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バイエルンに死す>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   ストーンRさんの評価
  評価   ユーザー評価:8点 プレイ数:1回
投稿者:ストーンR | 2010/09/24 03:07 | コメント(0) | トラックバック(0)

マニアに人気のモスキートのレーベルですが、このゲームは多分、国内には流通
しなかったゲームのひとつじゃないかと思います。
シュミールがデザインした「ウォーゲーム」とは聞いていましたが、確かに毎ラ
ウンド戦争が勃発するケースが多いものの、最大5名まで遊べますし、所謂
「ウォーゲーム」とはちょっと毛色が違うような気がします。
(ウォーゲーム経験がほとんどないので詳しく語れませんが‥‥)


1705年のドイツ・バイエルン地方、オーストリア軍に支配されたミュンヘンで、
「オーストリア皇帝の悪行の中で腐っていくより、バイエルン人として死を望
む」をスローガンに掲げて起こった反乱を歴史的背景にしています。

ゲームには、皇帝、領主、農民、修道士の4つの立場が登場します。プレイヤー
は、次のラウンドで、そのコマをどれだけ獲得するかを秘密裏に配分してプロッ
トします。
ラウンドの最初にコマが補充され、各陣営のコマ数をプレイヤー間で比較し、一
番多く所有するプレイヤーが、その陣営をコントロールすることになります。で
すので、場合によっては複数の陣営をひとりのプレイヤーが支配することも起こ
り得ます。同数の場合には、競りで決定します。

例えば、今のラウンドで、皇帝軍をコントロールして、そのユニットを動かした
り、戦闘に勝利するために補強したとしても、次のラウンドでは、別のプレイ
ヤーが皇帝軍をコントロールすることが往々にして起こります。
「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」のように、そのラウンドで、勝利点が獲得
するためにやりたい放題行動しては、その後のラウンドではその皇帝軍に今度
は自分が苦しめられることになったりするわけで、この感覚がとても面白く秀逸
でした。
そして、毎ラウンド、補充されるコマが、鉄道ゲームの株のような意味合いも
あったりして、お金に変えることもできり、戦闘ユニットにもなり、移動するた
めのアクションポイントでもあったりと、ルールはかなり複雑ではありますが、
このコマの使い道に悩まされる楽しさがあります。
戦闘処理は、互いにカードをプレイすることで、アタックポイントをどのように
算出するかを決め、その後にダイスロールで決める場合もあります。そして、場
合によっては、両者が消滅することもあるので、劇的な展開になりやすいです。

ルール説明に1時間強、実プレイ時間は3時間半かかりました。
とても濃厚なゲームで、充実した時間が味わえました。

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