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  コメント   マクベスさんの評価
  評価   ユーザー評価:7点 プレイ数:18回
投稿者:マクベス大佐 | 2009/05/01 22:39 | コメント(0) | トラックバック(0)

ゴミのリサイクルと分別をテーマにしたカードゲーム。国産のカードゲームだがカードゲームの大手のアミーゴ社から発売された実績を持ち単に国産カードゲームという存在に収まり切らないゲームです。

手札が6枚以上でカードをゲームから除外できるが、除外したカードの枚数分が失点になるというルールが非常に秀逸です。失点になってしまうものの、手札の要らないカードを処分できるのは大きな魅力。逆に除外を行わなければボーナス点があるというのも良いバランスになっていると思う。
基本は除外したほうが強いように思うが、除外しないプレイスタイルが勝つこともあるのでバランス的な問題はないように思う。
カードの取得もそこそこ計画的に行なえ長期的な展望を持ってプレイすることができる。

得点の中に特定の色だけの進行を妨げるように-2ポイントのカードが入っているルールも非常に良い。途中で-2のカードだらけになって、息止め合戦のような状態になるのはゲームの展開が単調になるのを防いでいる。取得合戦から我慢大会に移り、取得合戦に戻る流れは1つの組曲のような完成された構成のように思える。これを20分ほどの短時間のゲームで味わえるのだから見事なゲーム性だと思います。

同じ色の得点カード(チップ)を2つ以上持っていないと得点・失点ともに無効になるというルールもなかなか戦略的に活かせたり、いっちょ噛み程度に得点を取得しても意味がないという戦略性を付加しており、中長期的な展望を持って遊ぶことを求めるようになっていると思う。
これを短期的な最適解探しのゲームだと思っている人はおそらく上級者には太刀打ちできないだろう。取得するカードも公開情報できちんとカウンティングしておけば、対戦相手の手札も把握しておけるし強い人は非常に強いゲーム。初心者はよっぽどまぐれを味方にしないと勝てません。予想以上に真剣勝負なゲームに仕上がっていると思います。

ただ唯一にして最大の難点がシャッフル&ディール(カードを混ぜる・配る)が大変で、ターン間の手続きは所要時間の割に少々面倒に感じるところがある。この欠点さえ無ければ完璧なゲームだが、ユニークなゲームを生み出すために仕方なかったのだろうと割り切れる範囲だと思います。間違いなく傑作です。

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