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| 投稿者:ストーンR | 2007/03/20 00:55 | コメント(0) | トラックバック(4) |  日本が生んだギャンブルの大傑作。
 京都発祥による技法で、関西が本場のようです。
 裏社会の博打としてやられていた経緯から、ダーティなイメージが付きまといま
 すが、心理戦ゲームとしては、秀逸で奥深いものがあります。
 日本人に生まれ、これを遊ばずして死するには勿体ない!
 しかし、この「手本引き」でどれだけの人が家を失い、家族を崩壊させてきたこ
 とか‥‥。
 
 ルールは至極簡単で、胴師(親)が1から6の札の中から1枚を選び、張手(子)が推理
 します。張方も1点張から4点張まで様々とあって配当も違ってきます。
 
 トランプや麻雀牌でも代用できますが、やっぱり専用札を使って日本手拭(カミシ
 タ)に、「入りますっ!」とやった方が雰囲気が出ます。
 
 ◎道具について
 
 田村将軍堂が販売しています。
 ・目安駒(目木)3,990円
 ・張札(8人分)1,575円
 ・繰札(6人分)1,575円
 
 補助札(通り札,半丁札)は、松井天狗堂が各1枚50円で販売していたものを購入し
 ましたが、現在では残念ながら入手難となっています。
 カミシタ(日本手ぬぐい)は、侠客の代紋が入ったものがあれば臨ましいのですが、
 花札柄にするだけでも十分雰囲気が出ます。
 任天堂も張札と繰札を販売していますが、目安駒は随分前に製造中止だそうで
 す。
 
 さらに玩具の紙幣を利用して、札束(ズク)にして賭けると、リアリティが俄然増し
 て、緊張感を高める演出効果としても抜群です。くれぐれも本物の現金を賭ける
 ようなことがないよう、刑法第185条により罰せられることになりかねないので、
 あくまでも遊びの範疇に留めておきましょう。
 
 ◎書籍について
 
 ・「最後の読みカルタ」山口泰彦著
 ・「小博打のススメ」先崎学著(新潮新書)
 ・「賭博大百科」山本卓著(データハウス)
 ・別冊宝島125「当世ぎゃんぶる読本」(JICC出版局)
 ・現代ニッポン裏ビジネス(別冊宝島編集部 編)
 ・ザ闇賭博(宝島社)
 
 などにも解説されています。
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