秋葉原水曜日の会 & JCDA 2011.02.02

今週は先週同様に、自分の幼なじみであるささおやじさんが来てくれました。先週はサギ師、帝国、ブロックスを一緒に遊び、今週はステップアップして、競りゲームの「モダンアート」を一緒に遊ぶことができました。水曜日の会のあとには2ヶ月振りに、日本チェッカー・ドラフツ協会(JCDA)の例会に参加し、初めて10x10のドラフツを遊びました。



元老院議員 Senator
(プレイ時間 各5-10分)
Senator20110202.jpg到着したときには他のテーブルでのゲームはすべて進行中だったので、自分同様に手持ち無沙汰だったまるむしさんを誘って「古代ローマの新しいゲーム」からシンプルなゲームを遊びました。まずは元老院議員です。このゲームはリメイクされていない2人用(バリアントでは3人まで)の完全情報ゲームですが、同作者のストーンヘンジのような、ギプフシリーズのギプフのような面白さがあります。1枚ずつ手持ちのカードをボードの端から押し込んで、最終的に中央に残った9枚だけが得点対象となるのです。今回は旗印カードを使ったバリアントは適用せず、基本ルールで2回遊びました。

結果
1戦目:自分 27、まるむし 18
2戦目:まるむし 39、自分 19



ローマ七丘 Die Sieben Hügel Roms
(プレイ時間 15分)
SevenHills20110202.jpg次に、2人用カードゲームの原点とも思えるローマ七丘です。先手のタイブレーク勝ちと、直前にプレイされた丘には置けないこと、そして、半公開の情報と、シンプルながらも良くできています。最初は7と6を捨てて1から5を取って15対13に持ち込もうかとも思いましたが、それは難しいですね。

結果:自分 16、まるむし 12



スパルタクス Spartacus
(プレイ時間 40分)
Spartacus20110202.jpgここで、最近ちょっと自分の中では一押しのゲームとなっているスパルタクスを4人でプレイ。以前は、リメイクのオハイオの方が取ったプレイヤーがリードをするのでよいかなあと思っていましたが、スパルタクスのルールも悪くないですね。ちなみにスパルタクスでは旗印カード(ジョーカー)が入ったら2倍ですが、オハイオではオハイオカード(ジョーカー)はマイナス10になります。ただし、オハイオカードは1の後にプレイすることもでき、山を取ることもできます。以前はオハイオのほうをよく遊んでいましたが、スパルタクスの2倍ルールの方が楽しいかもしれません。このメンバーでのスパルタクスはとても充実しました。月斎さんの強さが光っていました。

結果:月斎 257、草場 206、自分 189、シミーズ 154



精霊さん Spirits!
(プレイ時間 25分)
Spirits%2120110202.jpg時間調整に、クニツィアの作ったノイである「精霊さん」を5人で遊びました。前回も書いた通りにカードのインデックスの位置に問題があるので、今回は終始縦に並べて持っていました(写真)。7を越えるとバーストというスピーディーなゲームであり、特殊カードが無く同スートだと数値が上がらずプレイ順が反転するというだけなのですが、結構良くできていると思いますが、まわりの評判はいまひとつでした。

結果:タナカマ 4、自分 4、月斎 5、草場 6、ユリチョフ 7



ギャングスター Gangster
(説明 20分 プレイ時間 65分)
Gangster20110202.jpg2007年にアミーゴから出たゲームです。ボードにはシカゴの10地区が描かれ、プレイヤーは各地区で多くの部下を送り込み、トップになることを目指します。以前、中西部に住んでいたので、ループ(環状の高架鉄道 The Loop が走っている中心部)やサウスサイドなどシカゴの知っている名前が多くあるのは楽しいです。グラフィックは渋くて良い感じです。

各プレイヤーはクルマと部下を持ち各地区を移動しながら部下を配置していきます。エリアマジョリティーで各地区で部下の数が1位、2位、3位・・・になったときの点数が書かれていますが、必ずしも1位が高得点とは限りません。部下の数が同数のときには後から置いたプレイヤーの勝ちです。

手番にはクルマでの移動かクルマがいる場所での部下の配置を行うのが主です。移動は公開された1-3の3枚のカードで行われ、誰かが3回移動してカードを使いきると、10地区のうちの1つにダブラーが置かれます。ダブラーが置かれた地区は得点が2倍になるのです。これを繰り返し、ダブラーが8地区に置かれると決算です。決算が3回行われるとゲーム終了となります。

他にも特殊能力チットやその交換、敵の部下を誘拐して海に沈める、など楽しい要素も沢山あります。これらの特殊能力をうまくつかってタイミングよくエリアマジョリティーを勝つのが大切ですが、要素が多いので難しいです。

このゲームは草場さん持参です。自分の旧友のささおやじさんが到着したのに合わせて始めてくれました。ファミリーゲームっぽいのですが、かなりルール量が多くて説明に20分もかかってしまいましたが、実際にゲームを始めるとスムースに進みました。なんだか一昔前のゲームという雰囲気でしたが、それなりに楽しめました。エリアマジョリティーの部分は素直に降順にした方が(2位が1位より多く得点するなどという矛盾がないようにする)良かったのではと思います。後から置いた方が勝つなど、ちょっとひねりすぎかなあと思います。

結果:草場 155、アル 145、ささおやじ 105、双六小僧 104、自分 89



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 25分)
草場さんに頼んで、ベリシネベリシを遊びました。ロシアで遊ばれているダウトのバリアントですが、ルールが3つくらい違うだけで劇的に変化するという良い例です。ささおやじさんとはピッグテイル(ピッグテンではない)を遊んだことがあり、トランプでできる変わったゲームということでぜひ紹介したかったのです。双六小僧さんがあっさり1番で抜けてしまいましたが、必勝法があるという草場さんが2位でゴール。自分は3位でした。

結果:双六小僧(1位)、草場(2位)、自分(3位)、アル(4位)、ささおやじ(5位)



モダンアート Modern Art
(プレイ時間 55分)
ModernArt20110202Final.jpgささおやじさんに競りゲームを紹介したかったので、今回は競りゲームの古典名作と言えるモダンアートです。イエローサブマリンに置いてあるモダンアートはコインが足りないので、前回同様にポーカーチップを代用です。

前回と違い、みな堅実に画家を3種類までしか場に出しません。最終的にはライトメタルが4ラウンド連続で値段がつくというあまり無い展開になりました。ろどまぽさんは毎ラウンド大量に購入し、売値との差分で利益を出そうとしていましたが、あまりうまくいかなかったようです。自分は一度もラウンドを終わらせること無く、主に売ることで利益を得ていました。あといくつか激安で買ったものに値段がついたのもよかったようです。

結果:自分 476、ささおやじ 381、河上 320、けろ 311、ろどまぽ 185



このあと、近くにある日本チェッカードラフツ協会JCDAの例会に河上さんを誘って参加して、ドラフツ(ブラジリアンドラフツ)とラインズオブアクションを遊びました。(前回の例会参加のレポートはここ



ドラフツ Draughts
(プレイ時間 15-25分)
Draughts10x10-20110202.jpgまずは、一緒に来た河上さんにルールを教えて8x8のボードで対戦。そのあとラインズオブアクションを挟んで、再びロイさんと2連続で10x10の大きなボードで対戦しました(写真は10x10)。8x8と10x10ではかなりプレイ感覚が異なります。10x10だと少々もったりした展開になると思いますが、1手で突然大量のコマを獲得できることがあるドラフツでは、この序盤の展開も非常に大切だと思います。ロイさんにキングを作られてぼろ負けしてしまったので、再度、相手をしてもらいました。良い手をみつけて一気に4つくらい取ることができ、これで一気に有利になり、勝利。まさか勝てるとは思わなかったので嬉しかったです。

結果
1戦目(8x8):自分(勝利)、河上
2戦目(10x10):ロイ(勝利)、自分
3戦目(10x10):自分(勝利)、ロイ



ラインズオブアクション Lines of Action
(プレイ時間 20分)
LOA20110202.jpg前回JCDAを訪れたときに、紹介したラインズオブアクションを川口さんと遊びました。自分では好きなアブストラトゲームのひとつで、コマを動かしたり取ったりするタイミングでコマの自由度がかなり変化するのが魅力です。相手のコマの周りに壁を作り、それをもとにしてうまく固めていって勝利(写真)。

結果:自分(勝利)、川口

SHARE