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花火と生け花>>コメント 評価コメントリスト

  コメント   ストーンRさんの評価
  評価   ユーザー評価:9点 プレイ数:4回
投稿者:ストーンR | 2010/10/11 01:58 | コメント(0) | トラックバック(0)

フランスのレ・ドゥーズ・サーンジュ(12モンキーズ)というレーベルから発表
された同人カードゲームです。
「花火」と「生け花」という全く異なった2つのゲームが遊べます。

◎花火(9点/3回)

「花火」は協力型のゲームで、全員で5発の花火を打ち上げます。
5色のカードの数字は1から5で、それぞれを1から順番にプレイさなければな
りません。しかし、まるで「ドメモ」のように、自分の手札は自分で見ることが
できません。そのため、他のプレイヤーがそのカードの色か数字のどちらかをア
クションチップを使うことで、情報を伝えてくれます。
協力ゲームも最大の欠点は、仕切るプレイヤーが1人出てしまうと、他のプレイ
ヤーの思考を奪ってしまいかねないことです。しかし、この問題点をこのゲーム
は見事に克服しています。なぜなら、情報こそがこのゲームでは、手番のアク
ションを消費して、他のプレイヤーに伝えることになるからです。
手番になったプレイヤーは、受け取った情報を元にして手札のカードを1枚捨て
るか、1枚プレイするか、もしくは、他プレイヤーに情報を伝えるかします。そ
のため、一切の助言や提言が禁止されています。このルールが秀逸で心理的な要
素や運の要素も含めて絶妙な難易度の設定になっています。

この面白さに私としては珍しく3回連続してプレイしてしまいました。そして、
3回目にしてようやくプレイヤー側が勝利を飾ることができました。

常に手札を他のプレイヤーに見せておかないといけないため、カードスタンドを
利用されることをお勧めします。

◎生け花(8点/1回)
共通の山札から、カードをめくっては、それを獲得するか、希望のカードを出す
ため、他のプレイヤーにチップを支払いさらにめくるかを繰り返します。
手番には、カードをめくる代わりに、他のプレイヤーが捨てたカードをその数字
と同じチップで買い取ることもできます。
最終的には5枚のカードを獲得したらラウンドは終了して、得点計算します。
ポーカー役にも似た、ワンペア、スリーカード、フォーカード、ファイブカード
やストレートによって得点が違います。
さらにその役の得点に、カードの色数によって倍数が変化します。単色や2色や
5色にはボーナスがつきますが、3色と4色には倍ボーナスがありません。
単なるめくり運のゲームをここまで戦略的に、そしてギャンブル性も失わせてい
ないところが面白く、「花火」とも全く違った面白いゲームに仕上げたところは
脱帽です。

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