秋葉原水曜日の会 2011.05.25

今週から「水曜日の王決定戦」が始まりました。5週間でプレイしたゲームの勝敗の順位によってランキングをするそうです。「プーティン食堂」以外はすべてレポート済みなのですが、決定戦に絡むということもあってレポートすることにします。



サムライ Samurai(北欧版)
(説明 10分 プレイ時間 各25-35分)
Samurai20110525.jpg到着すると既に2テーブルほどがゲームの真っ最中でした。一緒に来た旧友のささおやじさんと、紹介の意味も込めて持参した「サムライ」をプレイ。興味本位で購入した箱の白い北欧版ですが、中身はハンスイムグリュック版と同じです。見かけの怪しさとは裏腹にゲームとしては非常にしっかりした作りで、特に2人プレイは面白いと思っています。せっかくなので2回続けて遊びました。1戦目は単独首位がそれぞれ一つずつで5対4で勝利、2戦目は単独首位を2つ獲得しての勝利です。必要以上に首位のものを持っていても仕方が無いので、あえて戦力を同じにして誰も獲得しないようにするということも結構重要なのかなあと感じました。ゲーム終了のタイミングを見極めるのも、そのタイミングをある程度コントロールできるのも良い所だと思います。

結果(仏兜田の順)
1戦目:自分 2-5-3、ささおやじ 3-1-3
2戦目:自分 0-4-4、ささおやじ 5-2-2



モダンアートカードゲーム Modern Art: The Card Game
(プレイ時間 各25分)
MATCG20110525.jpgささおやじさんが購入した初めてのゲーム「モダンアートカードゲーム」の開封式です。このメンバーだと全員熟知しており説明要らずなのが楽ですね。今回はゲームが思いのほか早く進んでしまい、手札が余り気味になったこともあって1戦目最下位、2戦目は4位とボロ負けでした。展開が早いと、2ラウンド目から手札を追加で得点にしていった方が良い場合もあるというのもあらたな発見でした。ささおやじさんが2戦2勝で強さを見せつけました。

結果
1戦目:ささおやじ 83、河原 82、けろ 81、ボー 79、自分 66
2戦目:ささおやじ 80、ボー 76、ケロ 72、自分 71、河原 69



原始の生活 Jäger und Sammler
(プレイ時間 55分)
Jaeger%26Sammler20110525.jpg次に遊んだのが、持参した「原始の生活」です。2009年にトワイライトクリエーションのゾンビゲームの一つとして出版された「ゾンビゲドン」の翌年に、アミーゴからテーマを変えて出版されたもので、「ゾンビゲドン」との違いは道路とバリケードのルールだけだと思っていたのですが、ボードの形も違いますね。これには今まで気がつきませんでした。

今回は集めるほど三角数的に得点が高くなる貴重品を中心に集める戦法をとってみました。マンモスには余り関わらずに、首飾りを6つで20点、他の2種を4つずつで10点ずつなどと集めました。終わってみれば勝っていたのでこのやり方も有効なのかもしれません。貴重品は6つ集めれば1つあたり3点以上になるので、効率は良いですね。今回勝てたのは冬の時代に一部を独占できた(写真参考)からということもあると思います。じわじわと面白さがわかってくる良いゲームです。

結果:自分 121、河原 97、ボー 81、ささおやじ 79



ボーナンザ Bohnanza
(説明 5分 プレイ時間 45分)
Bohnanza20110525.jpg最近プレイ機会が多い交渉ゲームの傑作「ボーナンザ」。今では「アグリコラ」ですっかり有名になったローゼンベルグですが、この「ボーナンザ」と「マンマミーア」が個人的にはローゼンベルグのベストゲームです。

初プレイのささおやじさんがいたにも関わらず非常にシビアな交渉が続く展開で、6の豆を巡る攻防や3人が同じ豆を植えてしまう展開など痺れる場面が多く見受けられました。

改めてルールを調べると「部分売り」は出来ないようです。リオグランデの英語ルールにもそう書いてありますし、ギークのフォーラムによれば、オリジナルの1997年のアミーゴ版のドイツ語も同様とのことです。97年版のメビウス訳には書いてないこともあり、このゲームを習った当時に部分売りは出来るということだったのでずっとそのように遊んでいました。どうもすみませんでした。つまり、今回のように、6の豆を4つ畑に植えて2つずつ売って合計で4コインにするというのは無理なのです。

結果:河原 14、ナカタ 12、自分 12、ささおやじ 11、ボー 8



プーティン食堂 Poutine Cuisine / Miss Poutine
(プレイ時間 お試し5分)
PoutineCusine20110525.jpgプーティンというのはカナダのフランス語圏であるケベック発祥という有名な食べ物らしいです。このゲームでは2人がオーダーカードを持つキャッシャーとなり、他のプレイヤーは料理カードを持った料理人となります。それぞれ別のカードの山を持ち、リアルタイムでオーダーカードに書かれた料理をキャッシャーに渡すのです。同時に公開できるのはオーダーカードは1枚、料理カードは2枚まで。どの料理カードも裏側はフレンチフライ(フライドポテト)になっており、プーティンにはこのフレンチフライがセットで必要になるのです。

「ピット」などと同じにリアルタイムでお互いの要求を言い合うという騒がしいゲームなのですが、「ピット」は未プレイなのでそこまではわかりません。本来ならば全員が交代でキャッシャーをやるのですが、周りに迷惑ということで1ディールのみで終了。これはちょっと場所を選びそうなゲームですね。




倉庫の街 Die Speicherstadt
(プレイ時間 60分)
Speicherstadt20110525.jpgこれで通算5回目となる「倉庫の街」です。消防士なしで勝とうとして2度も惨敗しているので「消防士の街」というくらい消防士が重要なのではと思いましたが、なんとシミーズさんは消防士0での勝利。一人だけマイナス10点を喰らっていたにも関わらず、決算時には勝利点が31点もあり、結果として21点での逆転勝利です。自分は消防士を重要視していましたが、最後の火事の4点を取り逃がしたのが痛かったですね。とことん消防士を取れば良かったのかもしれません。とにかく、消防士ゼロでも勝てるというこのゲームの新たな一面を見ることが出来たのは嬉しかったです。写真はシミーズさんの購入したカード。

結果:シミーズ 21、自分 18、sai 15、ささおやじ 15、けろ 11



終わってみれば3勝4敗でした。来週はもっと頑張らなければ。

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