横浜ボードゲーム会 2012.09.29

なんてったってホノルル Ausgerechnet Honolulu
(プレイ時間 55分)
Honolulu20120929.JPG与えられた地名カードを東西か南北の正しい場所に置いていくゲームです。カードの表には世界の地名や名勝が書かれており、裏には緯度と経度が書かれています。手番にはこの地名カードが1枚与えられ、すでに場に出ているカード(最初は中央のスタートカードの1枚だけ)に対して正しい位置に置かなければなりません。他のプレイヤーは、間違っていると思えば、隣接する2枚(うち1枚は今置かれたカード)に対してダウトをかけることができます。2枚のカードを表にして真偽を確かめます。またゲーム中に3回ほど休憩時間があり、現在場に出ているカードでいくつ間違いがあるかを当てるのです。

世界には同名の地名(サンチアゴやジョージタウンなど)が多いので戸惑いましたが、世界の首都を中心にして地名を選んでいるのだと思います。なかなか楽しめました。日本版の「なんてったってさいたま」も遊んでみたいです。

結果:自分 11、河原 7、JOSS 6、平沢 3、こいち 3、あだち 2



いいセン行きまSHOW! Iisen Ikima Show!
Iisen20120929.JPG22人参加の全体ゲームは先月と同じイイ線行きまSHOWでした。3問勝負で、1問目は「世界中で、いまこの瞬間に運動会に参加している人の数」でした。2問目は自分が提案したのですが、質問がなく、正の整数なら何でも良いというものです。質問のない状態で、どういう結果が出てくるのかは社会実験として非常に興味がありました。最初5桁の番号を書いたのですが、これでは大き過ぎて失点になってしまうと思い、4桁に書き換え、それでも大きすぎる気がして最終的には「234」という3桁の数にしました。ふたを開けてみれば、5桁や6桁はもちろん、7-9桁の数が飛び交い、自分の書いた数字が最も小さい数字になってしまい、失点でした。最高は3京でした。




フリンケピンケ Flinke Pinke (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom 使用)
(プレイ時間 35分)
FlinkePinke20120929.JPG池田さんがぺ田中さんに紹介したいということで、古代ローマの新しいゲームを流用して「フリンケピンケ」を遊びました。カードは各スート旗印を0とし、1-5を加えた36枚、それに対応するチップを5枚ずつ使いました。相手とある程度は協力していくのは大切ですが、自分だけが有利になるように少しだけ違うことをするのも大切です。「フリンケピンケ」として遊んだので、チップが1枚少なかったプレイヤーは2点となります。

2ディール目の終わりまではぺ田中さんがリード。3ディール目で自分が逆転に成功し、そのままリードを保っての勝利となりました。

結果:自分 91、池田 87、ぺ田中 84、黒猫 65



スパルタクス Spartacus (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
他のグループとの時間調整も兼ねて、ちょっと変わった競りゲームのスパルタクスを1ディールだけ遊びました。本来は人数分の4ディール戦くらい遊ばないと、面白さがつかみずらいと思います。また機会を改めて遊びたいです。

結果(1ディールのみ):ぺ田中 78、黒猫 59、池田 36、自分 31



帝国 Imperium (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 各10-20分)
Imperium20120929.JPG黒猫さんが古代ローマの新しいゲームに興味を持ってくれたので、10-15分で終わる短時間エリアマジョリティーの「帝国」を遊びました。どちらも8ラウンド制のショートゲームです。1戦目は僅差で2位、そして2戦目は色々と裏目に出てしまって最下位でした。ぺ田中さんとマジョリティーを争うところではかなり読みが外れてしまい、悔しい思いをしました。ぺ田中さんの2連勝です。

結果
1戦目:ぺ田中 22、自分 21、じゅん 18、黒猫 14
2戦目:ぺ田中 21、黒猫 17、じゅん 17、自分 16



バイソン Bison: Thunder on the Prairie
(説明 25分 プレイ時間 70分)
Bison20120929.JPGこの日遊んだ中では一番重いゲームで、クラマー&キースリングのコンビがファランクスから出版したものです。ゲームは4ラウンドを通して行われ、最終の4ラウンド目に最も多くの食料を獲得することを目指します。3ラウンド目までは、獲得した食料はそのままリソースとなるのですが、これを4ラウンド目まで貯めることはできず、最終決算の直前に余らせた食料はすべて0にします。この最終ラウンドだけが問題になるというのは同作者の「コロッセウム」とちょっと似ています。

基本的には3種類の食料をめぐる陣取りで、対応する地形に最も大きなテントやいかだを建てたプレイヤーに非常に多くの食料が入るようになっています。この最も大きなというのがポイントで、いくら2や3のテントを沢山持っていても4のテントを1つ持ったプレイヤーには負けてしまうのです。しかし、もし最大が同じならその次を見るのでタイブレークとしては大切になります。1位はボード上のその種類の食料すべてを、2位はその半分端数切り捨てを、3位以下は自分がテントやいかだを置いたタイルに描かれただけの食料をもらえます。しかし、1位と2位の差が大きく3種類しかないうえに、いかだ(魚)が非常に強いので、バランスはかなり悪いのではないかと思われます。

手番はアクション制で5つあるアクションのうち4つを好きな順に行えますが、同じアクションは繰り返せないので、打てる手が非常に限られています。通常は手番ごとにタイルを1枚ずつ場に追加してボードが徐々に広がっていくのですが、このタイル置きにあまり意味が感じられません。地形の繋がりはまったく無視されるうえ、エリアマジョリティーはボード全体でを競うので、タイルをどのように置こうとほとんど関係ないのです。「カルカソンヌ」のように、タイルを置いたところにしか自分のコマを新たに置けず、そこからアクションを使って移動します。自分のコマがいるところには相手はコマを置いたり動かしたりできないので、大きな魚の群れやバイソンの群れがいたら、そこに置けば確実にテントやいかだを建てられます。ときどき3匹の魚がいるタイルがあったりと結構タイルの引き運にかかっているかもしれません。

あとテントやタイルを新たに自分のものにするときと、それらを建てるときの両方で食料が必要となり、この計算が面倒です。食料が必要なのはどちらかだけでも良かったのではと思います。

結果:ぺ田中 34、黒猫 21、自分 21、じゅん 13



ロスト シティー Lost Cities (パートナーシップ)
自分以外は未プレイだというのでペア戦を2ディール遊びました。このペア戦はどこに持っていっても大体好評です。通常の2人ゲームを遊んだことがあってもなくても、プレイするのには特に問題はありません。プリミティブな悩ましさとパートナーとのコミュニケーションの妙が楽しめます。次の版からは、ぜひともペア戦用の追加カード15枚を入れて売って欲しいものです。

結果
1戦目:黒猫&じゅん 24、ぺ田中&自分 16
2戦目:ぺ田中&自分 57、黒猫&じゅん 32



ボトルインプ Bottle Imp (Z-MAN版)
最後は、4人でボトルインプです。時間の関係で、人数分の4ディール勝負としました。黄色のカードがないと、黄色の1や2が交換で回ってきたときに困るのですが、2ディール目では黄色が多すぎて、低い数字をすべて処理できずに詰んでしまいました。それ以外は順調でしたが、他の3ディールでボトルを引き取っていたぺ田中さんがマイナスになってしまいました。

結果:黒猫 109、じゅん 84、自分 70、ぺ田中 -27

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