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  コメント   マクベスさんの評価
  評価   ユーザー評価:7点 プレイ数:22回
投稿者:マクベス大佐 | 2009/12/23 23:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

人体のパーツを買い集め、フランケンシュタインを作るゲーム。
お金の管理がシヴィアで、3つの売買方法で常に頭を悩ませることになるのが痺れるところである。

オークションはうまくいけば安価にパーツを手に入れることができたり、高値で売りぬくことができるが他人にパーツを持っていかれるリスクがある。固定の値段で売買することもできるが、その分競売にうまくいった時に比べれば買う時値段は高い。銀行に売るのは競るより安くなりがちだが、プレイヤー間の流通貨幣量を増やす唯一の方法であると同時にそのパーツを握り潰せる強みがある。

暴動カードは金銭の支払を要求する負の要素だが、連続して引くことで圧倒的な不利状態に陥らないような救済策も用意されていて好感が持てる。それゆえ暴動を引かなければそのプレイヤーは有利だが、引いたプレイヤーが圧倒的な不利に陥ることは避けられているように思う。ゲームの展開がずっと単調にならないように貢献してくれている良い要素だと思います。

お金の管理も非常に大事で疎かにすると、大事な機会を逸することになるし、足元を見た入札を通すことにもなりかねない。お金と相手の所有パーツを大雑把にでも記憶しておくと、競りで戦略的に値付けができて良い。
さらにお金は終了時に得点になることから、ただ単にパーツを買い漁ればよいわけではなく、常にお財布と相談しながら売買していく必要がある。お金の管理は非常に悩ましい要素だと思う。

また上がりボーナスの5点も強すぎることはない。パーツ全種揃えて勝つためには多少得点的には赤字の購入をすることもでき、競りの過剰入札をすることも大事にさせているように思う。この要素がなければ競りは期待値か丁度までの単調なチキンレースになってしまうので上がりボーナスはあったほうが良い。
上がりボーナスの5点のおかげで追加のコストを払いパーツ掘り起こすルールも忘れがちだが戦略的に勝つためには重要な要素にするために必要な要素だと思う。
また上がりボーナスをある程度見込んで動くことをすれば、必ずしも全種類のパーツを揃えた人が勝つわけでもないバランスもなかなか良いように思う。これによりパーツが揃わなくても腰を据えて、じっくりお得な買い物を繰り返すいぶし銀なプレイスタイルで勝つこともできなかなかおもしろいゲームになっていると思います。

おどろおどろしいテーマとやや貧相な内容物で購買意欲を削がれるところもあり、このゲームの持つ面白さに対し遊んでくれた人の割合が少ないと思われる不遇なゲーム。
あと国内販売価格が高めで気軽に購入しにくいのは残念だが、安心して遊べるファミリーゲームです。

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