TGC 2004.01.29

今年初めてのTCG。この日は忙しく、また道路も混んでおり開始の7時から2時間ほど遅れて到着。3ゲームしか遊べませんでしたが楽しめました。

まずはマメじゃないよ Nicht die Bohne! です。マメじゃないよ、はローゼンベルグじゃないよ、なのですが、なかなか好きで最近良くプレイしますね。

1-10、マイナス符号(3枚)、x2、豆じゃないよカードの15枚が4スートで計60枚あります。ゲーム終了時に取ったカードをスート別に清算して点数が高いプレイヤーの勝利です。マイナス符号カードは掛け算のように0、2枚あればそのスートはプラス、1、3枚だとマイナスになります。また、豆じゃないよカードがあると、プラスマイナスにかかわらずそのスートは0点になります。ここまでは普通なのですが、カードの取り方がこのゲームの面白いところです。

毎回、豆トークンを持っているプレイヤーが手札から1枚カード選んで表にして出し、豆トークンをその上に置きます。次に残りの全員がカードを1枚選んで裏にして出し、同時に表にします。ここからカードの交換の始まりです。豆トークンのプレイヤーは他人の出したカードから好きなカードを取って自分の前に点数として置きます。次に、今カードを取られたプレイヤーは残りのカード(豆トークンのカードは除く)から1枚選んで同じように点数として前に置き、その次には今カードを取られたプレイヤーが、というように続けていき、最後のプレイヤーは豆トークンのカードを取ります。つまり、自分の手札は決して自分の点数にはなりません。

豆トークンのカードが悪ければ、他のプレイヤーは早く選ばれるように良いカードを出してきます。また逆に豆トークンのカードが良ければ、最後まで誰にも選ばれない悪いカードを出すことになります。この不条理さが面白く、ちゃんとゲームに成っているのもすごいですね。作戦は有るようで無いのか、無いようで有るのか。不思議なゲームです。
マレノストラムという長時間ゲームにもこのカード交換システムが使われてますが、豆じゃないよ、の方がコンパクトにまとまっていて好きです。

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豆じゃないよのあと、テーブルには7人。アマンダのリクエストで古代ローマの新ゲーム Neue Spiele im Alten Rom のひとつ、法廷 Tribunal をプレイすることになりました。7人というのはテーブルゲームでは鬼門の人数なのですが、TGCでは7人だとこのゲームをすることが多いです。裁判をモチーフにした交渉ゲームで5人の被告人を無罪、有罪にしてお金を稼ぎます。最初に配られたカードでどの被告人を有罪/無罪にするのか、報酬はいくらかが各自決まりますがこれは秘密でゲーム終了まで明かしません。各自、1票と、ゲーム中一度だけ使える追加票を持っているのですが、次に誰を裁くか、どの順番に投票していくか、誰に投票するか、投票権を買収するかなど、全て交渉で進んでいき、非常に盛り上がって面白いです。クニツィアが同時期に作ったもうひとつの交渉ゲーム、クオバディス Quo Vadis? と同じくらい面白いと思います。両方とも交渉ゲームですが、ゲームのプレイ感はかなり違います。交渉ゲーム好きのTGCではどちらも人気があります。

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裁判にかけられる緑。現在4-2で有罪だが果たして・・・


最後に誘われて4人でスクラブル Scrabble。なんだかすごく久し振りですがたまにはこういうのも良いですね。でもスクラブルは2人がベストかな。

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