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カンダミール>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   鷹村ナクトさんの評価
  評価   ユーザー評価:2点 プレイ数:1回
投稿者:鷹村ナクト | 2005/01/02 23:13 | コメント(0) | トラックバック(0)

カタン・カンダミール(以下、カンダミール)は、 2003年にドイツで発売された小説「カタンの開拓者たち(未訳)」を背景設定にしたボードゲームです。そもそもこの小説は1995年に発売された同名のボードゲームをテーマにしています。そしてこのカンダミールは、そのボードゲームのデザイナーであるクラウス・トイバー氏が小説に感銘し、ボードゲーム化したものだとインタビューで語っていました。

このカンダミールでプレイヤーは小説の登場人物となって、カタン島の村で暮らす人達の為に、物資の調達をします。牛や羊を捕らえ、剣や櫃(ひつ)、窓を作成します。 彼らの要求を満たす事により、名声点を獲得します。そして1番早くに10名声点を獲得したプレイヤーが、このゲームに勝利します。そう!このゲームは「カタンの開拓者たち」とは全く別のゲームなのです!。

■コンポーネント☆
ゲームボードの右側にはカタン島の内陸が描かれています。中央には川が流れ、東には山が、西には森が広がっています。そして中央のマスには開拓民が暮らす村があります。その村を拡大したものがゲームボード左側です。ここには4人の開拓民とPL達が暮らしています。

各プレイヤーは自分のキャラクターを表すマイボードを持っています。マイボードには担当するキャラクターの能力(強さ、戦闘力、賢さ、魅力)や、経験値、装備力、所持品(3種の酒)などを示す為に使用します。まさにRPGゲームのような感じです(笑)。

カタンの開拓者たちに登場する産物カードはこのゲームでも健在です☆。産物カードには、剣、櫃、窓を作成するために必要な「鉄」「毛皮」「木」の3種類の原材料と、これとは全く別に、3種類の酒を造るために必要な「蜂蜜」「薬草」「キノコ」の酒素材があります。この原材料と酒素材の産物カードはそれぞれを手札上限5枚として別々に管理します(驚!)。

■ゲームスタート☆
プレイヤーは手番に「探索に出かける」か「村で作成する」かのいずれか1つを行います☆。

●探索に出かける
ゲームボードには、ゴールタイルと呼ばれるアイテムなどが隠れているタイルが配置されています。プレイヤーはそのタイルの中から任意の2枚のタイルを密かに見る事が出来ます。そして自分が目指すタイルを1つ選択し(見ていないタイルでも可)、自分のゴールマーカーをそのタイルの上に配置します。これにより、今回の探索ではそのタイルを目指す事になります!。そのゴールタイルに辿り着くまで、探索を止める事は出来ません!。

驚きの「道カード」登場!
駒の移動は自分のキャラクターの体力と同マス数歩まで進む事が出来ます。そして移動は道カードによって判定します☆。 道カードには自分の駒がゲームボードのマスの上下左右、どれに進むと何が起こるかが描いてあります。例えば「右に進むと熊と戦う。下に進むとキノコ発見」などです。そして自分の駒が1マス、1マス進む度に、1枚ずつ道カードを捲り、次に何所へ進むと何が起こるかを確認していくわけです☆。

これにより、ゴールタイルまで真っ直ぐに進みたくても危険を回避して遠回りする事になったり、逆に落ちているアイテムを獲得する為に寄り道する事になったり、あるいは小説にも登場した(らしい)、様々なイベントが発生する事だってあったりします(笑)。そして見事、ゴールタイルまで辿り着けば、それを表向けて描かれている報酬を獲得し、自分の駒は村へ自動的に戻って来ます♪。

●村で作成する
村で暮らす人達が要求している物を届けて名声点を獲得する事こそがこのゲームの目的です。その為、探索の旅で獲得した原材料を消費して、彼らが求めている「剣」や「櫃」そして「窓」を作成て名声点を獲得したり、 酒素材を消費して、これからの探索の旅に必要そうな酒の製造を行います☆。

産物カードを集め、何かを作成する所だけが、唯一カンダミールとカタンの開拓者たちの共通部分ですね(^^;

■ゲームエンド
以上のように、手番には「探索」か「作成」のどちらかを行い、村人の要求している物を届けて名声点を獲得して行きます。1番早く10名声点に到達したプレイヤーが、このゲームに勝利するのです。

■カンダミールは、まるでコンピューターRPGがボードゲームになったかのように錯覚させる未知のボードゲームです。殆どと言って良いくらい他プレイヤーとゲーム中の絡みが薄く、淡々としたゲームが進む事になります。恐らく読書でもしながら手番を待ち、手番の時だけ本を読むのをやめて、その時だけゲームボードで他プレイヤーの動きを確認して、自分の手番が終わったら読書を続ける。それで最後までゲームを続けても殆ど支障は無いのではないでしょうか?(^^;。

欠点は、これをコンピューターRPGでは無くボードゲームにしてしまった所でしょうか?。私はこれのコンピューターRPGゲームの作成を熱望します。

むしろPL人数を1名の完全ソロプレイゲームにして、ゲームブックのようにゲームの達成を競うようなボードゲームにしてしまった方が良かったのではないかと思います☆☆。

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