R−120 2016.04.09

ひだりさん主催のR−120というゲーム会に初めて参加しました。R−120というのは120分以上の長時間ゲーム専門という意味らしいです。映画のレーティングシステムみたいですね。親子ゲーム会はPG−30(30分以内の子供ゲーム)とかにすれば面白いかもしれません。120分を超えるものは遊ばなかったものの、久し振りに重いゲームを2つも遊びました。



ラーの司祭 The Priests of Ra
(説明 10分 プレイ時間 60分)
PriestsOfRa20160409.JPG前日に引き続き「ラーの司祭」です。市民タイルでの争いにあまり絡めずに序盤から低得点でした。3ラウンド目には一見さんが11、12、13という最強の太陽チップ3枚を持っており、そこで大量に得点を稼いで逃げ切りました。なぜかその3枚の太陽チップが自分のところに全て回ってきたので、5点にはなったもののアンクも2つだし厳しい結果でした。

最近「ラー」の日本語版がニューゲームズオーダーから出ましたが、「ラーの司祭拡張」としてタイルだけ出れば良いのになあと思います。ボードや太陽チップ、点数チップは共通なので。

結果:一味 80、bluerose 62、自分 57、キノ 43



シュタウファー Die Staufer
(説明 30分 プレイ時間 75分)
Staufer20160409-1.JPG6エリアに分かれたリング状のボードでのエリアマジョリティーで、形状は「フリント船長の財宝」みたいですが、中身は全く異なります。各ボードはあらかじめ順位による点数が決まっており、さらにボーナスなども決まっています。手番は中央の人数x3個あるコマの順番で決められ、各自手番が3回あるということになります。これを5ラウンド繰り返して点数を競います。

手番では配置か補充を選びます。配置は手元のコマをエリアマジョリティーのために置くことで、補充はストックから手元にコマを補充することです。配置は常に王様のいるエリアから配置したいエリアまでの時計回りの距離に加え、配置したいマスに書かれた数字がコストとなり、コストに等しいだけのかなり大量のコマが必要になります。よってすぐにコマがなくなってしまうので、補充が大切になるのです。

各ラウンドでは2つのエリアが決算されます。ひとつはエリア名で、もうひとつは「コマの数が多い」「ボーナスタイルの数が多い」などの条件で示されているので、そのラウンドの成り行きで決算されるエリアが変わります。

決算が終わると決算に関わったコマはストックに戻りますが、王様が移動した道中にある移動コストに費やしたコマはすぐに手元に戻ってきます。この辺りがコマ数のマネージメントを難しくしています。

次のラウンドの手番は補充をしたプレイヤー(先にしたプレイヤーから順)、そして配置をしたプレイヤー(後に配置したプレイヤーから順)となっており、これがひだりさんも気に入っているメカニクスです。確かになかなかよくできています。

Staufer20160409-2.JPGこれ以外にもボーナスタイルやら各エリアの特殊ボーナスやら多くの要素があります。久し振りにこの手のゲームを遊んだので、ついていくのが大変でした。めくられるボーナスタイル以外はすべてオープンなのできちんと考えれば勝利は近くのでしょう。ただ最初に配られる3枚のボーナスのばらつきがあまりに大雑把でゲームを台無しにしています。

個人的にエリアマジョリティーは好きなシステムですが、どうもエリアマジョリティーを遊んでいるという感覚はあまりなかったです。それというのも加えられているルールが多すぎてなんだかよくわからなくなっているのです。要素を半分くらいに削ぎ落とした方が良いのではと思います。デザイン断捨離が必要です。

結果:bluerose 116、自分 108、キノ 99、一味 85、ひだり 75



キューバ Cuba
(説明 35分 プレイ時間 85分)
Cuba20160409-1.JPG「キューバ」は各自が5枚の行動カードを順にプレイして生産、売買、出荷、そして建物の建築や、その効果の使用をし、最後の1枚で法案の投票をするというゲームです。各自ボードを持ち、自分のコマを置いた縦横が生産や建物の効果発動というアクションに関わってきます。ただ生産の時にしかコマを動かせず、また建物を建てると生産されなくなるので非常に苦しいのです。6ラウンド制ですが、最後の3ラウンドくらいはオートパイロットという感じで、もうカードをプレイする順番はわかっているも同然です(プレイヤーインターアクションが少ないのが原因ですが)。まあロボラリーのプロットみたいなものです。法案によるボーナスも出たとこ勝負な部分が多く、あまり計画はできないです。

Cuba20160409-2.JPGちょっと悔やまれるのは自分は船を2隻交換する能力の建物を持っていたのですが、交換して次のプレイヤーのblueroseさんやひだりさんに意味もなくお膳立てをしてしまったことです。でもまあ流れから言って仕方ないですよね。

結果:ひだり 73、bluerose 72、一味 62、自分 53



ヘックメック Heckmeck am Bratwurmeck + 追加の虫 Extrawurm
(プレイ時間 40分)
Heckmeck20160409.JPG最後はヘックメックの拡張入りです。4人ですがなかなかドラマチックな展開で楽しかったです。今回は序盤はずっとカラスの世話になり、1点チップを溜め込みましたが、後半はそれらをほとんど奪われてしまいました。なかなかキャラクターを獲得できず、ひたすらダイスの目で得点を重ねてトップタイ。

結果:ひだり 8、自分 8、一味 6、bluerose 4

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