友人宅ゲーム会 2004.10.08

毎月第2金曜日の夜に行われるウォルドーフでのゲーム会。ところが人数がほとんど集まらずに事前に中止となり、参加表明をしていたマーク、ウエンディーと僕の3人だけでマークの家でゲームをすることにしました。お互いに夏の間は忙しかったので、彼の家でゲームをするのは久し振りです。

カルテル Cartel :マークのリクエストで持参。付属のノートパッド式のスコアシートが殆どなくなってしまったので、彼が大きくて使いやすい専用のシートを作ってくれました。BGGにアップロードしたそうです(ここのFliesを参照)。古いながらもよく出来たビジネスゲームで、ビッドの相場をつかむのが難しいです。なお、バリアントとして、ビッドのタイブレークはアクティブプレイヤーから時計回りに(再ビッドは無し)、またスタートプレイヤーは毎ラウンド左隣に移る(固定ではない)としてプレイしています。

以前プレイした時の経験からウエンディーは高額なビッドをしてくるとは予想していたのですが、今回も絶対競り落とせると思った会社をウエンディーにオーバービッドされて横取りされ、6ラウンド目でたったの18しか利益を出していない僕。この時点でマークは21、ウエンディーはなんと38もの利益を出していたので焦ります。終盤で慎重にビッドし、うまく債権を使って株を温存していたおかげで最終的には勝利することが出来ました。株を売るか、債券を発行するかは本当に迷います。今回で5回目ですが、今回が一番悩ましく面白かったです。近いうちに再戦希望。
(以前のプレイレポートはここ他)

自分      934 (現金 79+会社590+株480-債権215)
マーク     915 (現金130+会社520+株480-債権215)
ウエンディー 879 (現金199+会社650+株180-債権150)

サバイブ! Survive! :続けてもう1つアメリカ産のゲーム。MB製のサバイブです。ボードの真ん中にある3種類のタイル(浜辺、森林、岩地)で構成された島から、なるべく多くの自分のコマを脱出させるゲームです。脱出させるには泳いでいく方法とボートに乗せていく方法がありますが、もちろんボートに乗せた方が効率はいいです。ただし海には鯨や鮫や海蛇がひしめいており、ボートをひっくり返されたり、泳いでいるときに食べられたりするので気をつけなければなりません。

手番には自分のコマを動かして島のタイルを除去するだけです。タイルは裏に様々なことが書いてあり、これによって新たに鮫が現れたり、あるいはもしものときの切り札のカードとなったりもします。その後、サイコロを振って鮫などで相手プレイヤーを邪魔します。自分のコマには裏に1-6までの得点が書かれており、1点のコマを犠牲にしてうまく高得点のコマを脱出させるという手もありますが、どのコマがいくつの数字なのかは覚えていなければならないので記憶力が試されます。

一昔前のファミリーゲームとしては戦略も結構あり、よく出来ていると思います。鮫や鯨のコマが尻尾だけなのですが可愛いです。お互いに足を引っ張りあいながらも、運良く4、5、6の高得点のコマを脱出させて僕が23点で勝利。

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余談ですが、アトランティスからの脱出 Escape From Atlantis というほぼ同様のゲームもあり、サバイブと比べてコンポーネントがゴージャスです。紙製のタイルではなく立体的なプラスティック製で、こちらもそのうち遊んでみたいものです。

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コンポーネントがゴージャスなアトランティスからの脱出


メイクンブレイク Make 'n' Break :既にあちらこちらのサイトでレポートが載っていて気になっていたゲーム。今回は僕を含め全員初プレイです。内容はいたってシンプル。一言で言えば積み木早積み競争です。カードには積み上げなければいけない形と得点(1-3)がかかれており、時間内にカードをひたすらめくってはその通りに積み上げる。まわりはきちんとカードの通りに積み上げられているかチェックする。それだけです。

一応サイコロが付いており、これによって持ち時間の長さ(長、中、短)が決まるのですが、マークがこれに反対し、サイコロ無しで長-中-短-短の4ラウンドでプレイしました。1度目はマークが4ラウンドを通して圧倒的な強さを見せ勝利。もう一度やろうということになり、2度目はウェンディーと僕が同点勝利となりました。タイブレークとして1のタイムリミットで難易度1をいくつこなせるかというのをやって僕が7、ウエンディーが6こなし、僅差で勝ちました。単純ながら非常に燃えます。

最初は戸惑いますが慣れてくるとこの早積みが一種の快感になってきます。ゲーム自体はソロプレイで他の人は見ているだけなので3人くらいが適当なのではないでしょうか。

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作っては壊す、時間との戦い


マニキ! Maniki! :リコシェロボット(ハイパーロボット)が大好きな僕がにとマークが出してきたゲーム。パズル早解き競争という意味では同ジャンルのゲームです。

3匹の動物(象、虎、熊)が2つの台(赤、青)の上にいます。サーカスなので、同じ台の上では動物は上下に重なっています。動物には5種類の命令を下すことが出来、例えば「二!」という命令では赤と青の台の一番上の動物同士が入れ替わります。毎ラウンドカードをめくり、3匹の動物がカードに示されたようになるにはどの命令をどの手順で出せばいいかを皆な同時に考えます。分かったらすばやくその命令を言います。「ロニマソマ!」といった具合です。

カードは全部で24枚もあるので終わるころにはへとへとになります。プレイしてみて、なんとなくコンピューターのデータ構造のスタックをモチーフにしたような気がしてきました。コンポーネントは最高です。また欲しいゲームが出来てしまった。

(puppiさんによるレビューはここ

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ストリートサッカー Street Soccer :ウエンディーが抜けたので最後に2人用ゲームをということでプレイ。各チーム5人いる選手を使ってボールを操り、25分間(25ターン)中にどれだけ得点できるかを競うゲームです。ダイスを振って選手やボールを進めていくのですが、動かし方のルールが単純ながらよく出来ています。

必ず選手を動かすのですが、選手がボールに当たるとボールは残りの目+1進めます。さらにボールが他の自分の選手に渡る(つまり、ボールをパスする)とボールは方向を自由に変えることが出来て動きも+1されます。よって何人もの選手の間でうまくパスをすれば「ダイスの目+関わった選手の数」だけボールを進ませられるので、複数の選手同士のコーディネートが非常に大切です。

ちょっと不満だったのがダイス運が若干強いかなあということ。まあダイスを使ったこの軽さがいいのかもしれませんが、肝心なときに低い目が出ていたらやっぱり勝てません。これをアベカエサルのようにカードにするともっと戦略が出来るような気がします。そう思ってギークを見てみると皆考えることは同じなのかトランプを使ってプレイしている人がいました。

結局2度プレイ。1度目は一方的にマークが勝ってしまい、2人ともなんだかなあと思いましたが2度目は結構緊迫していい勝負に。途中まで4-3で勝っていたのですが、ついに4-4で延長戦に。マークにシュートされ4-5の逆転負け。悔しい!

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今回も様々なゲームを楽しみました。3人でのゲーム会は結構好きなのでまた時間を作って集まりたいですね。

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