2人ゲーム会 2016.08.09

二十 Ni-Ju
(プレイ時間 各5-10分)
Ni-Ju20160809.JPG「二十」はネスター自身による配列ゲームの新作です。タイトルは各プレイヤーが20枚のタイルを持つことからきています。各タイルはそのタイルの周囲8マスから4マスを示した図柄になっており、すべてのタイルは異なります。交互にすでに置かれたタイルどれかに辺で隣接するように1枚ずつ配置していき、あるタイルに描かれた4枚の周囲のタイルが自分のタイルならば勝利です。言葉にするとわかりづらいのですが、ルール自体は極めてシンプルです。

3枚タイルが並ぶともうそのプレイヤーは勝つ可能性が高いというように感じました。思ったよりもあっという間に収束します。もしかしたらすぐに解かれてしまうのではと、不安になるゲームです。

結果
1戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
4戦目:キノ 勝利、自分* 敗北



イチシチ Iqushiqi
(プレイ時間 各10-25分)
Iqishiqi20160809.JPGなんとも読みづらいタイトルですが、「イチシチ」と読むらしいです。サッカーゲームのように、共通のボール(黒のコマ)を自分のゴールに導くことが目的です。1辺8ヘックスの大きめのヘックスヘックスボードのうち交互に3辺が自分の辺になります。手番では共通の白いコマを1個置き、そのコマが属するグループの数だけボールが外側に動きます。ただし、そのグループのどれかのコマとボールが直線状になっていなければなりません。ゴールにはちょうどで到達しなければならず、微調整が必要になります。ボールも白いコマも共通なので、コントロールするのは難しいです。

結果
1戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:キノ* 勝利、自分 敗北



香港 Hong Kong
(プレイ時間 各15-20分)
HongKong20160809.JPG久し振りに遊ぶクニツィアの「香港」です。クニツィアは結構2人用のアブストラクトをたくさん作っていますが、この「香港」もそのひとつ。できるだけ多くの建物を所有するのが目的で、所有権は一番上に置いたプレイヤーにあります。建物は最高5階までで、手番には普通の階層か屋根のどちらかを置きます。空きマスや自分の建物の上には自由に置けますが、相手の建物の上には隣(上下左右)に自分がより高い建物がないと、置くことができません。屋根の上には置けないので屋根は防御になります。さらに高速建築の階層があり、これは手番に2つ置けるのです。

キノさんが持参したもので、久し振りに遊びましたが、記憶にあったよりもずっと難しくて面白かったです。ある意味で、立体的な囲碁をやっているような感じですね。これはすごい。

結果
1戦目:キノ* 17、自分 8
2戦目:キノ 13、自分* 12
3戦目:自分 13、キノ* 12



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 70分)
種族デッキ第47戦はキンド対アクアです。これまでの印象から互角な戦いだと思っていましたが、結果としては負け越してしまいました。

BlueMoon20160809-1.JPGキンドの4種類のギャングでは Khind01-04 のクールはアクアの保護アイコンのためにあまり役に立ちません。あまり溜めずに他のギャングを集めるために1枚で出すことが多かったです。Khind05-09 のトップが、かなり強力で、特に Khind09 「トップショット - 私の手番終了フェイズに、私はあなたの山札の上のカードを1枚捨てることができる」を何度かアクティブにさせてでアクアのキーカードの「投与される不死の水」を捨てさせられたら最高だと思っていましたが、そこまではうまくいきませんでした。逆に Khind08「トップバナナ」で相手の手札が減ると、アクアのミュータントが使いやすくなるという欠点があります。さらに Khind28「キンドの誓い」でこちらの手札が増えていると、意外とミュータントを出す条件は簡単に満たせてしまうのです。

やはり Khind27「げらげらガス」が最重要なキーカードであることは変わりなく、これによって洪水や「魅惑の大合唱」が防げます。また、相手にサポートをプレイさせない Khind26「大混乱」もサポートが多いアクアに対しては効果的です。

アクアのカードでは Aqua31「溺死抵抗 - 今、私はあなたの戦闘エリアにあるアクティブなカードを、キャラクターカード1枚を残して、すべて捨てることができる」は、通常はそこまで強くはないのですが、低い攻撃値のギャングを戦闘エリアに積み重ねるキンドに対しては効果的であり要注意です。

BlueMoon20160809-2.JPG1ディール目はドラゴンを一気に3つ取られて苦戦。そのあと少し取り戻して、アクアはドラゴン2つで勝利(つまり3点勝ち)。

2ディール目には、洪水を決められたあとに「投与させる不死の水」によって再び洪水を起こされるという流れでしたが、戦闘エリアが6枚になっていない状態だったのでそこまでダメージはひどくなく、攻撃値8−8という最強のミュータント「デン・バル・トン」を「跳ね返り」で2回使うなどして、逆転して2点勝ちです。これで2対3と1点差まで迫りました。

3ディール目、クールギャングが手札に4枚揃ってしまい、さすがに攻撃値8なので無視できなくても強いだろうと思ったら、それでは勝てませんでした。保護アイコンの力は偉大ですね。そのまま押し切られてサドンデスではなかったものの4点負け。

結果
第47戦:キノ(アクア) 7(3+0+4)、自分(キンド) 2(0+2+0)



バトル オブ リッツ Battle of Lits
(プレイ時間 各5-10分)
BattleOfLits20160809.JPGテトロミノ(テトリスのコマ)のうち正方形を除いたLITSの4種類で戦うゲームです。4種類のボードが用意されており、どれか1つを使います。OとXに分かれて、相手のシンボルを潰すように、そして自分のシンボルが潰されないように置いていくのが目的です。配置は、すでに置かれているコマと辺で接するように置く、同種のコマが辺で接してはならない、2x2の正方形を作ってはならない(なので最初から正方形のテトロミノは除外されているのです)という3つのルールがあり、これがなかなかよくできています。思ったより進行は淡々としていて、花がないゲームです。

結果
1戦目:自分 17、キノ 15
2戦目:キノ 10、自分 8



錦鯉 Jin Li
(プレイ時間 各5分)
説明書を見ると英語で「Jin Liとは中国語でKoiのことだ」とあります。日本語の錦鯉は英語やスペイン語では Koi として通用する言葉になっています。得点制のゲームで、先に10点取ることが目的です。手番には2匹ある自分の鯉のどちらかを動かして石を置くか、すでに置かれた石を1つジャンプするかのどちらかです。いずれにせよ、動かした鯉の周囲のマスにある自分と相手の鯉の数が得点になります。

今回遊んだ限りでは、相手の鯉に近づくと連続して得点をすることになるので、どうしようもない感じがします。2戦目では動けなくなったプレイヤーがいて、ルールに記載されていないので競技終了としました。戦略性があるのかは微妙なところです。ただ、ギークでは結構評価が高いので、また遊んでみようかと思います。写真を撮るのを忘れました。

結果
1戦目:キノ* 10、自分 6
2戦目:協議終了



エレメンツ Elements
(プレイ時間 15分)
Elements20160809.JPG最後に賽苑の「クメル」のペガサス版である「エレメンツ」を遊びました。序盤は4対0で勝っていたものの、そこから3連続でポイントを取られて逆転負け。キノさんはこういうゲーム、強いですね。

結果:キノ* 6、自分 4

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