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  コメント   マクベスさんの評価
  評価   ユーザー評価:5点 プレイ数:2回
投稿者:マクベス大佐 | 2011/06/16 01:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

芸術的なデザインが特徴の神経衰弱風カードゲームで、1~6点までの得点カードの構成が1が多く、6が少ないピラミッド状になっている。
全てのカードをプレイヤーと場に均等に配るため、手札としていくらか情報がわかる。この手札の概念がこのゲームの全てといってもよい。手番の終了時にカードを手札から1枚伏せられ、この伏せカードは誰もが普通にめくれるようになるのが特徴。

誰かの伏せカードは場札とは区別される。伏せカードは伏せた本人の次の手番まで揃わずに表にされたままだと、手札から同じ数字を出して確実に得点にできるのが面白い。これにより他人の伏せカードをめくることにリスクがある。
多くのカードが表になっていると他人の伏せカードを攻めやすく、その逆だとリスクが高いなどリスク判断は非常に分かり易い。簡単で面白い心理的駆け引きを楽しめる。

全てのカードは奇数枚しかないのも良い。そのため高い数字カードはどこかで早めに伏せて仕込まないと、あまりの1枚になってしまうあたりも悩ましい。かといって慌てて伏せれば、誰かにめくられる可能性も高い。シンプルながらジレンマもある。
手札を一巡伏せカードとして仕込んで、ペアにして回収できるというこのシステムはシンプルながらもどかしい。良いシステムではないかと思います。
これだけシンプルで良いゲームがまだ作れるんですねと関心する作品。

気になるところは伏せたカードを覚えておく必要があるところ。記憶力が悪いとすぐに伏せたカードの並びを忘れてしまう。ココらへんは個人差があろうかと思う要素だと思う。

ドイツゲーム的な分かりやすい考えどころはあまりなく、パーティゲーム以上、ファミリーゲーム以下みたいな軽いゲームなのであまり過剰な期待は禁物かもしれない。
初心者でもすぐ楽しめ、その駆け引きの妙がわかるというのは悪くないと思います。
手札の強弱がそのまま勝敗に直結することも少なくないので、漫画解説にあるように、プレイヤー人数分の回数を遊ぶことを推奨します。なかなか悪くないが、あまり積極的には遊ぼうとは思わない。

カードはやわらかく曲がりやすいので、扱いには気をつけましょう。少々アミーゴのカードゲームや良質な同人ゲームに比べると割高感があるのは残念ですね。仕方ないでしょう。

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