DCゲーマーズ 2009.11.21

エッセン後、初めてのDCゲーマーズ。アラムの家です。予定では僕がエッセンで買ったボードゲームギークゲームや工場マネージャーを遊ぶはずだったのですが、みなルールを読むのが面倒ということでまた次回。同じ日に郊外バージニアのジェイソンの家でもDCゲーマーズがあったようですが、あちらはさすがに新作のオンパレードだったようです。新規参加者のヘザーも加えた6人の時間が長かったので、あらかじめ6人ゲームを幾つか持参するようにと言われ、魔法にかかったみたい(拡張を入れて6人)、ストロッチ(DCゲーマーズでは何故かメディチより受けが良い)、ブレーキングアウエイなどを持ち込みました。



魔法にかかったみたい Wie verhext!6人拡張(アレアの宝箱 10 Jahre alea - Schatzkiste より)
(プレイ時間 55分)
WieVerhextW6.jpgアレアの宝箱を使うと6人まで遊べるので早速プレイ。6人でも5人と遜色無い面白さでした。ただランダム度が多少上がるのはやむを得ないです。

この宝箱にはアミュレットや魔法カードという別の拡張も付いているので今度はそれで遊んでみたいです。

結果:アラム 20、ゲーリー 19、自分 15、ショーン 14、ヘザー 13、ローラ 13



キャッシュアンドガンズ Cash 'n Guns
(プレイ時間 15分)
ローラの提案でキャッシュアンドガンズ。ショーンはこのゲームが好きでないのですが、6人もいるとなかなか意見が合わないのはしょうがないです。よって「順番に誰かが嫌いなゲームをやろう」ということになりました。結果的にはほぼその通りになったゲーム会です。

キャッシュアンドガンズは実はまだ拡張や特殊カードで遊んだことがありません。今回も普通のルールのみの使用です。最初にこのゲームが出た時はスポンジ製の銃など斬新なコンポーネントもあって面白いと思ったのですが、今ではゲームの荒さが少々目立つ気がします。まあパーティーゲームなのでそれはそれで良いのですが。

新規参加者のヘザーは途中で死亡。死をひたすら避けたアラムは大量のお金を得るものの恥マーカーが多過ぎて最終的には25000だけに。

結果:ローラ 75、ゲーリー 75、自分 65、ショーン 60、アラム 25、ヘザー 65(途中で脱落)(単位1000)



ストロッチ Strozzi
(プレイ時間 60分)
StrozziW6.jpg次にアラム以外の皆の一致した意見でストロッチに。6人プレイは初めてですが6人だとメディチよりも楽しいかもしれません。最初のラウンドで致命的なミスをしてしまったのがあとまで響いて同着3位どまり。ベーコン戦略(フレンツェのスコアトラックがベーコンみたいなのでこう呼ばれている)を初めて試してみました。最後のタイル決算で全てのタイブレークに勝てるのは良いのですが、それだけでは勝てません。まあこのタイブレークのおかげで3位になれたのですが。

そうそう、ようやくギークのファイルに欲しかったカード一覧表が載せられました。プリントアウトしなければ。

結果:ローラ 200、ショーン 180、自分 150、ゲーリー 150、アラム 150、ヘザー 80



ブレーキング アウエイ Breaking Away
(プレイ時間 1時間20分)
BreakingAway.jpgフェンディッシュゲームズという、イギリスの小さな会社から1991年に出版された自転車レースのゲームです。随分前にボードゲームギークのあるギークリストでこのゲームに興味を持ち、どこにも売ってないので直接取り寄せた記憶があります。

プレイヤーは4台ずつ自転車を持ちます。コースはシンプルな楕円形で1周40マス。このコースを2周半まわり、途中2回のスプリントポイントとゴールでの上位8位に得点がつき、その総合点を競います。得点はスプリントポイントは10、8、6、5、4、3、2、1点でゴールはその倍です。

各自転車には移動力を表す数値が常に3つあって、ラウンドではトップの自転車から順番に3つの数値のうちどれか1つを使って進みます。同じマスには何台でも自転車を進めることが出来ますが、あとから来た自転車は順位が分かるように外側に置きます(次のラウンドでは内側が先に進む)。こうして全ての自転車が移動したら、ドリフトルールで数値の補充。再び選択肢の数値を3つにして、次のラウンドに進むということを繰り返します。この説明だとどこが面白いのか?と言われそうですが、自転車レースのドリフトをシミュレートした数値補充のメカニクスがこのゲームの核です。

補充する数値は「前にいる連続して繋がっている自転車の数プラス3」です。よって大きなグループの最後尾に付くと、ドリフトによって大きな移動力が得られるという訳です。たとえばトップからの5マスに2、5、1、0、2台というように自転車が並んでいたら、トップの2台は3、次の5台は5、その次の1台は10の移動力を得ます。ただしその次のマスには自転車が無いので最後尾の2台は移動力3を得るだけです。

さらに単独でトップに躍り出た自転車にはブレーキングアウエイボーナスが付きます。2位との差がそのまま補充する数値になるのです。これはブレーキングアウエイをしたラウンドだけなので使いどころが難しいですが、うまくいけばかなりのボーナスとなります。

ゲーム開始時に、それぞれの自転車に規定の移動力を自由に3つに割り振る以外は運の要素が0の完全情報ゲームです。大きな集団の後ろにうまく付いて移動力を貯め、それをタイミング良く使ってポイントを得るようにします。また自分の自転車は4台あるので、スプリントを取る為の自転車、最後のゴールで上位に付く為の自転車、など役割分担も出来るし、自分の自転車同士をうまくお互いにドリフトさせることで協調が出来るなど、非常に様々な戦略があります。

レースゲームというのは非常にデザインの難しいジャンルだ、と聞いたことがあります。ルールに工夫が無いとソロプレイになりがちです。いくら移動方法やコースに工夫があっても、トップは終始トップ、ビリは終始ビリのままという展開では面白くありません。抜きつ抜かれつのデッドヒートを演出するには、キャッチアップシステム(遅れているプレイヤーへの利益)は必須です。ブレーキングアウエイはドリフトのルールにより、遅れたプレイヤーほど有利という状況を自然に作り出しています。また相手プレイヤーの位置が非常に大切なのでプレイヤーインターアクションも濃密です。

個人的には、レースゲームベスト5に入る素晴らしいゲームだと思います。(他の4つはアベカエサル/Qジェット、大競技場(古代ローマの新しいゲームより)、カラバンデ、マルコポーロ)しかしながら、このゲームをプレイするのは数年振り。DCゲーマーズでプレイするのも初めてです。完全情報の数値ゲームということでローラとアラムにはかなり不評でしたが、ショーンとヘザーにはそれなりに好評でした。ショーンは2台の自転車を全く同じように同じマス目で進めます。自分の自転車をなるべく列にしてお互いを助け合うのが基本ですが、同じマスで進めるという戦法を見るのは初めてです。結果的にショーンのこの2台がうまく得点を稼いで、4点差で勝利。僕は、うまく移動力を貯めて3つの数値をすべて13以上にしてからタイミング良くスパートしてブレーキングアウエイ(写真の左側の黄色い自転車)、2回のスプリントでトップをとったにもかかわらず2位止まりでした。やはりこのゲームは面白い。

結果:ショーン 52、自分 48、ローラ 28、ヘザー 18、アラム 10



貴族の努め/ホイティトイティ Hoity Toity
(45分)
HoityToity.jpg再び6人となって何か皆で出来るもの、ということで貴族の努めのウーバープレイ版、ホイティトイティです。ウーバープレイ版を遊ぶのは初めてですが、内容は同じで、6人でもプレイできるという部分だけが異なります。貴族の努めがバッティングを楽しむゲームなので5人専用の感があったのですが、これで6人でも楽しめます。なおギークからカードをダウンロードすればもとの貴族の努めも6人用になります。

カードをオークションで落とすことに集中せず、序盤から泥棒で人のカードを盗みます。探偵が居てつかまっても刑務所は6人までなのでいずれ泥棒は再利用できます。さらにタイミング良く5位か6位の時に探偵を使って進むという、極力展示をしない作戦です。こうして最後の展示会に備えてカードを貯めたのが功を奏して、決算時は2位だったのが決戦終了で1位になりました。

結果:自分(勝利)、アラム、ヘザー、ローラ、デボラ、ショーン



ヴィネータ Vineta
(1時間15分)
Vineta.jpgボードは9枚の地区で出来ており、5色くらいの色のコマの家がいくつも建っています。ラウンドごとにある地区が家ごと沈みます。目的は極秘裏に決められた自分の色と地区を残すこと。で、どうやって沈める地区を決めるかというと洪水カード(数値1-3)を地区に出していき、3巡したときに数値が多い地区が沈むという仕掛けです。このときに沈んだ地区にカードをプレイしたプレイヤーは沈んだ地区の家を得点としてもらえます。あとはかなり特殊カードが多く、「家を移動させる」「数値を7足す/引く」「カードを移動させる」「決算を1巡遅らせる」などいろいろとあります。

ヘザーが持参したゲームで、ルールを聞いただけではドリュンタードリューバーやクランスと言った感じであまり好みのタイプのゲームではありません。予想を裏切られることに期待していたのですが、残念ながら実際のプレイも今ひとつだと思いました。もっとも他のプレイヤーにはほぼ好評だったので、おそらく好みによる差が大きいだけなのだと思います。

個人的な所感を書くと、ラウンドで最後にプレイするプレイヤーが決まっている為にそのプレイヤーがダントツで有利です。あと沈まない地区にカードを出しても全くメリットがないので、カードがプレイされるのは多くても2つの地区くらい。特殊カードが多過ぎ、かつ強過ぎで計画のたてようがありません。秘密裏な情報が多過ぎて見えない敵と戦っている虚しさがあります。それにこの内容の割にプレイ時間が長過ぎ。15分から20分だったらちょうど良い内容に思えるのですが、75分でこれではなんともなあ、と思ってしまうのでした。

結果:ローラ 16、ヘザー 14、ショーン 14、自分 12、アラム 9



ティチュー Tichu
(プレイ時間 1時間20分 途中終了)
Tichu.jpgパートナーシップ(ペア戦)の変形大富豪(大貧民)。このゲームをやるのは何年振りでしょうか、というくらいご無沙汰です。一部では熱狂的なファンがいるこのゲーム。もともとはアジア起源(中国、日本)だったものが西洋に知られるようになり、色々なバリエーションが売られるようになったうち、もっともポピュラーになったものがティチューです(たけるべさん談)。

デッキはトランプを模した52枚(A-2が4スート)にジョーカーから派生したと思われる特殊カード4枚の計56枚。同数字を1枚、または複数枚出してより高ランクの同数を出して続けていくという部分は大富豪と同じです。続き数字(5枚以上)や連番ペア、フルハウスなども出すことが出来ます。また同数字4枚やストレートフラッシュ5枚は爆弾といって、手番無関係で出すことが出来ます。

他に最初のカードをプレイするまでは「ティチュー」宣言ができます。これは自分(パートナーでなく)が最初に上がることを宣言するもので、達成すれば得点が倍、失敗するとマイナスが倍になります。

特殊カードが少々ややこしく、開始時にリードするもの、単体で現カードより少し高いもの、パートナーにリード権を渡せるもの、などがあります。ドラゴン(竜)とフェニックス(不死鳥)の見分けがつきにくく、しょっちゅう混同していました。数ディールプレイして1000点取ったチームが勝利ですが、時間切れで途中終了。前半は勝っていたアラムと僕ですが、後半で逆転されてしまいました。

結果(途中終了):ヘザー/ローラ 735、アラム/自分 465

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