔に遊んだきりだったので、すっかり忘れていましたが、結構スピーディーなゲームでした。「アダプトイド」よりも好みかもしれません。もう一度遊んでみたいです。

1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:キノ 勝利、自分* 敗北



ShogiPerfecto20161204.JPGこのあとはしばらく持ち込まれた色々なプロトタイプを遊びました。なんだかASGSの第1部みたいです。すべてまだ企画中なので、これからのデベロップメントが楽しみです。写真は中島さんが見せてくれた、ショーギ・ペルフェクト Shogi Perfecto です。日本の将棋をネスターゲームズが作ったもので、11日のゲームマーケットで発売するそうです。




ガウス Gauss
(プレイ時間 20分)
Gauss20161204.JPG「ガウス」はカワサキファクトリーからフリーゲームとして、その後ヤポンブランドを経てネスターゲームズから出版されたゲームです。磁石をテーマとした非常にユニークなゲームです。ルールを確認しつつ、所さんと対戦しました。15回の手番中に得点できるのは2−3回なので、いかにそれを活かすかが鍵となります。相手をうまくペナルティーゾーンに追い込むのも大切です。

結果:自分* 8、所 7



アクロン Akron
(プレイ時間 10-35分)
Akron20161204.JPG続けてえあんぬさんと「アクロン」を遊びました。えあんぬさんは自分と同様にデラックス版を手に入れたそうで、かなりのアクロン好きなのだと思います。まず1回遊び、その後、2−4回目は「アルカザール」の前に遊びました。だんだんと慣れてきて、プレイ時間が長くなり、3層目の戦いにまでなりました。デラックス版に続いて廉価版も出たので、ぜひもっと広まって欲しいゲームです。

結果
1戦目:自分 勝利、えあんぬ* 敗北
2戦目:えあんぬ* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、えあんぬ 敗北
4戦目:自分 勝利、えあんぬ* 敗北



リーフロック Reef Rock
ReefRock20161204.JPGリーフロックは草場さんが持ち込んでくれた古いゲームです(フロッグだと思っていましたが、あとで箱の写真を見たら「リーフロック」になっていますね)。10マスからなる円環状のボードで、各自はピンを4つ(5つだったかな?)ずつ持ちます。手番にはピンを挿すか、チェッカーのようにジャンプして相手のピンを飛び越して除去するかのどちらかで、さきにすべて除去されたら負けです。ミニゲームという感じで、おそらくすぐに必勝法がわかってしまうのではないでしょうか?

1戦目:自分 勝利、草場* 敗北
2戦目:草場 勝利、自分* 敗北



カリプソ Calypso
(プレイ時間 15分)
Calypso20161204.JPGカリプソはなかなか変わった3目並べです。コマの中央の白黒がプレイヤーカラーですが、その周りには6色の組み合わせになっています。組み合わせは虹色の順に巡回しており、赤、橙、黄、緑、青、紫の隣り合う2色が上下の色になっています。それとは別に白と茶色の組み合わせのコマが1つあり、これはワイルド、またはボイドになります。目的はこれらの色を縦横斜めに3つ並べることです。

手番ではコマを新たに置くか、置かれているコマをその場で反転させるか、反転させずに任意の場所に移動させるか、の3択です、白と茶色のコマは他のすべてのコマを置ききるまで置くことはできません。

自分と相手で合わせてどの色も4つしかないので、結構難しいです。

結果:自分* 勝利、草場



ヘックス Hex
(プレイ時間 各5-25分)
Hex20161204.JPG初参加の佐藤さんと「ヘックス」を遊びました。コネクションゲームの原点で、すべてのコネクションゲームの基礎となるべき偉大なゲームです。初めてなのに佐藤さんは上手かったです。さすが。

結果
1戦目:自分 勝利、佐藤* 敗北
2戦目:自分 勝利、佐藤* 敗北



タルパ Talpa
(プレイ時間 25分)
Talpa20161204.JPGネスターミーティングで新たに遊んだゲームの中では一番気に入ったゲームです。ようやく最近手に入れました。今回はお互いにどうすれば良いのかがわからず、かなり終盤までゲームがもつれ込みました。空白で対辺を繋ぐという変わったコネクションゲームです。また近々遊びたい。

結果:自分 勝利、菊子 敗北



コンヘックス ConHex
(説明 5分 プレイ時間 15分)
ConHex20161204.JPGこれもコネクション系です。頂点にドットを置き、それが半数になれば自分の板を置いて領地を制覇します。その領地で対辺を結ぶのです。ボードゲームでは「オーストラリア」辺りが近いメカニクスかもしれません。いつかはゲルハルトから出版されているデラックス版が欲しいものです。

結果:自分 勝利、菊子 敗北



ロット Lot
(プレイ時間 各3分)
Lot20161204.JPGちょっと変わった3目並べで、1段の3目をつくったら強制的にうち2つを除去して1つを2段にします。目的は2段の3目を作ることです。自由度を保てるように、序盤はあまり2段を作らないほうが良いと思います。結構遊ぶのは久しぶりでした。

結果
1戦目:自分 勝利、菊子 敗北
2戦目:自分 勝利、菊子 敗北



レッド Red
(プレイ時間 15分)
Red20161204.JPG「レッド」は3人専用で、すべてのタイルが置かれた時に、自分の色(赤、黒、白のいずれか)の丸の連続タイル数と地の連続タイル数の積が得点になります。完全情報で、以前何度か遊んだときはなかなか3人用にしてはよくできていると思いました。ただ、今回はキングメーキング的な部分が出てしまい、そのときにより高い得点だったプレイヤーを叩く結果になってしまいました。よく考えたら、手番順を考慮して次のプレイヤーを叩いたほうが良かったですね。2つある配置のルールがほどよい縛りになっています。

結果:佐藤 168、自分 88、あやかす 77



チェイン リアクション Chain Reaction
(プレイ時間 20分)
ChainReaction20161204.JPG少し前にキノさんと遊んだ「チェインリアクション」を土井さんと遊んでみました。手番の5アクションで相手のゴールに自分のコマをシュートして得点を稼いでいくというゲームです。これで遊ぶのは3回目ですが、なかなか独特の動きがあって面白いゲームだと思います。まあ12点先取が妥当な長さではないでしょうか。

結果:自分 12、土井* 7



ゼヘツ Zèrtz
Zertz20161204.JPGえあんぬさんがギプフシリーズ一式を持ってきてくれたので、せっかくなので幾つか遊ぶことにしました。まずは3作目にあたるゼヘツです。当初はものすごくよく遊んだものですが、今ではすっかりルールさえ忘れてしまいました。えあんぬさんに教えてもらいつつ、そうそう、そんなルールだったっけ、という感じです。チェッカーのようにジャンプしていきますが、いわゆるインパーシャルなゲームに近いです。今年、フッフ&フレンズからギプフシリーズのうち4作、(ギプフ、ツァール、ゼヘツ、インシュ)が再販されたので、遊ぶ機会は増えるかもしれませんね。

結果:自分 勝利、土井* 敗北



ピュンクト Pünct
(プレイ時間 各10-35分)
Punct20161204.JPG続けて、えあんぬさん持ち込みのギプフシリーズのうち、おそらく一番マイナーだと思われる「ピュンクト」を遊びました。シリーズの5作目にあたりますが、本来は6番目のゲームです(なんともややこしい)。角が欠けたヘックスヘックスボードの任意の対辺を繋ぐのが目的です。ただしボードに配置していく自分のコマは、3ヘックス分から成るトライヘックスで、3種類の形があります。3ヘックスのうち1ヘックスは色が塗られておりピュンクトと呼ばれます。これも考慮すると、6種類のコマがあることになります。この時点で他のギプフシリーズにはない煩雑さが目立ちます。

手番には手元のコマを空いているところに1つ置くか、既に置かれたコマを動かすかのどちらかです。動かすときはそのコマのピュンクトが6方向のいずれかを直線に移動しなければなりません。移動先でピュンクトを軸として回転しても構いません。また自分や相手のコマの上にも置くことができますが、ピュンクトは自分のコマの上でなければなりません。面白いのは直線やV字のコマではブリッジができることです。つまり真ん中は浮かんでいても両端の下にコマがあれば良いのです。

かなり叩き合いのゲームになります。妨害に次ぐ妨害で、疲弊したあとにようやくどちらかのプレイヤーがつながるという展開が多かったです。1−2戦目はキノさんと、そして3−4戦目は「アルカザール」のあとに彼葉さんと遊びました。

結果
1戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:自分* 勝利、彼葉 敗北
4戦目:彼葉* 勝利、自分 敗北



ここで、前述の通り、えあんぬさんとアクロンを3戦。



アルカザール Alcazar
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
Alcazar20161204.JPG8月の土嚢会で彼葉さんが持ち込んでくれたものを、頼んでもう一度持ってきてもらいました。相手のゴールに早く到達する「コリドール」に似た感覚のゲームです。壁の動かし方が独特で、回転扉のようにどちらかの柱を軸にして壁を移動できます。これはちょっと面白い動きだと思います。閉じ込められたらすぐに負けてしまうので注意が必要です。

結果
1戦目:自分 勝利、彼葉 敗北
2戦目:自分 勝利、彼葉 敗北



このあと、前述の通り、彼葉さんと「ピュンクト」を2回遊んでこの日は終了です。自分は14種25ゲーム(プロトタイプを除く)を遊びました。このほかにもプロトタイプを始めとした様々なゲームが遊ばれていました。

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